ウォルト・ディズニーの約束の紹介:2013年アメリカ映画。ディズニー作品の名作「メリー・ポピンズ」の誕生までを描いたストーリー。メリー・ポピンズを視聴したことのない方でも観れる内容ではあるが、視聴した後に見ると楽しみ倍増。
監督:ジョン・リー・ハンコック 出演:エマ・トンプソン(P.L.トラヴァース)、トム・ハンクス(ウォルト・ディズニー)、ポール・ジアマッティ(ラルフ)、ジェイソン・シュワルツマン(リチャード・シャーマン)、ほか
映画「ウォルト・ディズニーの約束」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウォルト・ディズニーの約束」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウォルト・ディズニーの約束の予告編 動画
映画「ウォルト・ディズニーの約束」解説
この解説記事には映画「ウォルト・ディズニーの約束」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウォルト・ディズニーの約束のネタバレあらすじ:起
時代は1961年まで遡ります。「メリー・ポピンズ」で一世を風靡した作家パメラは、新作のネタに行き詰まり経済的にも困窮している状態でした。そんな時、パメラの元に思いがけないオファーがやってきます。それはあのウォルト・ディズニーから、メリー・ポピンズをディズニー映画として製作したいというものでした。代理人の説得により渋々そのオファーを受けるパメラでしたが、彼女は自らの作品に手が加わる事をよく思わず、映画の詳細、例えば起用する俳優陣やアニメーションの使用に関して、使用する音楽についてまで口を出します。
ウォルト・ディズニーの約束のネタバレあらすじ:承
しかし、そんなパメラの様子に痺れを切らした製作陣も、「アニメーションは使用しない」というパメラとの約束を破ってしまいます。その事に激怒したパメラは契約破棄、ロンドンへと帰ってしまいました。何故彼女がここまで映画の細部にこだわるのか、その理由は彼女の幼少期の体験にありました。このメリー・ポピンズというストーリーは、彼女の幼少期をもとに紡がれていました。
ウォルト・ディズニーの約束のネタバレあらすじ:転
彼女の父親は銀行員でしたが結局長続きせず、次第にアルコールに溺れるようになりました。結局父親は病気で亡くなり、助けに来ていた叔母がメリー・ポピンズのモデルとなる人物だったのです。彼女はストーリーに手が加わる事で、他者からは否定されていても自らは心の底から愛していた父親が悪く描かれるのではないかと心配したのです。しかし、ロンドンの自宅に帰ったパメラの元を、何とウォルト・ディズニー本人が訪ねて来ます。
ウォルト・ディズニーの約束の結末
彼は彼女の真意を汲み取っており、彼女の父親を決して悪く描かないという約束を交わしました。そして再びメリー・ポピンズの製作は開始され、その4年後無事に映画は完成となりました。映画の完成プレミアが開かれる事となりましたが、彼女はこういった場は嫌いであろう、とディズニーからの招待状はパメラの元に届きません。しかし代理人の説得を受けたパメラが会場を訪れ、ディズニーは彼女のために席を用意しました。そして完成した映画を見つめる彼女の頬に、一筋涙が流れるのでした。
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