探偵<スルース>の紹介:1972年アメリカ映画。探偵小説好きの劇作家アンソニー・シェーファーが自らの戯曲をシナリオ化。ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ監督がメガホンを取ったミステリドラマの名作。オリヴィエとケイン2人だけの演技合戦が見もの。
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ 出演:ローレンス・オリヴィエ(アンドリュー・ワイク)、マイケル・ケイン(マイロ・ティンドル)、アレック・コーソーン、ジョン・マシューズ、イヴ・チャニング、ほか
映画「探偵<スルース>」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「探偵<スルース>」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「探偵<スルース>」解説
この解説記事には映画「探偵<スルース>」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
探偵<スルース>のネタバレあらすじ:1
豪壮なカントリーハウスへやってくる1台のスポーツカー。乗っているのはマイロ・ティンドル。美容院を経営している一種のジゴロです。彼が屋敷の裏側に回るとそこは迷路になった庭園。ぐるぐるとその迷路をたどってゆくと、ようやくこの家の主人アンドリュー・ワイクに会えました。
探偵<スルース>のネタバレあらすじ:2
ワイクは世界的に有名な探偵小説作家。そしてティンドルはワイクの妻と浮気をしていました。彼はワイクからの手紙でわざわざロンドンからここまでやってきたのです。ワイクはティンドルに、浮気のことは知っていると告げ、ある奇妙な提案をします。妻は自分との贅沢な暮らしに慣れきっているため、ティンドルとの質素な生活に満足できるわけがない。自分は金庫に保険をかけた宝石を仕舞ってあるので、それを上げよう。ティンドルは宝石を売って妻との生活費に使えばいい、というのです。ワイクの方も盗難届を出すので保険金が入ります。彼にも若い愛人がいるので、妻と別れるのは別に構わないとの事。ただし、本当に泥棒が入ったように見せかける必要があります。いまワイクの妻は旅行中、召使も休暇を取っていて、屋敷はワイクひとりです。
探偵<スルース>のネタバレあらすじ:3
ワイクの指示で、ティンドルはハシゴを伝って2階へ登り、金庫を爆破。中の宝石箱を取り出します。そこまでくると、ワイクはティンドルに銃を向けます。ここまでやらせたのは実は彼の計略で、このまま泥棒ということでティンドルを射殺するつもりだったのです。命乞いするティンドルを撃つワイク。ティンドルは階段を転落してゆきます。
探偵<スルース>のネタバレあらすじ:4
その数日後、そのワイクの邸宅に1人の老刑事が訪ねてきます。ティンドルが行方不明になったので、その捜索でした。色々とワイクを尋問するうち、ワイクがティンドルを殺したことを糾弾する刑事。ワイクは慌てて、「自分は確かにティンドルに銃を向けたが、あれは脅しで彼は無事に帰った」と刑事に告白。それでも刑事が納得しないので、困り果てます。その時、老刑事はメーキャップを取って正体を現します。それはティンドルでした。ワイクから空砲で脅され、屈辱的な目に合わされた事を恨みに思い、復讐に来たのです。
探偵<スルース>の結末
ティンドルによると、ワイクの妻を殺し、その罪をワイクになすりつけるために証拠を家中に隠したとのこと。ワイクは無我夢中でその証拠品を回収しますが、実はこれもワイクに恐怖を味合わせるための嘘でした。怒り狂ったワイクは今度は本当にティンドルを撃ちます。
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