隔離(原題:Solitary)の紹介:2009年アメリカ映画。夫が突然失踪するがパニック発作のため家から出ることができない妻。夫の行方を追ううちに、不可思議な出来事に見舞われるようになるが、やがて自身に起きた真相にたどり着くミステリー作品。
監督:グレッグ・ドゥロシー 出演:アンバー・イェイガー、アンドリュー・カマル、クリスティーン・サリヴァン、キーロン・エリオット、ほか
映画「隔離」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「隔離」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
隔離の予告編 動画
映画「隔離」解説
この解説記事には映画「隔離」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
隔離のネタバレあらすじ:起・夫の失踪
優しい夫マークと幸せに暮していたサラだったが、外出しようとして突然パニック発作に襲われるようになり、家から出られなくなる。
その様子にマークは、サラの姉で看護師のジーナから紹介された専門医のレズニック博士に診てもらおうとサラを説得するが、翌朝マークの姿が消えていた。
連絡を取ろうと電話をかけるが固定電話も携帯電話も通じず、サラは警察に夫の行方不明を届け出る。通報を受けてやってきた刑事が家の中を調べるが、鍵のかかった予備室を見せるよう言われたサラは、何故か強硬に拒み追い返す。
その時サラは、マークが会社へは6ヶ月前から出社していなかったことを知らされる。
隔離のネタバレあらすじ:承・記憶のずれ
レズニックが訪れて診察を受けたサラは、“広場恐怖症”の可能性があり、きっかけとなる出来事があったはずだと言われるが心当たりがない。
何が起こっているのか分からず苛立つサラに、レズニックはマークの失踪は2日前ではなくもっと前だったのでは、と彼女の記憶違いの可能性を問うがサラは否定する。
訪ねてきた刑事から、一連の出来事は妻の資産を狙って心神喪失に陥らせようと夫が仕組んだことではないかと告げられたサラは全てに懐疑的になり、ジーナとマークの浮気を疑い、レズニックも怪しむ。
隔離のネタバレあらすじ:転・予備室の中へ
家の中ではなぜか予備室からマークの気配を感じていたサラ。レズニックは予備室を開けたがらないサラに、その理由を聞きだそうとするが彼女に追い返される。
その晩、サラは血まみれのマークが赤ん坊を抱いて予備室の前に立っているのを目にする。精神的に追い詰められた彼女は銃で自殺を図るが、翌朝目覚め、銃のあった場所を確認すると、そこには予備室の鍵があった。
訪ねてきたジーナの前で鍵を開けて中に入ると、そこでサラは、事故で大破した車に乗っているマークと自分を見て、事故でマークを亡くし、それから6か月経っていたことを思い出す。
隔離の結末:決断の時
しかし、記憶を取り戻したものの、未だ外に出ることができないサラは苛立ちをレズニックにぶつけるが、彼は実はサラが事故から今も昏睡状態が続いていて、こうしているのは潜在意識の中の作り話なのだと告げる。
受け入れがたいサラはレズニックを撃ち、彼のパソコンを開いてみると、そこには病室で昏睡状態の自分の映像が映し出されていた。レズニックは昏睡状態の患者の潜在意識に入り込み、生命維持の意思決定を促す療法を行なっていたのだった。
全ての状況を把握し、受け入れたサラはレズニックに自分の決断を伝えると、解放された彼女は家から外へ歩き出していった。
以上、映画「隔離」のあらすじと結末でした。
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