ソルジャーの紹介:1998年アメリカ映画。超人兵士「ソルジャー」の凄絶な戦いを描くSFアクション。生まれてすぐに将来が決められてしまう近未来。戦士に選ばれた人間は徹底的な訓練を受け、超人兵士「ソルジャー」として戦いに身を投じていた。トッド3465は新世代の「ニュー・ソルジャー」との戦いに負け、廃棄物投棄星に落とされる。そこには地球から移住した人々が小さな村を作っていた。彼らとの交流を通して、トッドの中に初めて人間らしい感情が芽生え始める。
監督:ポール・アンダーソン 出演者:カート・ラッセル(トッド3465)、ジェイソン・スコット・リー(ケイン607)、ゲイリー・ビューシイ(チャーチ大尉)、ジェイソン・アイザックス(ミーカム大佐)、コニー・ニールセン(サンドラ)ほか
映画「ソルジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ソルジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ソルジャーの予告編 動画
映画「ソルジャー」解説
この解説記事には映画「ソルジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ソルジャーのネタバレあらすじ:超人兵士
舞台は近未来社会の地球。生まれて間もない乳児の中から、将来超人兵士「ソルジャー」になる人間が選ばれます。彼らは人間らしい感情を持つことを禁止され、ただ兵士としての技能を徹底的に叩き込まれました。17年後、訓練を乗り越えた彼らは顔に名前と番号を彫られ、ソルジャーとして実戦投入されます。特に優秀なトッド3465は数々の戦果を上げる一方、敵を人質ごと殺害するなど冷酷なふるまいを見せていました。そんな彼らにも世代交代の波が押し寄せます。軍のミーカム大佐は更に改良を加えた「ニュー・ソルジャー」を育成。彼らはあらゆる点でトッド達より優れていました。ソルジャーを率いるチャーチ大尉は不満を覚えますが、実際に戦わせたところ勝ったのはニュー・ソルジャーだったので、交代を受け入れます。ニュー・ソルジャーのケイン607に敗北したトッドは、アルカディア234廃棄物投棄星に捨てられることになりました。
ソルジャーのネタバレあらすじ:人間との交流
アルカディア234は暴風が吹き荒れる乾燥した星。怪我を庇いながら歩き出したトッドは、人間の居住地を発見します。嵐に襲われ気絶したトッドを村人は保護して看病してくれました。面倒を見るのはメイスとサンドラの夫婦です。トッドの腕に刻まれた文字に、メイスは「ソルジャーだ」と呟きました。やがてトッドは目を覚ましますが、村人からは忌避されてしまいます。サンドラが言うには、村人は12年前地球を出たものの、宇宙船が墜落したためこの星に住むようになったそうです。外部との交流が皆無だったため、トッドをなかなか受け入れられないようでした。トッドは畑仕事を手伝いながら、緑色の細い毒蛇は危険だと教わります。サンドラ達の息子ネイサンは昔噛まれて生死をさまよい、それが原因で喋ることが出来なくなったそうです。
ソルジャーのネタバレあらすじ:追放
人間らしい暮らしをする内に、人間らしい感情を取り戻し始めるトッド。嵐に巻き込まれた村人ジミーを救ったことで、村人も少しずつ心を開いてくれるようになりました。しかしトッドはソルジャー時代の記憶がフラッシュバックするようになります。戦いの衝動が抑えられず、誤って礼を言いに来たジミーを襲ってしまうことさえありました。そんなある日、トッドとネイサンは毒蛇に遭遇します。トッドはネイサンに自力で蛇を殺す方法を教えようとしました。しかしメイスとサンドラはトッドがネイサンを危険にさらしたと勘違いし、最終的にトッドは村から追い出されてしまいます。1人になったトッドは初めての涙を流しました。
ソルジャーのネタバレあらすじ:ソルジャー達の戦い
その後、トッドに教わった方法で蛇を撃退するネイサンを見たメイスは、自分の誤解を察しトッドに謝罪します。そこへニュー・ソルジャー達を乗せた輸送船が着陸しました。実地訓練も兼ねた偵察に偶然この星が選ばれたようです。「人を見たら全て敵と見なして行動せよ」と命令するミーカム大佐。トッドはメイスを連れて逃げようとしますが砲撃され、メイスは死亡してしまいます。村は装甲車に襲われ大勢の死者が出ました。村に戻ったトッドはニュー・ソルジャーと交戦します。トッドは経験を活かし、銃やナイフ、時には蛇や嵐をも利用して撃退していきます。村を襲う装甲車に、奪った装甲車で突撃するトッド。操縦していたのはケインでした。トッドはサンドラ達生き残りを先に逃がし、ケインと対峙します。トッドは劣勢に立たされながらも必死に戦い、勝利を掴みました。
ソルジャーの結末:再出発
サンドラ達と合流したトッドは、軍に同行していた旧ソルジャー達と再会。ニュー・ソルジャー全滅を知ったミーカム大佐達は、新型の核爆弾を使用し星ごと謎の敵を消し去ろうと計画します。旧ソルジャーを見捨てようとするミーカム大佐に反発したチャーチ大尉は射殺されていまいました。そこへトッド率いる旧ソルジャーが現れ、ミーカム大佐とその部下2人を船外へ放り出し、船を離陸させます。3人は爆発に巻き込まれ星ごと消え去りました。生き残った村人を乗せ、間一髪で宇宙に逃げたトッド達。行き先はかつてメイスが目指したムーン星にしました。ネイサンがやって来て両腕を広げ、トッドは戸惑いながらも彼を抱き上げます。2人は窓から宇宙を見渡し、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画ソルジャーのあらすじと結末でした。
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