タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンの紹介:2016年ドイツ映画。タイムトラベルの遺伝子を持つ女子高生が、自らに課せられた宿命を受け入れ、命をかけて世界と恋人を救うため立ち向かうSFファンタジー。ドイツのベストセラー小説を映画化した3部作の第3作目。
監督:フェリックス・フックシュタイナー、カタリーナ・シェード 出演:マリア・エーリッヒ(グウェンドリン / グウェン)、ヤニス・ニーヴーナー(ギデオン・ド・ヴィリエ)、ペーター・ジモニシェック(サンジェルマン伯爵)、ヨゼフィーヌ・プロイス(ルーシー)、コスティア・ウルマン(ピンプルボトム)、ローラ・ベルリン(シャーロット)、ほか
映画「タイムトラベラーの系譜 エメラルドグリーン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイムトラベラーの系譜 エメラルドグリーン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンの予告編 動画
映画「タイムトラベラーの系譜 エメラルドグリーン」解説
この解説記事には映画「タイムトラベラーの系譜 エメラルドグリーン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンのネタバレあらすじ:起・友情の裏側
イギリス、ロンドン。タイムトラベラーの遺伝子を持つグウェンドリン(ルビー)は、ルーシーらが盗んだもう1台のクロノグラフを手に入れることに成功したが、サンジェルマン伯爵の野望、自分の出生の秘密を知り、そのうえギデオンの裏切りに打ちのめされて落ち込んでいたが、監視団に怪しまれないよう任務を続けることにする。
ギデオンはグウェンを傷つけたことを謝罪するが、伯爵の自伝に「ルビーが愛ゆえの死を選べば、星は燃え尽きる」とあったことから、グウェンに友達でいようと告げる。その言葉にグウェンは再びショックを受ける。
タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンのネタバレあらすじ:承・シャーロットの活躍
自分がルビーだと信じて長年ギデオンとともに訓練してきたグウェンのいとこシャーロットは、グウェンの様子から、盗まれたクロノグラフを隠し持っていることを確信し、監視団に通報する。しかし押収された箱の中身はすり替え済みで、シャーロットは監視団の総長ホイットマンから無能呼ばわりされる。ギデオンからも責められたシャーロットは、これまで監視団に抑圧されていた自分を解放させる。
一方、ギデオンは単身伯爵に会いに行くが、囚われてしまい、現代でもホイットマンに囚われたまま身動きが取れなくなる。グウェンの元にも監視団がやってくるが、シャーロットが撃退、執事とともに彼女を逃がす。ギデオンが囚われたことを知ったグウェンは伯爵に対抗できるよう訓練を始めるが、まだ「血の輪」が完結していないにもかかわらず、世界の金融情勢は大混乱に見舞われ始めていた。
タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンのネタバレあらすじ:転・伯爵の野望
ホイットマンからギデオンを助けたければクロノグラフを持ってくるよう脅迫されたグウェンは、クロノグラフとともに指定された1786年に飛ぶ。不老不死の薬「エリクサー」を手に入れるため「血の輪」を完結させようとする伯爵を阻止したグウェンは、追って来たギデオンと共にクロノグラフを持って逃走する。
ギデオンは自分の本心をグウェンに伝え、互いの愛を確認しあうが、2人は撃たれてしまう。そしてギデオンの血で「血の輪」を完結させた伯爵は、手に入れたエリクサーの飲み干すと、その顔はホイットマンに変わっていた。
タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーンの結末:ルビーの魔法
2人の体は現代に戻るがギデオンは絶命、グウェンだけが息を吹き返す。そしてギデオンを失い絶望するグウェンが、ひたすらルーシーらに会いたいと願うと、いつのまにか彼らの元へ飛んでいた。ルビーの魔法とは自死しない限り不死身であること、そしてクロノグラフなしでも飛ぶことができることだった。
グウェンはギデオンを助けようと撃たれた場所へ飛び、伯爵がエリクサーを飲む前にクロノグラフを破壊、伯爵は倒れ、同時に現代のホイットマンも消滅する。そして銃弾に倒れたギデオンにエリクサーを使い、彼を生き返らせる。
伯爵の野望を阻止した2人は、1925年のダンスホールに来ていた。ギデオンとともに年を重ねることを選んだグウェンは、不死を中和させるためエリクサーを飲み干すと、2人でダンスを楽しむのだった。
以上、映画「タイムトラベラーの系譜 エメラルド・グリーン」のあらすじと結末でした。
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