6デイズ/7ナイツの紹介:1998年アメリカ映画。「脱出不可能!! その島は、地図には存在しない。」というキャッチコピーで、南海の地図にない無人島に不時着してしまった男と女が、その孤島から何とか脱出しようとする姿を、軽妙なタッチで描いたロマンティック・アドベンチャー映画です。
監督:アイヴァン・ライトマン 出演:ハリソン・フォード(クイン・ハリス)、アン・ヘッシュ(ロビン・モンロー)、デヴィッド・シュワイマー(フランク・マーティン)、ジャクリーン・オブラドーズ(アンジェリカ)、テムエラ・モリソン(ジャガー)、アリソン・ジャニー(マージョリー)、ほか
映画「6デイズ/7ナイツ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「6デイズ/7ナイツ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「6デイズ/7ナイツ」解説
この解説記事には映画「6デイズ/7ナイツ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:1.プロローグ:プロポーズ旅行
ここアメリカのニューヨークで、女性雑誌『DAZZLE(ダズル)』の副編集長をしていたロビン・モンローは、多忙な日々を送っていました。ある日、ロビンの恋人フランク・マーティンは、ロビンとの愛を深めようと、彼女の休暇を利用して、南国のリゾート地・マカテア島への旅行に誘いました。大喜びでロビンはフランクと共に、旅行に出かけました。二人は空港からチャーター機でその島まで向かいました。そのチャーター機は古びたオンボロのプロペラ機でした。そのパイロットは、クイン・ハリスという中年男性でした。不安になったロビンは、フランクに別の方法で行こうと相談しました。しかし、船を使うと3日もかかることを知ったロビンたちは、我慢してクインのプロペラ機に乗ることにしました。さあ、これから出発というとき、クインの恋人という若くて可愛いグラマラスな女性・アンジェリカが乗ってきました。クインのプロペラ機は無事に目的地・マカテア島に到着しました。美しい海に囲まれた島の高級で素晴らしいホテルに、ロビンは大喜びしました。そして、到着したその夜、ロビンはフランクからプロポーズを受け、婚約指輪を受け取りました。ちょうどフランクと知り合って3年目でした。大喜びでロビンはその指輪を付け、フランクと結婚することにしました。ロビンがホテルのバーでくつろいでいると、酔っ払ったクインがロビンを口説きに来ました。しかし、一生懸命口説くクインに困っているロビンのもとへフランクは駆けつけ、ロビンを救いました。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:2.暗雲
その翌日、ロビンはビーチでフランクと久しぶりのバカンスを楽しんでいました。そこへニューヨークの編集長から電話がかかってきました。仕事で急なトラブルが起き、タヒチまで飛んでほしいということでした。プロポーズを受けたばかりで困惑するロビンに、編集長は「女性の36.8%は結婚して1年で仕事を辞めることに追い込まれる」と言い出しました。それはロビンの雑誌で取り上げたでっち上げの記事でした。仕方なくその頼みを了承したロビンは、1日だけ仕事のため、フランクを島に残して一人でタヒチに行くことにしました。そのタヒチまでの足として、ロビンはクインに相談しに行きました。クインは恋人のアンジェリカと楽しそうにしていました。クインはロビンの困っている様子と、700ドルという高額報酬でそのロビンの頼みを承諾しました。早速、夕刻、ロビンは空港に行きました。クインがあのオンボロ愛機と待っていました。天候が少々悪かったのですが、クインは行けると判断し、離陸しました。当初は順調に飛行していましたが、天候が次第に悪化してきました。暗雲の中、クインは「わざわざ危険を冒すことはない」と言い、マカテア島に引き返すことにしました。しかし既にクインたちはスコールに取り囲まれていました。そして突然、クインの愛機に雷が直撃しました。不安になったロビンは持っていた精神安定剤を多量に飲み、訳の分からない状態になりました。クインは無線機でSOSを送りますが、雷で通信機を壊され通信不能となりました。クインは暗雲の中から、島を発見しました。このままでは危険と判断したクインは、その島のビーチに不時着しました。その頃、一人ホテルに残ったフランクは、ホテルのレストランでダンスショーを観ていました。すると、その舞台に魅力的な女性ダンサーが出てきました。それはアンジェリカでした。アンジェリカのセクシーなダンスに、フランクはすっかり魅了されてしまいました。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:3.難破
夜が明け、昨夜の暗雲はどこへやら、快晴の空の下、クインとロビンは幸い怪我もなく、ある孤島のビーチで目覚めました。ただ、クインの愛機は不時着時でタイヤが壊れてしまい、離陸不可能な状態となってしまいました。そこはクインにも分からない南海の孤島でした。救助が来る気配などありませんでした。ロビンは携帯電話で助けを呼ぼうとしますが、電波は来ていませんでした。そんな二人の救いは照明弾1発だけでした。その頃、マカテア島のフランクのもとにロビンの上司から電話がありました。タヒチにロビンが着いていないという連絡でした。フランクはロビンが行方不明に陥ったことを知り、不安に駆られました。同じように、クインの恋人・アンジェリカも彼が行方不明になったことを知り、不安に駆られました。早速、フランクとアンジェリカはヘリコプターで、二人の捜索に向かいましたが、見つかりませんでした。ロビンはこんな状況に陥ったことで、何かとクインに食ってかかりました。クインとロビンは口論をしながらも、まずは飲み水を探し求め、密林の中へと入っていきました。するとそこで美しい滝を見つけました。二人はそこで水を汲みました。ロビンは野ブタや蛇が出て来て、驚きますが、クインは怖がるロビンを助けました。サバイバル技術に富んだクインは、孔雀捕まえ、丸焼きにして夕食を作りました。その美味しさにロビンは驚きました。ロビンは食べながら、クインが自由な暮らしを求めて、ここに来たことを知りました。満点の美しい星空の下、二人の仲は少し近づいたようになりましたが、ロビンは一人で飛行機の中で眠りました。クインは少々がっかりしながら、ビーチで酒を飲み、眠りました。翌朝、ロビンが起きると、遙か上空に飛行機が飛んでいるのを見つけました。ロビンは照明弾を撃とうとしましたが、酔っ払って寝ているクインに絡まれ、誤ってヤシの木を撃ってしまいました。ヤシの木は燃え上がりました。クインは、唯一の救いの手だった照明弾を無駄にしたロビンを責めました。ロビンも負けていません。二人はまた激しい口論となりました。その日、この不時着した島にビーコンがあると思ったクインは、ロビンを連れて険しい山々を登り、それを探しに行きました。途中で、二人は洞窟に落ちてしまい、ロビンはサソリに刺されそうになりますが、間一髪でクインがサソリを取り除きました。クインたちは目的地の山の頂上に着きました。しかし、地図で再度確かめてみると、クインが考えていた島とは違っていました。クインは自信を失い、弱気に陥りました。ずっと自信を持ち、強気で野性的なクインのそんな姿を見たロビンは、彼を優しく励ましました。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:4.危機
ロビンはその山からクインと下りようとしたとき、島の入り江に停泊している1隻の船を見つけました。二人は急いで山を下り、飛行機に積んでいたゴムボートに乗り込み、一晩かけて、その船に救助を求めに行きました。船に近づいていくと、昨日は1隻だった船の横に、もう1隻の船が横付けされていました。双眼鏡でのぞいて見ると、その1隻は海賊船でした。クインは引き返そうと必死しでこぎましたが、海賊たちに見つかってしまいました。海賊たちはモーターボートでマシンガンを撃ちながら、クインたちを追って来ました。上陸したクインとロビンは必死で、海賊たちから逃げましたが、追いつかれてしまいました。クインは果敢に海賊たちと格闘しますが、とうとう捕まり、殺されそうになりました。その時、咄嗟にロビンは黄金を持っていると嘘をつきました。クインはロビンの旦那のふりをし、二人で海賊たちをその場所に案内するふりをしました。その道中、二人は海賊たちの隙をつき、逃げ出しました。二人は島の断崖絶壁に追い込まれましたが、クインは戸惑うロビンと共に、その絶壁から青い海へと飛び込みました。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:5.脱出
二人はなんとか海賊たちから、逃げ出すことに成功しました。クインは自分の愛機の傍で過ごすのは危険と思い、ロビンを連れて密林の中に寝場所を探しに行きました。クインたちは、戦時中に墜落した日本軍の水上飛行機を見つけました。クインはここなら安全と思い、そこで一夜を明かすことにしました。危機的状況をクインの助けで脱したロビンは、いつの間にか彼に惹かれていました。クインもロビンに惹かれていました。しかし二人は理性で性的欲求を抑えました。ロビンはクインに腕枕をしてもらい、静かに眠りにつきました。その頃、マカテア島のフランクはアンジェリカと食事をし、少し酔った彼女を部屋まで送っていきました。アンジェリカはフランクに「淋しいの。泊まっていかない」と、下着姿になり、誘いました。そのセクシーな姿に魅了されてしまったフランクは性的欲求を抑えきれず、アンジェリカと一睡もせずに一夜を共にしてしまいました。翌日、フランクはアンジェリカと共にしたことを深く後悔し自責しましたが、アンジェリカはそんなフランクをなだめました。そんな二人は、ロビンとクインの捜索が打ち切られることを知り、落胆しました。その頃、孤島のクインは日本軍の水上飛行機の足に付いているボートを使うことを思いつきました。そして、ロビンと共にそのボートを取り外し、川を下って、愛機のところへ運びました。二人は協力して、クインの愛機の足にそのボートを取り付けました。これでクインの愛機は水上飛行機となりました。クインとロビンはそれに乗り、その孤島から脱出しようとしました。その時、まだ海上で残っていた海賊たちが、二人を狙って大砲を撃ってきました。クインはロビンを庇い、その砲弾で左肩を負傷してしまいました。クインは「大したことない」と言い、ロビンを乗せ、愛機のエンジンをかけて海上に出ました。水上飛行機となったクインの飛行機は、海賊船めがけて、まっしぐらに加速していきました。そして、海賊船に衝突しそうになった寸前で、クインの愛機は飛び立ちました。海賊船は、真上に飛び立つクインの愛機を狙い外れた砲弾によって、逆に自爆してしまいました。クインとロビンは無事、孤島から脱出に成功しました。しかし、深手を負い出血するクインは、ロビンに飛行機の操縦法を教え、意識を失いつつありました。
6デイズ7ナイツのネタバレあらすじ:6.生還
マカテア島ではロビンとクインの葬儀が行われていました。アンジェリカの誘惑に負けたフランクは、ロビンに対しての裏切り行為をしてしまったと、泣きながら自責し、神父に懺悔しました。するとそこにクインとロビンのプロペラ機が帰ってきました。ロビンは何とか着水を成功させました。二人は無事、マカテア島に戻りました。フランクはロビンに「人間は弱いものだ。人は間違ったことをしてしまう。特に不安な状況に陥った場合、いつもの自分じゃなくなる」と言い、アンジェリカとの一夜の過ちを謝ろうとしました。しかし、フランクははっきりと言えませんでした。一方、ロビンはそのフランクの言葉を、クインへの自分の恋心と重ねていました。ロビンは入院しているクインに見舞いに行きました。ロビンは思いきってクインに「これからどうなるの?私たち…」と尋ねました。クインは、フランクの存在やロビン自身の今の仕事の事などを考え、「わざわざ苦労することはない」と言い身を引きました。ロビンは澄んだ美しい青い瞳を潤ませて、立ち去りました。
6デイズ7ナイツの結末:7.エピローグ:6日間と7夜の結末
ロビンはフランクとニューヨークに帰る飛行機に乗るため、空港に行きました。搭乗までの待合の間、ロビンはフランクに「結婚はできない。…お互いの気持ちが揺れ動いたことが起きたのに…」と別れ話を切り出しました。フランクは堪らず、アンジェリカとの一夜を白状しました。それを聞いたロビンも、クインに気づかない間に心を惹かれていったことを打ち明けました。ロビンは「私たちの愛が本当なら、こうはならなかったはずよ」と言い、婚約指輪をフランクに返しました。自分のロビンに対する気持ちが抑えられなくなったクインは、病院を抜け出し、空港に急行しました。しかし、ロビンの飛行機は出た後でした。がっかりするクインの耳に、ロビンの声が聞こえました。ロビンは飛行機から降りて、空港の税関員と口論していました。クインはロビンのもとに駆けつけました。二人はしっかりと抱き合いました。
長文に亘る詳細な解説ありがとうございます。映画自体は,生憎,今日仕事が休みなので昼食後に酎ハイを呑んだ為に映画の途中で不覚にも寝てしまいましたが?、映画自体の仔細なあらすじはだいたい覚えています。ただ?,私は,HフォードとAジャッシュ2人が例え架空のストーリー自体は,あくまで虚構ですが,出演した2人は,せっかくいい雰囲気でいたから私は,てっきり2人は映画終了後に交際して結婚したんじゃないかと思ってましたが?,どうやらハリソン・フォードは,違う人と結婚したって知って少し意外な気がしました。