タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドの紹介:2013年ドイツ映画。ごく普通の女子高生がある日突然タイムトラベルの血筋を受け継いでいることを知り、謎を解き明かすため時空を超えた冒険に乗り出す。ドイツのベストセラー小説を映画化した3部作の第1作目。
監督:フェリックス・フックシュタイナー 出演:マリア・エーリッヒ(グウェンドリン / グウェン)、ヤニス・ニーヴーナー(ギデオン・ド・ヴィリエ)、ウーヴェ・コーキッシュ(フォーク・ド・ヴィリエ)、フロリアン・バートロメイ(ポール)、ヨゼフィーヌ・プロイス(ルーシー)、ローラ・ベルリン(シャーロット)、ペーター・ジモニシェック(サンジェルマン伯爵)、ほか
映画「タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドの予告編 動画
映画「タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド」解説
この解説記事には映画「タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドのネタバレあらすじ:起・特別な遺伝子
イギリス、ロンドン。ごく普通の女子高生グウェンドリンは、ある日突然、過去へタイムスリップしてしまう。彼女の血筋であるモントローズ家はタイムトラベラーの遺伝子を持つ家系だったが、これまでその能力はグウェンのいとこシャーロットが持つとされ、同じくタイムトラベラーの血筋であるド・ヴィリエ家のギデオンと共に、幼い頃から“監視団”の元でトラベラーとしての準備、訓練を行ってきた。
しかしその遺伝子を持っていたのはシャーロットではなくグウェンだった。グウェンの母グレイスは監視団を敵視していたが、娘の身の安全のためグウェンを預ける。監視団ではタイムマシン「クロノグラフ」でトラベラーに計画的なトラベルをさせることで、予期せぬトラベルを制御していたのだ。
タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドのネタバレあらすじ:承・タイムトラベラーたち
トラベラーは全部で12人、宝石の名が付けられていた。ギデオンは11番目のダイヤ、グウェンは12番目のルビーで特別な力を持つとされていた。クロノグラフはトラベラーの血で発動し、12人全ての血がクロノグラフに集まると巨大な力が働くとされていたが、かつて10番目までの血が集まったクロノグラフはグウェンのいとこルーシーとド・ヴィリエ家のポールによって盗まれ、2人は過去に飛び、身を隠してしまった。
もう1台のクロノグラフが発見されたため、ギデオンとグウェンは過去に飛び、トラベラーの血を集めて「血の輪」を完成させ、監視団の設立者であるサンジェルマン伯爵の計画を実現させる任務を与えられるが、ギデオンはシャーロットと違って何の訓練も受けておらず、反抗的な態度をとるグウェンに不満を抱き、グウェンも何かと横柄な態度をとるギデオンに反発、そして任務の詳細を教えようとしない監視団にも不審感を抱いていた。
タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドのネタバレあらすじ:転・秘められた野望
グウェンはギデオンと共に1912年に飛び、そこでルーシーとポールに会うと、彼らからサンジェルマン伯爵の野望は邪悪なもので、「血の輪」を完成させてはいけないこと、預言書を読むように言われるが、監視団を妄信しているギデオンは彼らの嘘だと取り合わない。
その後、サンジェルマン伯爵のもとへ飛び、人の考えを読み取り、心を操るという彼に対面したグウェンは、伯爵から自分に従うよう、見えない力で脅される。
それでも「血の輪」の力、ルビーの力とは何なのか、その謎を解くため、2人は預言書のある過去へ飛ぶ。預言書にはグウェンの死を思わせる内容があり、恐怖に怯えるグウェンだったが、その時警備の者が現れてギデオンは捕まり、グウェンは窓から落ちてしまう。
タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッドの結末:物語の始まり
雪の中、ケガを負い寒さに凍えるグウェンは、現れた少年の亡霊によって助けられて建物の中に入ることができたが、そこで意識を失う。そのまま現代に戻った彼女は、深いケガと低体温のために危険な状態にあったが、そんな彼女を傍観する監視団にギデオンも不審感を持ち始める。
彼女の勇敢さに心打たれたギデオンが回復を必死に願った甲斐あって、グウェンは目を覚ます。真相を知るためにタイムトラベルで危機を乗り越えてきた2人の心は、互いを求め始めていた。
以上、映画「タイムトラベラーの系譜 ルビー・レッド」のあらすじと結末でした。
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