スノー・エンジェルの紹介:2007年アメリカ映画。一方は恋が実ってゆく様、そしてもう一方は愛が終わりに向かう様。2組のカップルが同じ時間軸、悲しい事件を中心に、対照的な関係をたどっていく行方を描いた作品。
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン 出演者:ケイト・ベッキンセイル(アニー)、サム・ロックウェル(グレン)、マイケル・アンガラノ(アーサー)、オリヴィア・サールビー(ライラ)、ほか
映画「スノー・エンジェル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スノー・エンジェル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スノー・エンジェル」解説
この解説記事には映画「スノー・エンジェル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スノー・エンジェルのネタバレあらすじ:起
舞台は田舎街。高校生のアーサー、夫と別居中のアニーは同じ中華料理店でアルバイトをしている。アーサーの両親の仲は冷え切っており、アーサー母は「朝までに出て行って」と父に告げる。アニーの元夫・グレンは我が子であるタラと定期的に会うことは許されている。グレンとタラが出かけている間、実はアニーはモーテルで男と会っていた。グレンは「話したいことがあるから」とアニーを食事に誘う。タラに手を焼いていると話すアニーに「もっと俺にタラを預けて」と言う。しかしグレンは自殺未遂をしたため、アニーは安心して彼に任せることができなかった。「話したかったことって?」と聞くと、「別に」と答えるグレン。アニーは唖然とするのだった。
スノー・エンジェルのネタバレあらすじ:承
アニーの愛人・ネイトは、アニーの職場の同僚である友人・バーブの夫だった。領収書がきっかけで二人の関係がばれてしまう。家を追い出されたネイトを匿う姿をグレンは目撃、怒ってネイトの車を壊す。アーサーは転校生のライラといい雰囲気。ライラと出かけていると、女性連れの父に遭遇する。アニーは風邪を引き、うたた寝をしてしまう。気づくとタラがいない。困ったタラはバーブに助けを求める。ライラがアーサーに「好きよ」と伝えキスしているその時、タラの捜索要請アナウンスが流れる。
スノー・エンジェルのネタバレあらすじ:転
アーサーは友人と、指定エリアを探しながらマリファナを吸い出す。ふと手袋を見つけ、そして凍てついた池のなかで凍死したタラを発見する。グレンがアニーのもとを訪れる。アニーが初めて出て行ったとき、自分は車ごと橋から落ちたが生きていたのには意味があるはずだと語り出すグレン。男は許すがアニーは許せない、娘を死なせた、と木にこぶしを打ち付け、車に頭を何度も打ち付けるのだった。
タラがいなくなった日、ネイトの職場に電話したが不在だったのは女といたのでしょ?もう出て行って、と告げるアニー。アーサーの父は、タラの第一発見者となってしまった息子を迎えにきたとき「家庭に戻る努力をしなければと思った」と語るのだった。グレンはアニーの店にきて「タラの写真をあげる」と突然言い出す。怒ったアニーを逆に殴りつけるグレン。
スノー・エンジェルの結末
アーサーはライラを自宅にこっそり泊める。アニーが自分のベビーシッターだったこと、昔好きだったことなどを話す。結ばれる2人。グレンは銃を持ってアニーの家に不法侵入、帰宅したアニーをタラが亡くなった池の前に連れていき銃殺する。そして自分も車のなかで自害、隣にいた飼い犬のボンバーを逃がす。雪のなか、アーサーはブラスバンドを演奏、ライラはそれをカメラで撮影、両親は応援に駆け付けている。グレンの母はおもむろに玄関から出て「ボンバー!!」と飼い犬の名を悲しそうに呼ぶのだった。
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