スカイスクレイパーの紹介:2018年アメリカ映画。香港に新しく建設された世界最大の超高層ビル、ザ・パールに家族と住む元FBIのウィルは、突如ビルで発生した火災から家族を救い出すためビルへ飛び込むが、この火災の裏にある事件に巻き込まれて行く。本作は中国資本による影響を大きく受けており、舞台から出演者まで中国向けに作られたハリウッド映画という印象を感じる作品となっている。
監督:ローソン・マーシャル・サーバー 出演:ドウェイン・ジョンソン(ウィル・ソーヤー)、ネーヴ・キャンベル(サラ・ソーヤー)、チン・ハン(ジャオ・ロンジー)、ノア・テイラー(ピアース)、ローランド・ムーラー(コレス・ボタ)、バイロン・マン(ウー)、パブロ・シュレイバー(ベン)、ハンナ・クィンリヴァン(シア)、ほか
映画「スカイスクレイパー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スカイスクレイパー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スカイスクレイパーの予告編 動画
映画「スカイスクレイパー」解説
この解説記事には映画「スカイスクレイパー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スカイスクレイパーのネタバレあらすじ:起
10年前のミネソタ州。
レイという男が自分の小さな子供達と妻を人質にし、家に立てこもっていた。すでに1人の警官がレイに撃たれていたため、FBI人質救出部隊のリーダーであるウィル・ソーヤー(ドウェイン・ジョンソン)とチームは、家族を助け出す突入任務を命じられる。
突入に成功したチームだったが、レイは爆弾を体に巻いており、ウィルの目の前で自らの家族を巻き添えにして自爆するのだった。搬送されるウィルに大丈夫だと声を掛ける女医のサラがいた。
それから10年が過ぎ、事件で片足を失って義足となっていたウィルはFBIを退職し、妻となったサラ(ネーヴ・キャンベル)と2人の子供、息子ヘンリー(ノア・コットレル)と娘ジョージア(マッケナ・ロバーツ)と共に香港で暮らし、FBI時代の同僚だったベンの紹介で超高層ビルのセキュリティシステムスタッフとして働いていた。
ウィル自らも住むこの超高層ビルは、新築で高さ1000メートル以上、250階建ての世界最大のビルで「ザ・パール」という名前であった。ウィルたち一家はこのビルの98階に住んでいる。
スカイスクレイパーのネタバレあらすじ:承
ある日ウィルはベンとともに、ザ・パールを手がけた建築家でオーナーのジャオ(チン・ハン)から、ビル全体のセキュリティシステムを管理するタブレットを渡され、ザ・パールのセキュリティ管理を全て任される。セキュリティのコントロールセンター自体はビルから2km先の場所にあるが、タブレットさえあれば全てが手元でコントロールできる。
その後フェリーに乗ったウィルとベンだったが、下船の際にテロリストに襲われてカバンを奪われそうになるが、タブレットはウィルの上着ポケットに入れていて無事だった。ベンの家でけがの手当てをした後、今度はベンがタブレット奪おうとしてきた。実はベンもテロリストの仲間だったが、2人はもみ合いとなった末、ベンは致命傷を負った。
その頃、ザ・パールにはコレス・ボタ(ローランド・ムーラー)が率いるテロリスト集団が侵入していた。ビルの98階では、サラと2人の子供達が見知らぬ作業服の男(メンテナンススタッフに扮したボタ)たちを目撃する。この男たちは96階の床に、水に反応して発火する白い粉を撒きだすと、スプリンクラーを作動させて火災を起こすのだった。
スカイスクレイパーのネタバレあらすじ:転
ベンの家から出ていこうとしたウィルは、突然女に襲われタブレットを盗まれてしまう。さらにその女シアはウィルを射殺しようとするが、そこへ地元警察がやってきて銃撃戦になる。何かがおかしいと感じたウィルの目に映ったのは、炎が吹き出すザ・パールだった。
ビルの中にいる家族を助け出すため、ウィルはザ・パールへ向かうが、警察はタブレット強奪の銃撃戦から逃げだしたウィルを危険人物と認識し、止められてしまう。しかし一刻を争う家族の救出を優先するため、警察を振り払うとザ・パールへと向かった。
ウィルからタブレットを奪った女シアは、ザ・パールから少し離れたセキュリティのコントロールセンターに押し入ると、タブレットを使いザ・パールのシステムに侵入し、火災の範囲をさらに広げていく。シアはザ・パールで火災を起こしたテロリスト集団の仲間だったのだ。
その頃、ザ・パールの中ではサラとヘンリーとの再会を果たしたウィルがサラ達をビルの外へ逃がそうとしていた。するとそこへ火災を起こしたテロリスト達が現れる。
スカイスクレイパーの結末
テロリストの目的はジャオだったが、彼の部屋に侵入するためジョージアを人質にとり、ウィルに手伝わせるのであった。サラはヘンリーと共にビルの外へ逃げ出すことに成功し、ウィルを疑う地元警察に真犯人の情報を提供し、協力を求める。
ウィルはジョージアを救うべく犯人達の指示を聞くが、ジャオに犯人の真の目的が何かを聞き出す。犯人のリーダーであるボタとビジネスパートナーだったジャオだったが、ある日ボタから「金を払わないとザ・パールを完成させない」と脅迫を受ける。やむを得ずボタに金を払ったジャオだったが、ボタがこれまで関わっていた犯罪をリストアップし、彼に返金を求めたのだった。ボタ率いるテロリスト集団はこのリストを奪うべく、ザ・パールに乗り込んできていたのだ。
事情が分かると、ウィルとジャオはボタからジョージアを救出するべく反撃にでる。その頃、地元警察はサラの情報を元にシステム施設を見つけ出すと、シアからタブレットを奪うことに成功する。
サラはザ・パールにいるウィルとジョージアを火災から守るため、タブレットを操作して火を鎮火させる。火が収まったザ・パールからは、ボタたちの攻撃から生還したウィル、ジャオ、ジョージアの3人が姿を現し、一部始終を見ていた市民から拍手が上がる。ヒーローとなったウィルはサラとヘンリーと無事再会を果たすのだった。
以上、映画「スカイスクレイパー」のあらすじと結末でした。
お父さんカッコいい!こんなお父さん欲しい!って思わされる作品です。主人公のドウェイン・ジョンソンはある事件で片足を失い、義足を付けている役でしたが、そんなことを忘れてしまうほどアクションします。ときどきその義足のおかげで助かったり(笑)ずっとどきどきして見られる映画でした。ただし、高所恐怖症の人はおススメしません。めっちゃ高いです(>_<)