トランザム7000の紹介:1977年アメリカ映画。1970年代最大のスター、バート・レイノルズの大ヒット作。「トランザム」を駆るバンディットとトラックを運転する相棒のスノーマンが400ケースのビールを28時間でテキサスから持ち帰る賭けに臨む。各州パトカーとのカーチェイスが続く。スタントマン、スタントコーディネイター等として働いた後、この作品で監督としてデビューしたハル・ニーダムはレイノルズと『キャノンボール』等のヒット作を作り続けることになる。
監督:ハル・ニーダム 出演者:バート・レイノルズ(バンディット)、サリー・フィールド(キャリー)、ジェリー・リード(スノーマン)、ジャッキー・グリーソン(ジャスティス保安官)、マイク・ヘンリー(ジャスティスJr.)、パット・マコーミック(ビッグ・イーノス)、ポール・ウィリアムズ(リトル・イーノス)そのほか
映画「トランザム7000」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トランザム7000」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トランザム7000の予告編 動画
映画「トランザム7000」解説
この解説記事には映画「トランザム7000」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トランザム7000のネタバレあらすじ:起・80000ドルの賭け
クアーズビールをテキサス州より東にもち出すことは禁止されている。トラックにクアーズビールの積み荷が見つかれば逮捕である。ところが、ビッグとリトルのイーノス・バーデット親子という富豪がトラッカー(トラック運転手)たちに、クアーズビールをテキサス州で積み込んでジョージア州アトランタまで運ぶという賭けをもちかけ続けていた。
二人が次に話をもっていったトラッカーは伝説の男、“バンディット(山賊)”こと、ボウ・ダーヴィル。400ケースをトラックに積んで往復900マイルほどの道を28時間で往復すれは8万ドルが手に入るという話にバンディットは乗る。ただし速いクルマを買うために準備金を出させる。
トラック運転は別の男にまかせ、自分はトランザムに乗って護衛役としてパトカーを攪乱させる作戦である。昔からの相棒 “スノーマン”ことクリーダス・スノーを、彼の妻に憎まれ口をたたかれながらも、バンディットはトラック担当に引っ張り込む。
トランザム7000のネタバレあらすじ:承・逃走した花嫁
順調に黒のトランザムのバンディットと、トラックのスノーマンと彼の愛犬フレッドはテキサス州に入り、倉庫からビールの箱をトラックに詰め込み、帰り道に就く。だが、バンディットのトランザムを停めるウェディングドレスの見知らぬ女が。
「まだ結婚はしない」と言うバンディットに女は「私もよ」と言って車に乗り込み、さっさと着替えをする。女はダンサーのキャリー。結婚式場から逃げてきたのだ。
テキサス州の保安官ジャスティスからの無線が入る。なぜ管轄外のアーカンソー州にテキサスの保安官が?ジャスティス保安官はキャリーの結婚相手の父親で、息子を連れて、自分の顔をつぶしたキャリーを追いかけてきたのだった。
スノーマンにトラックをぶつけられてもジャスティスのパトカーはしつこくトランザムを追いかける。だが、橋が外れたままの川をトランザムが跳び越え、現地の保安官やジャスティスを出し抜いたかに思えた。
トランザム7000のネタバレあらすじ:転・バンディットと仲間たち
バンディットはバス停とつながった食堂でキャリーを下ろし、そこで彼女と別れることにする。だが、「バンディットの奴」と騒ぎながら、無線で話した男が食堂に入ってきてバンディットの隣に座る。
バンディットの顔を知らないジャスティスと言葉を交わした後、バンディットは食堂を逃げ出すが、キャリーが既にトランザムのハンドルを握って走らせ始めていた。再び保安官親子から逃げながらの旅が始まる。
バンディットを助けるのは無線で交信する各地のドライバーたち。交通情報をくれたり、保安官の車の走行を邪魔したりしてくれる。バンディットはキャリーを「フロッグ」(かえる)と呼ぶようになる。ミシシッピ、アラバマと、警察やしつこく追うジャスティスを出し抜きながら二人は親しくなる。
ブロードウェイに12分だけ出演したことがあると自慢するキャリーの仕事にバンディットは詳しくないが、二人ともクレイジーなところが似ている。二人は愛し合うようになる。一方スノーマンは、フレッドのことでケチをつけて彼を食堂で殴った男たちに、彼らのオートバイをトラックでつぶして仕返しをする。
トランザム7000の結末:ゴールに近づく
バンディットたちはとうとうジョージア州に入る。だがトラックが白バイに停められる。積み荷を調べられてはいけない。先行していたトランザムが引き返してキャリーが警官に中指を突き立てて挑発し、白バイはトランザムを追いかけ始める。
次々とパトカーの集団、ヘリコプターが追跡に加わる。だがバンディットの仲間たちの支援もあって、ついにトラックはゴールに到達する。早く金をくれと言うバンディット、しかし、イーノスは「ボストンから18時間以内に缶詰めを運んでくる」という新しい賭けをもちかけ、それに応じたバンディット、スノーマン、キャリーは、イーノスのキャデラックに乗り換えて出発する。
だが、ゴール近くまで追跡してきたジャスティスが見えたので、バンディットは一度停車して、無線でジャスティスとお互いの健闘を称え合った後「左を見な」と言って初めて自分の顔をジャスティスに明らかにする。追いかけっこはさらに続行されるのだった。
以上、映画「トランザム7000」のあらすじと結末でした。
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