ルームメイト2の紹介:2005年アメリカ映画。仕事の同志でもあり、ルームシェアをしていた同僚に恋人を奪われたホリーは新しいルームメイトを探していた時、ルームメイト募集の広告を見てテスと知り合った。お互いに打ち解け合い、順風満帆に思えた同居生活だが、テスにはもう一つの顔があった。「人間が一番怖い」という事が伝わる心の闇にスポットを当てた友情とサスペンススリラー。
監督:キース・サンプルズ 出演者: クリステン・ミラー(ホリー・パーカー)、アリソン・ラング(テス・コスティッシュ)、トッド・バブコック(デイヴィッド・クレイ)、ブルック・バーンズ(ジャン・ランバード)、レナード・リプケン(フランソワ・ジロディ)
映画「ルームメイト2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ルームメイト2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ルームメイト2」解説
この解説記事には映画「ルームメイト2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルームメイト2のネタバレあらすじ:起
冒頭で幼い少女が浴室で手首を切って自殺する母親の姿を目撃し、「ママ」と呼び掛けています。それから月日が流れ、現代・・・。ホリーはニューヨークの広告代理店に勤務していて、同僚でもある女性、ジャンとルームシェアをしていましたが、昇進を競い合うライバル同士でもありました。新しくオープンするレストランのPRを任された2人ですが、レストランのオーナーでホリーの彼氏のデイビッドをホリーは仕事獲得の為に寝取ってしまいます。その様子が偶々、帰宅したホリーに見つかり、彼女はジャンとのルームシェアを解消しますが、ジャンは策略を考えていて、彼女がレストランのPRを任される事になってしまいました。傷心のホリーは新しいルームメイトを探すことにしたのでした。
ルームメイト2のネタバレあらすじ:承
新聞に記載されたルームメイト募集の広告を目にし、様々な応募先の住人の家を訪問しましたが、これといって合う人はいませんでした。ついに最終段階として空のある広告を見つけたホリーはそこの住人、テスと連絡を取って彼女の家を訪れます。テスは内気で気の優しそうな看護師の女性で、ホリーは直ぐに仲良くなり、ルームメイトとして彼女との同居生活が始まりました。テスは家の地下にある個人用の物置スペースに大切な物をとっておくといった地味なところが見られましたが特にホリーは気にしません。ホリーとテスは初めて一緒に出掛けます。ホリーはテスのパーティドレスを一緒に選んだり、お互いの洋服の貸し借りを約束するなど楽しい新生活が始まったかのように思えました。一方で、同居するようになってから、テスの行動にホリーは徐々に違和感を感じるようになりました。テスは床にわざと血を零してホリーの気を引こうとし、ホリーが幼少期のトラウマを思い出して駆け付けると、ホリーと一心同体でありたいと思っているかのようにテスがホリーと同じヘアスタイルにしていたのでした。テスの「思い出の品」が入ったトランクを開けようとすると、知らない間にテスが自分の背後に立ってホリーの様子を怪訝そうに疑っていたり、とにかくテスにはホリーの事を友達以上に考えているところがありました。ホリーはテスに幼少期の事を告白します。テスも双子で生まれたけれど、姉を事故で失った事をホリーに伝えるのでした。2人は傷の舐め合いをして間が空いた瞬間、キスをしました。
ルームメイト2のネタバレあらすじ:転
ホリーの元恋人で彼女が仕事で関わるデイビッドのレストランのパーティが開かれます。テスはホリーに招待を受けていたので会場に到着しますが、ジャンの嫌がらせに傷付いて帰宅してしまいます。ホリーは会場でその事をジャンから聞いた後、慌てて帰宅し、テスの様子を見に行きました。テスはかなり落ち込んでいてホリーは謝ります。ホリーは仕事上の友人であるサムに、人気ライターにデイビッドのレストランの記事を書いてもらえないかと依頼します。その代わりにテスを紹介するよう約束を取り付けました。レストランはマスコミに大注目され、ホリーは宣伝責任者の仕事をジャンから獲得する事に成功します。ある夜、夜遅く出かけてゆくテスの姿を偶然外で目にしたホリーが気になってタクシーに乗って後をつけてみると、テスはSMクラブに出入りしていました。「S」役のクラブ仲間に首を絞められたテスは「もっと、もっと絞めて」と頼み、快感に浸ります。テスのマゾヒズム性質を知ったホリーはテスにその事をさりげなく問い詰めると、テスはサムに暴行を加えられたと言い出します。その事をサムに聞いたホリーはテスがでたらめを言っていると分かり、元恋人のデイビッドと関係が修復したのをきっかけに同居解消を伝えました。
ルームメイト2の結末
ホリーに同居解消を言い渡されたテスは勤務先の病院にて、お年寄りの男性の点滴に注射器を使って毒物を混入させて殺します。「大丈夫ですよ、すぐに「楽」になりますから。私が貴方の痛みを取り除いてあげる」。テスは心に闇を抱えていて、苦しんでいる人に手をかけ、その人を苦痛から解放する事に満足感を感じていたのです。ホリーとの仕事の闘いに負けたジャンは一人で悔しさを紛らわすように酒場で飲んでいました。そこへテスから電話がかかり、「ホリーと私と貴方で食事会をしない?」と誘われ、直ぐにテスの自宅へ向かいました。テスはジャンを平然を装って家に招き入れた後、ナイフで刺しました。ですが、ジャンはまだこの時息があったので、ジャンを引きずって別の部屋に隠したテスはその後、やってきたホリーに何事もなかったかのように振舞うのでした。次にホリーになりすましてデイビッドをおびき寄せ、睡眠薬入りの酒を飲ませて殺害しようとします。殺す前に朦朧とするデイビッドの前で下着を脱いでそれを彼の首にかけ、デイビッドの膝上に跨って自分の頬を叩かせる歪んだ行動をとります。殺そうとした時、ジャンの消息不明調査に来ていたローシュ刑事に見つかって病院へ運ばれました。駆け付けたホリーは怒りをテスにぶつけますが、テスは悪びれもしません。それどころかローシュ刑事にはデイビッドから暴行を受け、正当防衛だったと嘘をつく始末です。ホリーはテスの家へ戻ると彼女の「思い出の品」が詰まったトランクを包丁で開けました。過去にテスが関わった人達を記録した書類が詰め込まれていて、テスはなんと高校生の頃に親友を殺害していたのでした。そして地下の物置でジャンの遺体を発見したホリーはテスに追い詰められます。助けに来たローシュ刑事もテスに背中を刺されてしまいました。ホリーはテスに一度は捕まり、浴室でホリーの母とのトラウマを思い起こせるようにテスに手首を切りつけられそうになりますが、自力で逃げ出します。そして、「私を殺せる?」と挑発してくるテスを銃で撃ち殺しました。月日が経ち、デイビッドと新生活の家を探すホリー。ふと、鏡台にあった剃刀が目に止まり、テスの幻覚がホリーに語り掛けます。ホリーはデイビッドに名前を呼ばれてぼんやりとした感覚のまま我に返り、剃刀を放置してから彼の元へ戻っていきました。ホリーの心のなかではまだテスの存在が消えないのかもしれません。
以上、映画ルームメイト2のネタバレあらすじと結末でした。
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