7つの贈り物の紹介:2008年アメリカ映画。「神は7日間で世界を創造した。僕は7秒間で人生を叩き壊した…」自動車事故で妻を含む7人を死なせてしまい、心に傷を負った一人の男性が、辛い境遇にある見ず知らずの7人の人達に自らの命を懸けた贈り物を渡す姿を描いたヒューマンドラマです。
監督:ガブリエレ・ムッチーノ 出演者:ウィル・スミス(ティム・トーマス)、ロザリオ・ドーソン(エミリー・ポサ)、ウディ・ハレルソン(エズラ・ターナー)、バリー・ペッパー(ダン)、マイケル・イーリー(ベン・トーマス)ほか
映画「7つの贈り物」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「7つの贈り物」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「7つの贈り物」解説
この解説記事には映画「7つの贈り物」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
7つの贈り物のネタバレあらすじ:起
航空学エンジニアの仕事をしていたティム・トーマス(ウィル・スミス)はあまりの仕事熱心さに中々家族と過ごす時間が持てないでいました。ある日、久々に妻サラ(ロビン・リー)とドライブに出かけたティムでしたが、運転中に携帯電話にメールが入り、確認に気を取られて対向車線のバスと接触、大規模な事故を起こしてしまい、サラと見知らぬ6人の計7人の命が失われました。その日以来、ティムは自分一人だけ生き残ってしまったという罪悪感に苛まれていました。事故の翌年、仕事を辞めたティムは、アメリカ国税庁で働く弟のベン(マイケル・イーリー)が肺の疾患を患っていたことから彼に片方の肺を提供します。
7つの贈り物のネタバレあらすじ:承
ベンへの肺移植を機に、ティムはせめての罪滅ぼしとして、今まで辛い境遇を味わってきた人や努力が報われない人たちを探し出して自らの臓器や財産を「7つの贈り物」として贈る決断をします。ティムはベンの国税庁IDを盗んで自らベンに成りすまし、国税庁のデータバンクを徹底的に調べ上げ、1人目となったベンを除いて自らが相応しいと判断した6人の候補者を選び出します。ベンへの肺移植から6ヶ月後、ベンは2人目として児童福祉施設で献身的に働くホリー(ジュディアン・エルダー)の人柄を認め、彼女に自らの肝臓を提供します。3人目はジュニアアイスホッケーチームのコーチをする傍ら教え子たちに奨学金を提供してくれる人物を探してあげているジョージ(ビル・スミトロヴィッチ)です。腎臓の病を抱えるジョージに、ティムは自分の腎臓を提供します。続いてティムは、白血病を患う少年ニコラス(クインティン・ケリー)を4人目に定め、骨髄を提供します。
7つの贈り物のネタバレあらすじ:転
ティムはホリーに相談し、誰か助けを求めている人はいないか情報提供を求めます。ホリーは、夫から日常的に暴力を受けているコニー(エルピディア・カリーロ)を紹介します。コニーを5人目に定めたティムは国税庁の調査員を装って彼女に接近、コニーとその子供二人に海沿いにあるティムの自宅の鍵を渡して住まわせることにします。モーテル暮らしを始めたティムはペットの毒クラゲを飼い始めます。ティムは続いて、食肉会社のコールセンターで働き、ピアノを生きがいとしている盲目の男エズラ(ウディ・ハレルソン)に目を付け、エズラが提供者に相応しいか確かめるために会社にわざとクレームの電話を入れ、エズラは怒ることなく穏やかな対応をしたことから彼を6人目に定めます。
7つの贈り物の結末
ティムは重い心臓疾患で余命幾ばくもないエミリー(ロザリオ・ドーソン)に接触を図ります。ティムはエミリーの愛犬の散歩を手伝い、壊れた愛用の印刷機を修理し、不安がる彼女を勇気づけているうちに互いに恋心が芽生えてきました。しかし、ティムが盗んだ国税庁IDを取り戻しにベンがティムの前に現れました。エミリーを最後の7人目に選んだティムはベンに明日事情を話すと言ってモーテルに戻り、自ら救急車の手配をすると水槽に水を張って毒クラゲを放ち、自ら毒を受けて脳死状態となります。ティムの心臓はエミリーに、眼球はエズラに提供され、エミリーは一命を取り留めエズラは光を取り戻しました。ベンから全ての事情を聞いたエミリーは、子供たちにピアノを教えているエズラの元を訪れました。
以上、「7つの贈り物」のあらすじと結末でした。
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