孤高のスナイパー(別題:ザ・シューター 孤高のテロリスト)の紹介:2013年デンマーク映画。環境を守るという公約をして選挙で当選した首相はじめ閣僚たちが、公約を翻し、3か国で協力してグリーンランドの石油を発掘すると発表しました。新聞社のミアは公約違反だと閣僚たちの追及を始めます。同じころ、地球物理学者のラスムスが環境破壊を止めるために、ライフルによる狙撃をはじめ…というデンマークのサスペンスアクション映画です。
監督:アネット・K・オルセン 出演者:トリーネ・ディアホルム(ミア)、キム・ボドゥニア(ラスムス)、ニコライ・リー・カース(トーマス外相)ほか
映画「孤高のスナイパー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「孤高のスナイパー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
孤高のスナイパーの予告編 動画
映画「孤高のスナイパー」解説
この解説記事には映画「孤高のスナイパー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
孤高のスナイパーのネタバレあらすじ:起
デンマークでは、環境保全を訴える新しい首相としてフェルディングが選ばれます。組閣には、同じく環境を守ると公約で誓ったメンバーが選ばれます。
7か月後、グリーンランドの地下に眠る石油の発掘を、デンマーク、アメリカ、グリーンランドの3か国が協力して行うと発表されます。新聞社のミアは、政府が選挙公約をやぶったと考え、トーマス外相とのテレビ討論に出ることにします。
子供が欲しいミアは、養子の手続きをするため、翌日インドへ出発することになっています。討論会ではトーマス外相を追い詰めました。この様子をテレビで見ていたのがラスムスでした。新聞社ではよくやったと絶賛でしたが、ミアに嫌がらせの電話も入っていました。そして上司のステファンは、もう少し仕事をしてもらうために、ミアの出発を木曜日まで伸ばす段取りをし、ミアも了承します。
そしてミアはトーマス外相に再度会い、トーマス外相が若い頃に反政府活動をやっていた写真を突きつけ、真実を聞き出そうとしますが、トーマス外相はしゃべりませんでした。
孤高のスナイパーのネタバレあらすじ:承
ラスムスが射撃場に行くと、友人が改造ライフルを持っていました。ラスムスはライフルを借り、石油発掘の重要人物ホストルプの車を狙い撃ちし、タイヤをパンクさせ、ミラーを撃ちぬきます。この事件は大きくメディアに取り上げられました。
ラスムスはミアに電話をして、車に乗り込みます。そしてグリーンランドの石油埋蔵量のデータ資料を渡し、新聞で発表しろと言います。新聞社に戻ったミアは困惑していました。早く発表しようと言う同僚と、テロリストを応援することになるから自粛しろと言うステファンの間に挟まれていました。
そしてラスムスに「今回は記事にしない」と電話で伝えるも、ラスムスは食い下がります。するとミアが「インタビューに応じたら考える」と強気に出ますが、ラスムスは携帯を切ります。ラスムスは環境相の飼い犬を射殺します。編集長は「このままだと、テロリストを使う新聞社になってしまう」とステファンにテロリストとの接触を禁止します。
孤高のスナイパーのネタバレあらすじ:転
アメリカ外相との交渉が行われるビルでは、反対者たちが集まり抗議を始めていました。グリーンランドの石油埋蔵量のデータ解析がでます。それは3か国の備蓄量の3倍もの量でした。
ミアの部屋にラスムスが訪ねてきます。ミアはラスムスにインタビューをしました。ラスムスは北極圏の氷をこれ以上溶かしたら死者が多数出ると言い、アメリカとの交渉を止めたら、狙撃を止めると言って帰ります。
新聞社に諜報機関の人間がやって来ます。政府にも脅迫電話があり、ミアに声の確認を頼みに来たのです。声はラスムスと一致し、さらに防犯カメラの映像も確認されていました。
木曜日になり、ミアはインドへ向かうため空港までステファンに送ってもらいます。しかし空港で長期間身柄を拘束されます。狙撃犯が地球物理学者のラスムスと判明し、証人となるからでした。ミアが養子の事を話しますが、何も言いませんでした。
そのころラスムスは、石油会社の関係者を狙っていましたが、護衛に狙撃され、別の社員を射殺していました。見張りをつけられたまま自宅に帰ったミラでしたが、ステファンに呼び出され、新聞社に行くため車に乗ります。すると、車の後ろにラスムスが隠れていました。
孤高のスナイパーの結末
ラスムスはミアを縛り、野原のテントに寝かせます。そして警察にテントの事を通報し、散髪をしてスーツ姿になり、アメリカ外相との交渉場所のビルに向かいます。周囲には犯人狙撃の為のスナイパーが多くいました。
人目につかないビルの一室に侵入し、準備をしています。警察に保護され自宅に帰ったミアも気になり、抗議者で溢れる交渉場所に来ています。ラスムスを発見したミアは、ビルに上ります。屋上から狙うラスムスを見つけますが、スナイパーもラスムスを狙っていました。
危険を感じたミアが体を隠すようにした時、スナイパーの放った弾丸がラスムスに命中し、ラスムスの放った弾丸は、トーマスの護衛に命中しました。
2カ月後、ミアはトーマス外相に会いました。トーマスはミアに養子の事はインド政府に頼んでいると言います。テレビでは首相が、3か国共同の石油の発掘を5年から7年掛けて行うと言い、埋蔵量は備蓄量の2~3倍あるとも話します。
インドに着いたミアの元に、少年が連れられてきました。
以上、映画「孤高のスナイパー」のあらすじと結末でした。
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