ミルカの紹介:2013年インド映画。インドの陸上のレジェンドであるミルカ・シンの一生を描いたインド映画です。時代に振り回され、悲しい過去を背負いながらも陸上を続けたミルカの物語は考えさせられます。
監督:ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ 出演:ファルハーン・アクタル(ミルカ・シン)、ソーナム・カプール(ビーロー)、ディヴィヤ・ダッタ(イシュリ(ミルカの姉))、アート・マリク(ミルカの父)、ジャプテージ・シン(ミルカ(少年時代))、パヴァン・マルホトラ(グルデーウ・シン)、プラカーシュ・ラージ(ヴィーラバンディアン)、ヨグラージ・シン(ランヴィール・シン)、ほか
映画「ミルカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミルカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ミルカの予告編 動画
映画「ミルカ」解説
この解説記事には映画「ミルカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミルカのネタバレあらすじ:起
1960年のローマオリンピックで陸上男子400mの金メダル最有力候補だったのはミルカ・シンというインド代表でした。しかしミルカは終盤でコーチの発した「走れ!」という言葉によって失速し金メダルを逃します。ミルカはインド・パキスタン分離独立の係争地で子供時代を送っていました。その時、パキスタンが攻めてきて父に「「走れ!」と叫ばれミルカは逃げながら後ろを見ると父が殺されているところを目撃してしまったという悲しい過去がありました。そのためそのコーチの「走れ!」という言葉にミルカはその過去を思い出してしまったのでした。
ミルカのネタバレあらすじ:承
父を殺され村を追われたミルカは青年になり、不良グループと泥棒して生きていましたが、明るいミルカは街の人気者でした。そしてビーローという女性に恋をし、二人は付き合いました。しかしミルカはまだ泥棒して暮らしていたのでこのままではいけないと思い、街を出て立派になりその時街に戻ってくるから結婚をしようと誓います。
ミルカのネタバレあらすじ:転
その後ミルカは陸軍に入り陸上に出会います。軍隊にいながらも選手として活動し、国家代表に選ばれました。そしてビーローに会いに街に戻ったら、ビーローは既に政略結婚し街を出ており、軍に戻ったらミルカについていたコーチが離れてしまうことが決まっていてミルカは落ち込みます。落ち込んだまま1956年のメルボルンオリンピックに出場したのですが、オーストラリアのコーチの孫娘と恋仲になり現を抜かし練習をサボり惨敗となりました。ミルカは鏡に映った自分を殴り、そして心を入れ替え世界新記録を目指しハードなトレーニングに立ち向かうことを決めました。そして二年後に国際大会で世界新記録を樹立したのでした。
ミルカの結末
そして1960年のローマオリンピック後、そんなミルカにはインド・パキスタンの親善スポーツ大会の団長という重要な任務を託されていました。ミルカは断りましたが、担当の大臣がそれでもミルカにお願いしたいというので、団長になることを受け入れ、その大会のついでに子供時代過ごした村を訪れることにしました。しかしいざ訪れたら父との悲しい記憶を思い出し号泣して動けなくなりました。そんなミルカに幼馴染のサムプリートがミルカの活躍で希望が持てた、とミルカに伝えミルカはその言葉で奮い立ち改めて出場への思いを持ちました。そしていよいよレース、ミルカの圧勝でした。しかしレースの勝利より、ゴールテープを切った後もミルカは走り続けていました。ミルカは笑顔で、子供の頃無邪気に走りを楽しんでいた時のように穏やかでした。そしてその勝利の日がインドの祝日となったのでした。ミルカはこんな言葉を残しています。「勤勉さと強い思い、そして献身さが備わっている人は高みに上ることができる。」
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