映画「ブラッド・スローン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブラッド・スローンの紹介：2017年アメリカ映画。家族と幸せに暮らすエリートサラリーマン、酒酔い運転から刑務所送りになります。そこで、反省の日々を過ごすのでなく、囚人仲間から、犯罪のノウハウを学び、家族とのコミュニケーションも断絶、悪の世界へ入り込みます。出所後も、家族と和解するのではなく、犯罪者集団の極道の世界に入り込んでいく男の運命を描いた映画です。
監督：リック・ローマン・ウォー 出演：ニコライ・コスター＝ワルドー（ジェイコブ・ハーロン）、オマリ・ハードウィック（カッチャー）、レイク・ベル（ケイト）、ホルト・マッキャラニー（ビースト）、ほか
この解説記事には映画「ブラッド・スローン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジェイコブ・ハーロンは成功したサラリーマン、妻ケイトと長男と幸せに暮らしていました。ある日、友達と食事に出かけ、ワインを飲み運転、交通事故を起こします。同乗していた友人の死により殺人罪で逮捕され、刑務所送りになります。刑務所のジェイコブ、ビジネスの世界とはまるで違う、犯罪者の世界に入ります。やらなければ、殺されるアメリカの刑務所の現実、ジェイコブは刺青を入れ、同じ囚人を刺し、ニックネーム”マネー”（金）と呼ばれるなど、刑務所の世界に溶け込んでいきます。ジェイコブは刑務所内の暴動に参加、さらに重い刑を課せられます。
重い刑を課せられたジェイコブは、家族との手紙でのコミュニケーションをも断絶、さらに厳しい監視を受けます。動物を入れる檻のような施設に収容されるジェイコブ、そこでも暴行を繰り返します。ある日、囚人ビーズトと出会います。ビーストは刑務所の外の犯罪組織ともつながりのある男、ジェイコブを自分の仲間に引き入れようとします。カウンセラーから、呼び出されたジェイコブ、３０日後の仮釈放を言い渡されます。しかし、ビーストは、出所後にはアフガニスタンからの銃の違法取引に加わるようにジェイコブを誘います。家族の元に戻るか、仮釈放後も、犯罪の世界へ入るのか、ジェイコブは悩みます。
出所した、ジェイコブを出迎えたのは、家族でなく、ギャンググループでした。ジェイコブはギャンググループの乱行パーティーに参加、女性が殺される現場を目撃します。ギャンググループはジェイコブをアフガニスタン経由の違法な銃の密輸に引き込もうとします。警察はジェイコブをマークし始めます。妻と子供がジェイコブの元を訪れます。大きくなった子供との再会、子供は父との和解を希望します。しかし、ジェイコブは子供、妻との和解を拒絶し、銃の密輸をするギャンググループと関係を深め、犯罪の世界へ踏み込んでいきます。ジェイコブは、銃の密輸グループのボスを殺害し、密輸の主導権を握ろうとします。そして、銃のトラックの運転手をも追い出し、密輸の取引現場に向かいます。そこで、警察の取り締まりを受け、ジェイコブは逮捕されます。
再び、刑務所に戻った、ジェイコブ、警察はギャンググループの情報提供と引き換えに、ジェイコブに釈放の取引をしますが、ジェイコブは拒絶します。再び、ビーストと会った、ジェイコブ、銃の密輸の失敗に怒るビースト、ジェイコブはビーストとの最後の戦い、彼を刑務所内で殺害します。そして、なぜか、警察に残された銃の情報を提供します。映画のラスト、独房で息子からの手紙を読むジェイコブ、息子は父を許すことを手紙で告げるのでした。
以上、映画『ブラッド・スローン』のネタバレあらすじと結末でした。
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