SPACE JAM/スペース・ジャムの紹介:1996年アメリカ映画。アメリカNBAの伝説的スーパースターのマイケル・ジョーダンを主演に迎え、ワーナーのアニメシリーズ「ルーニー・テューンズ」とコラボレーションした、実写とアニメの融合によるスポーツコメディ映画です。2021年には25年ぶりとなる続編『スペース・プレイヤーズ』が公開されています。
監督:ジョー・ピトカ 出演者:マイケル・ジョーダン(マイケル・ジョーダン)、ビリー・ウェスト(バッグス・バニーの声/エルマー・ファッドの声)、ウェイン・ナイト(スタン・ポドラック)、ダニー・デヴィート(スワック・ハンマーの声)、テレサ・ランドル(ホニータ・ジョーダン)、チャールズ・バークレー(チャールズ・バークレー)、パトリック・ユーイング(パトリック・ユーイング)、マグシー・ボーグス(マグシー・ボーグス)、ラリー・ジョンソン(ラリー・ジョンソン)、ショーン・ブラッドリー(ショーン・ブラッドリー)、ラリー・バード(ラリー・バード)、ビル・マーレイ(ビル・マーレイ)、ケイス・スシー(ローラ・バニーの声)、ディー・ブラッドリー・ベイカー(ダフィー・ダックの声/タズマニアン・デビルの声)、ボブ・バーゲン(ポーキー・ピッグの声/トゥイーティーの声/マービン・ザ・マーシャンの声)、ビル・ファーマー(ヨセミテ・サムの声/シルベスター・キャットの声/フォグホーン・レグホーンの声)、ジューン・フォーレイ(グラニーの声)、モーリス・ラマーシュ(ペペ・ル・ピューの声)ほか
映画「SPACE JAM/スペース・ジャム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「SPACE JAM/スペース・ジャム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SPACE JAM/スペース・ジャムの予告編 動画
映画「SPACE JAM/スペース・ジャム」解説
この解説記事には映画「SPACE JAM/スペース・ジャム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
SPACE JAM/スペースジャムのネタバレあらすじ:起
1973年の夏。当時まだ少年だったマイケル・ジョーダン(ブランドン・ハモンド)は夜中に自宅の庭でバスケットボールの練習をしていました。マイケルの才能を認めた父(トム・バリー)は彼を大学リーグ優勝経験のある強豪ノースカロライナ大へ通わせてあげ、やがてマイケルはNBAへと入団しました。マイケルの願いは将来バスケを引退したら父のように野球へと転向することでした・・・。
・・・時は流れて1993年。今やNBAのスーパースターにまで上り詰めたマイケル(マイケル・ジョーダン)はシカゴ・ブルズを3連覇に導くなどキャリアの絶頂期にありました。そんな矢先、マイケルは突然バスケからの引退とプロ野球への挑戦を宣言しました。
時を同じくして、宇宙の果てにある遊園地「モロン・マウンテン」は人気低迷に伴う客足の減少に悩まされていました。新たな集客策として新アトラクションの構想を練っていた社長のスワック・ハンマー(声:ダニー・デヴィート)は地球のアニメーションの世界で大活躍するバッグス・バニー(声:ビリー・ウェスト)ら「ルーニー・テューンズ」の面々に目を付け、バッグスたちを「モロン・マウンテン」で奴隷として働かせるべく手下の宇宙人たちを地球へと差し向けました。
SPACE JAM/スペースジャムのネタバレあらすじ:承
プロ野球選手へと転向したマイケルはNBA時代の栄光とは打って変わって低迷していました。そんな時、チームの広報担当であるスタン・ポドラック(ウェイン・ナイト)がマイケルの専属マネージャーになることになりましたが、マイケルはスタンのことを快く思っていませんでした。
一方その頃、バッグスたちの前に現れた宇宙人たちはバッグスたちを宇宙に連れて行こうとしましたが、奴隷になんかなりたくないバッグスは宇宙人たちの身長が自分たちよりも低いことに目を付け、バスケで勝負しようと持ちかけました。しかし、宇宙人たちはある秘策を考え付いていました。
ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンではNBAの試合が行われていました。ところが、試合途中にスター選手数名が突然原因不明の体調不良を訴えました。このことは大々的に報じられ、NBAは大混乱に陥ってしまいました。実はこれは宇宙人たちの仕業であり、宇宙人たちはNBAスター選手の才能を盗み出して自分たちのものにしてしまったのです。
このことを知ったバッグスは急遽助っ人を探すことにしました。その頃、マイケルはとあるゴルフ場で、親友で俳優のビル・マーレイ(ビル・マーレイ)や元NBAスターのラリー・バード(ラリー・バード)でゴルフを打ちながら今のNBAの現状について語り合っていました。ビルは(宇宙人に才能を盗まれた)選手たちの代わりに自分がNBA選手になれないかと相談しましたが、マイケルとラリーは望みは薄いと語りました。その時、マイケルは突然ゴルフのカップの中に吸い込まれ、気が付くとそこにはバッグスがいました。
SPACE JAM/スペースジャムのネタバレあらすじ:転
マイケルをルーニー・テューンズの世界に引き込んだバッグスは事情を説明し、マイケルに助っ人になってくれるよう頼みました。最初は断ろうとしたマイケルでしたが、いざ練習を始めてみるとたちまち全盛期のように次々とシュートを決めていきました。
そしてバッグスはマイケルを連れ戻しに来たスタン、バッグスのガールフレンドのローラ・バニー(声:ケイス・スシー)をチームに加え、宇宙人たちとの試合に臨みました。
試合当日。超満員の観客が見守るなか試合が始まりました。前半戦は圧倒的に宇宙人たちのペースで試合は進み、マイケルも必死にシュートを決めましたがラフプレーを繰り返す宇宙人たちに苦しめられました。
試合前半は宇宙人たちに大差を付けられて終了しました。バッグスは落ち込む仲間たちに「秘密のドリンク」だと称してただの水を飲ませる作戦に出、自信を取り戻した仲間たちは後半戦で巻き返しを図りました。
勢いづいたルーニー・テューンズチームは自分たちの持ち前を発揮して徐々に点差を縮めていきました。そんな時、宇宙人たちはタイムアウトを取り、スワックはマイケルに賭けを申し入れてきました。
ルーニー・テューンズが勝てば盗まれたNBA選手の才能を返してもらい、宇宙人側が勝てばマイケルもバッグスたち共々モロン・マウンテンで見世物として働かされるというものでした。スタンから事情を聞いたマイケルは条件を受け入れました。
SPACE JAM/スペースジャムの結末
試合終盤、宇宙人たちはマイケルやルーニー・テューンズを全員怪我に追い込んで出場不能にしようと思いつきました。宇宙人たちの容赦ないラフプレーによりルーニー・テューンズは次々とけが人が続出、代わりに出場したスタンも宇宙人たちにぺしゃんこにされてしまいました。
マイケルは普通の人間であるスタンがなぜアニメキャラのようにぺしゃんこになったりするのか疑問に思いましたが、バッグスはルーニー・テューンズの世界ならば誰もが自由自在に首や腕を伸ばしたりすることができると教えました。
とうとう選手不足に陥ったルーニー・テューンズ。このままでは不戦敗になってしまう危機に立たされたその時、現れたビルが助っ人として駆け付けました。マイケルはビルを快くチームに加え、残り数十秒で反撃を開始しました。マイケルとビルは巧みなコンビネーションで宇宙人たちを翻弄し、マイケルは最後のチャンスとしてダンクシュートを試みました。
踏切りの位置はハーフラインの遥か手前であり、いくらマイケルでもゴールリングまで手の届かない距離でしたが、マイケルはバッグスから教わったことを思い出し、必至に腕を伸ばしました。マイケルの腕はまるでアニメのように伸びてダンクシュートを決め、ルーニー・テューンズは土壇場で大逆転勝利を収めました。
約束通り、NBA選手の才能は元に戻されることになりました。才能を取り戻した選手たちはマイケルに3対3のゲームを申し入れましたが、マイケルはこれを断りました。選手たちはマイケルにはもうバスケをする力が残っていないのだと挑発、マイケルは自らのNBA復帰という形で選手たちの挑戦を受け入れました。
以上、映画「SPACE JAM/スペース・ジャム」のあらすじと結末でした。
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