シャンプーの紹介:1975年アメリカ映画。ビバリーヒルズの有閑マダムを相手に美容師として働くプレイボーイの男が、自分の店を持つための出資を求めに行った先でかつての恋人に再会し、本当の愛を知る。
監督:ハル・アシュビー 出演:ウォーレン・ベイティ(ジョージ)、ジュリー・クリスティ(ジャッキー)、リー・グラント(フェリシア)、ゴールディ・ホーン(ジル)、ジャック・ウォーデン(レスター)、ルアナ・アンダース(デブラ)、キャリー・フィッシャー(ローナ)、ほか
映画「シャンプー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シャンプー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シャンプーの予告編 動画
映画「シャンプー」解説
この解説記事には映画「シャンプー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シャンプーのネタバレあらすじ:起・プレイボーイの野望
ビバリーヒルズの有名ヘアサロンで働くジョージ(ウォーレン・ベイティ)は、その魅力から有閑マダムに大人気、プレイボーイの彼は店の外でも客との情事を楽しんでいた。資産家夫人のフェリシア(リー・グラント)や女優のジル(ゴールディ・ホーン)とも「君だけだ」と言いながら渡り歩いている毎日。しかし彼は雇われの身には満足しておらず、自分の店を持ちたいと常々考えていた。銀行へ融資の相談に行くがあっけなく断られる。それを知ったフェリシアはジョージを夫レスター(ジャック・ウォーデン)に紹介する。
ジョージはレスターのもとへ投資を頼みに行くと、そこにレスターの愛人で、かつてジョージの恋人だったジャッキー(ジュリー・クリスティ)が現れる。レスターはその日の晩に行われるパーティーに、妻の手前、愛人であるジャッキーをどうしようか思案していた。そこで彼はパーティーの場で投資について話そうとジョージに言い、ジャッキーをエスコートしてくるように言い渡す。
シャンプーのネタバレあらすじ:承・入り混じる嫉妬
そして夜のパーティには、ジョージがジャッキーをエスコートし、ジルは監督のジョニー(トニー・ビル)を伴ってやってきた。その場でフェリシアとジャッキーがハチ合わせ、不穏な空気にレスターとジョージは取り繕うが、フェリシアはジョージに寄り添うジャッキーに、ジャッキーはレスターの妻であるフェリシアに激しい嫉妬の炎を燃やす。
妻の前で必死に他人を装うレスターに、ジャッキーはあてつけに公衆の面前でジョージに迫り、不満を爆発させてパーティー会場を後にする。その様子で夫とジャッキーの関係に気づいたフェリシアは、ジョージとジャッキーの関係をレスターに暴露、とそこで爆弾が仕掛けられたとの騒ぎで、パーティーはお開きになる。
シャンプーのネタバレあらすじ:転・求め合う2人
ジャッキーとジョージはヒッピー仲間のパーティーに合流、その一室で2人は体を重ねる。そこへフェリシアに置き去りにされたレスターが、ジルらとともにやってきて、2人の情事を目の当たりにする。
怒ったジルは窓を割ってその場から走り去り、レスターもそこから背を向けて去る。見られたことを知ってジョージは慌ててジルを追うが間に合わず、戻るとジャッキーの姿も消えていた。
シャンプーの結末:失って気づく愛
明け方、ジルの家で彼女を待っていたジョージは、帰ってきたジルにウソをついていたことを責められ、追い出される。自宅へ戻るとレスターがいて、2人のしたことは許せないがどうしたらいいのか分からないと言って出て行く。
サロンへ出勤したジョージは、そこで店長の息子が交通事故死したと聞くと、おもむろにジャッキーの家に向かう。ジョージはジャッキーに愛を告白するが、ジャッキーはレスターからプロポーズされ、数時間後に旅に出ると告げる。レスターの車に乗り込んで去っていくジャッキーを、ジョージは見送るしかなかった。
以上、映画「シャンプー」のあらすじと結末でした。
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