スロウ・ウェストの紹介:2015年イギリス,ニュージーランド映画。19世紀のアメリカ・コロラドを舞台に、最愛の人を追ってアメリカに渡ってきたスコットランドの世間知らずの青年貴族と、用心棒として雇われた荒くれ者の賞金稼ぎの友情を描いた西部劇です。
監督:ジョン・マクリーン 出演者:コディ・スミット=マクフィー(ジェイ・キャベンディッシュ)、マイケル・ファスベンダー(サイラス・セレック)、ベン・メンデルソーン(ペイン)、カレン・ピストリアス(ローズ・ロス)、ロリー・マッカン(ジョン・ロス)ほか
映画「スロウ・ウェスト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スロウ・ウェスト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スロウウェストの予告編 動画
映画「スロウ・ウェスト」解説
この解説記事には映画「スロウ・ウェスト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スロウウェストのネタバレあらすじ:起
1870年、アメリカ・コロラド準州。頼りなさげなスコットランドの青年貴族ジェイ・キャベンディッシュ(コディ・スミット=マクフィー)は、愛する女性ローズ・ロス(カレン・ピストリアス)を探すためアメリカにやって来ました。カバンの中に『西部の歩き方』なる旅行ガイド本を入れ、果てしない西部の荒野を旅していたジェイは、原住民を虐げる落ちぶれた兵士の群れに遭遇しました。その時、どこからともなく賞金稼ぎのサイラス・セレック(マイケル・ファスベンダー)が現れ、ジェイのピンチを救いました。ジェイはサイラスを用心棒として雇い、ローズ探しの旅を続けていきました。彼らの様子をならず者たちのリーダー、ペイン(ベン・メンデルソーン)が煙草を咥えながら見つめていました。
スロウウェストのネタバレあらすじ:承
途中の交易所で、サイラスはジェイが探し求めていたローズとその父ジョン(ロリー・マッカン)が高額の賞金を懸けられていることを知り、ジェイに気付かれないようにそっとポスターを剥がして胸のポケットにしまい込みました。その後、交易所に貧しい身なりのスウェーデン人夫婦が強盗に押し入り、ジェイはサイラスに促されるように妻の方を射殺しました。この一件でサイラスを冷酷非道な奴と勘違いしたジェイはサイラスと分かれ、一人荒野を進みました。途中でジェイはワーナー(アンドリュー・ロバート)という旅人と知り合い、初対面にも関わらず気を許してしまい、翌朝目が覚めると持ち物全てを奪われていました。一方、聖職者の姿をした別の賞金稼ぎのビクター・ザ・ホーク(エドウィン・ライト)もまたローズ父娘の情報を仕入れていました。
スロウウェストのネタバレあらすじ:転
ジェイは結局サイラスと合流、再びローズを追って旅を続けました。そもそもジェイはローズに対して一途な想いを寄せているのですが、ローズにはその気は全くなく、弟のような存在にしか思っていなかったのです。しかし、ジェイの叔父であるキャベンディッシュ卿はローズの父ジョンと些細ないざこざを起こし、誤ってキャベンディッシュ卿を殺してしまったジョンはローズを連れてアメリカへと逃げていたのです。旅の途中で二人はペインとその一味と出会い、酒を振舞われました。サイラスはかつてペインの手下だったのです。その夜、ジェイとサイラスは偶然にも同じ夢…ローズの夢を見ました。翌朝、二人は目を覚ますと、武器はペイン一味に奪われてしまっていました。
スロウウェストの結末
旅を通じて友情を深めていったジェイとサイラスはようやくローズが潜伏する村へ辿り着きました。ローズとジョンは、先住民の若者コトーリの助けを借りてこの村に身を潜めていたのです。ローズ父娘を追っていた賞金稼ぎのビクターは聖職者に扮してジョンを射殺しますが、彼もまたローズを狙っていたペインに射殺されました。ペインとその一味はローズの元に迫り、ローズは生き延びたい一心で拳銃を手にして次々とペインの一味を仕留めていきますが、誤ってジェイを撃ってしまいました。ジェイはローズを守るために最後の力を振り絞ってペインを射殺し、息を引き取りました。ローズにすっかり心を奪われたサイラスは彼女と一緒に生きる決意を固め、先日殺したスウェーデン人夫妻の遺した子供たちを引き取り、農夫として新たな人生をスタートさせました。
この映画の感想を投稿する