映画「Sad Movie サッドムービー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Sad Movie ＜サッド・ムービー＞の紹介：2005年韓国映画。4組8人の男女のカップルが織り成す「別れ」をテーマに置いた韓国発のオムニバスドラマです。チョン・ウソンやヨ・ジング、チャ・テヒョン等、韓国の実力派俳優達が揃っているのも見どころの一つです。
監督：クォン・ジョングァン 出演者：チョン・ウソン（ジヌ）、イム・スジョン（スジョン）、チャ・テヒョン（ハソク）、ソン・テヒョン（スッキョン）、イ・ギウ（サンギュ）、シン・ミナ（スウン）、ヨム・ジュンア（ジュヨン）、ヨ・ジング（フィチャン）、ほか
この解説記事には映画「Sad Movie サッドムービー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
消防士として働いているジヌ（チョン・ウソン）とニュースの手話同時通訳士であるスジョン（イム・スジョン）。二人は付き合っていて結婚ももうすぐというカップル、過去に火事に合い火事の怖さを知っているスジョンにはジヌの職業が何よりもの問題でした。スジョンがいくら職業を変えてくれと懇願してもジヌは取り合ってくれません。
いよいよスジョンに結婚を申し込もうとビルの上のレストランでスジョンを待つジヌ。そこで火災が発生、ジヌは手伝いに行ってしまいます。その後ニュースで消防士二人が火災現場で死亡していると報道されます。内一人はジヌでした。消防署に呼ばれたスジョン、ジヌの遺品とビデオテープを受けとります。
遺品にはあの日渡そうとしていた指輪が、そしてビデオテープには事故現場の防犯カメラに映ったジヌの姿が映し出されます。自分はもうだめだと悟ったのかカメラに向かって手話をしています。「愛している」そう伝えるとジヌは火に包まれていきました。それを見たスジョンは「私も愛している」と泣き崩れてしまいました。
スジョンの妹スウン（シン・ミナ）は姉同様火事に遭い顔に大きな火傷を負ってしまいます。そのために喋る事が出来ないスウンが恋をします。彼女が着ぐるみを着てバイトをしているそこで出会った似顔絵描きの青年サンギュ（イ・ギウ）です。火傷を見せたくない、喋ることも出来ないスウンはサンギュに会いに行くときは着ぐるみを着ています。
そんなスウンが気になってきたサンギュは自分の想像でスウンの似顔絵を描きます。どうしてもスウンの素顔が見たいサンギュ、どうしても素顔を見せる勇気が出ないスウン。バイト仲間に励まされようやく素顔を見せる事になります。スウンの顔を見たサンギュは驚きますが火傷をしていても美しいその容姿に一目惚れしてしまいます。しかしサンギュは留学が決まっていて似顔絵を完成させますが二人の関係はそこで終わってしまいました。
ハソク（チャ・テヒョン）とスッキョン（ソン・テヒョン）は三年付き合っているカップルです。ずっと無職で働かないハソクに嫌気が差したスッキョンは別れを切り出します。しかしハソクは冗談だと思い相手にしません。スッキョンは次第にハソクに会わなくなっていきます。スッキョンに会いたいハソクは職が見つかればスッキョンは会ってくれると思い仕事を探しますが上手くいきません。
やがてハソクは別れさせ屋という仕事を請け負う事になります。何らかの理由があって別れられない人が依頼して代理で別れを告げるのがこの仕事。ハソクは依頼のメールの中にスッキョンの名前を見つけます。相手はハソクでした。ハソクは泣きながらスッキョンを諦める事を決意、二人は別れる事になりました。
フィチャン（ヨ・ジング）は毎日忙しい母ジュヨン（ヨム・ジュンア）と言い争いばかり。ある日フィチャンの学校の担任からジュヨンに連絡がありフィチャンが日記にジュヨンの悪口ばかり書いていると知らされショックを受けます。ジュヨンは今までの事を反省しフィチャンに優しくしようとしますがフィチャンはなかなか心を開こうとしません。
やがてジュヨンが病に冒されていることが判明します。母を元気づけるため毎日病院に通うフィチャン、偶然見つけた母の日記を見つけた時自分が母の事を誤解していた事に気づきます。そして母を愛している事を知ったフィチャンは偶然出会った男に母に宛てたメッセージをお願いするのです。「早く病気を治して 自分を残して死なないで」このメッセージを伝えたのは別れさせ屋をしていたハソクでした。このメッセージを伝えるとジュヨンは大粒の涙を流し泣き出すのでした。
以上、映画「Sad Movie サッドムービー」のあらすじと結末でした。
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