硝子の塔の紹介:1993年アメリカ映画。アイラ・レヴィン原作の同名ミステリー小説を映画化したセクシーサイコサスペンスです。マンハッタンの超高級高層マンションに引っ越してきた、シャロン・ストーン演じる主人公のキャリアウーマンが、至る所全てに監視カメラが仕掛けられたマンション内で連続殺人事件に巻き込まれていきます。
監督:フィリップ・ノイス 出演者:シャロン・ストーン(カーリー・ノリス/ナオミ・シンガー(二役))、ウィリアム・ボールドウィン(ジーク・ホーキンス)、トム・ベレンジャー(ジャック・ランズフォード)、キーン・カーティス(ガス・ホール)、マーティン・ランドー(アレックス・パーソンズ)ほか
映画「硝子の塔」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「硝子の塔」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「硝子の塔」解説
この解説記事には映画「硝子の塔」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
硝子の塔のネタバレあらすじ:起
7年間の(本人曰く不幸だったという)結婚生活に終止符を打ち、マンハッタンの超高級高層マンションに引っ越してきた、ニューヨークのある出版社の女性編集者カーリー・ノリス(シャロン・ストーン)。カーリーは引っ越して早々にマンションの住人でゲームデザイナーのジーク・ホーキンス(ウィリアム・ボールドウィン)からナンパっぽく声をかけられました。スーパーで買い物をしていたカーリーは、同じマンションに住む大学教授のガス・ホール(キーン・カーティス)から、つい最近までこのマンションに住んでいたナオミ・シンガー(シャロン・ストーン(二役))というカーリーに瓜二つの女性が、今カーリーが暮らしている部屋のベランダから不審な転落死を遂げていたことを聞かされました。このマンションは至るところ全てに監視カメラが設置されており、住人のプライベートは全て筒抜けになっていました。もちろん、カーリーもシャワーを浴びているところを何者かに見られていました。
硝子の塔のネタバレあらすじ:承
カーリーは上司アレックス・パーソンズ(マーティン・ランドー)の紹介で、同じマンションの住人でミステリー作家のジャック・ランズフォード(トム・ベレンジャー)と知り合い、ジャックからナオミにとてもよく似ていると言われたことから彼女は次第に不安を覚えていきました。そんなある日、ホールが自室のバスルームにて死体で発見され、カーリーは図書館で見た新聞記事からこのマンションでは怪死事件が相次いでいることを知りました。その一方でカーリーはジークからもジャックからも誘われ、金持ちでイケメンなジークに心を惹かれたカーリーは誘われるがままにジークと関係を持ちました。ジークはカーリーに対して、自分はこのマンションのオーナーであり、ホテル王だった父の遺産であるこのマンションを継いだのだと打ち明けました。
硝子の塔のネタバレあらすじ:転
ジークの部屋には秘密のモニター室があり、彼はマンションの住人たちの生活を盗撮することを愉しみとしていました。そして数ある映像の中には、カーリーがジークと行為に及んでいる一部始終も録画されていました。そのことを知らないカーリーが帰宅すると、そこにはいつの間にかジャックが上り込んでおり、死んだナオミはジークとも関係があったと明かし、カーリーに対してジークには気をつけるよう忠告しました。しかし、ジークは「彼女のことは知らない、付き合っていたのはジャックの方だ。(カーリーの隣人の)ヴァイダ(ポリー・ウォーカー)から聞いた」と言い、関与を否定しました。その翌朝、ヴァイダは非常階段で殺害され、現場に居合わせたジャックは容疑者として警察に連行され、取調べに対してジークの仕業であることを訴えました。
硝子の塔の結末
カーリーはジークに招かれてモニター室に入り、マンションの住人のあらゆるプライベート映像とともに自分たちの行為動画も見せられました。自室に戻ったカーリーの前に保釈されたジャックが現れ、一連の怪死事件の犯人はジークであると告げました。ジークに不信感を抱いたカーリーはジャックと組んでジークを呼び出しますが、ジークとジャックの主張は真っ向から対立、どちらを信用していいかわからなくなったカーリーはジークと取っ組み合いを始めたジャックを誤って射殺してしまいます。警察から事情聴取を受けたカーリーはジークが留守の隙にモニター室に侵入、ジークがヴァイダとも、そしてナオミとも関係を持っていたことを知り、ナオミが殺害されたときの映像を探し出そうとしたところをジークに見つかってしまいます。カーリーはジークに銃を突きつけて脅し、映像の中からジャックがナオミをベランダから突き落として殺害した映像を見つけました。カーリーは壁一面に張り巡らされたモニターの全てを破壊、ジークに「生まれ変わって」と告げるとその場を立ち去っていきました。
以上、映画「硝子の塔」のあらすじと結末でした。
呆然としてしまいしたw。