スプリットの紹介:2017年アメリカ映画。パーティの帰り謎の男がケイシー達の乗る車に乗り込んだ。そして気付いた時ケイシー達は揃って見知らぬ部屋へと入れられていた。訳も分からぬまま時間が過ぎ、次第に事の真相を知ることになる。ある時部屋の外で女性の声が聞こえてきた。ケイシー達はその女性に助けを求めたがそれはあの男だった。女性物の服を着て話方も変わった、でも紛れもなくあの男。男にはただならぬ秘密があった。
監督:M・ナイト・シャマラン 出演:ジェームズ・マカヴォイ(ケビン/男)、アニヤ・テイラー=ジョイ(ケイシー)、ベティ・バックリー(Dr.カレン・フレッチャー)、ジェシカ・スーラ(マルシア)、ヘイリー・ルー・リチャードソン(クレア)、ほか
映画「スプリット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スプリット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スプリットの予告編 動画
映画「スプリット」解説
この解説記事には映画「スプリット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スプリットのネタバレあらすじ:1.部屋
目を覚ました時ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は見知らぬ部屋に横たわっていた。目の前にはマルシア(ジェシカ・スーラ)とクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、二人は怯えた様子だった。そこに窓もなく、ドアは内側から開かないようになっている。2つのベッドと真新しいバスルームがあるだけの殺風景な部屋。そこへ男(ジェームズ・マカヴォイ)が入ってきた。そして何やら品定めをするようにじっくりと3人を見る。この男に監禁されている。そう気づいた時はもう遅かった。それはクレアのパーティが終わった時だった。行きたくもないパーティにケイシーは行かされた。帰りはクレアの父親が送ってくれると言うので嫌々ながら乗り込んだ。そして先ほどの男が現れ3人にスプレーを噴射、気づいた時にはこの部屋にいたのだ。あの男は生贄だとかなんだとか話していた。まるで3人を餌にするとでも言うような話である。クレアとマルシアは共に協力して脱出を企てようとするが上手くいくはずがない。
スプリットのネタバレあらすじ:2.女性
部屋の外で話し声が聞こえる。男が知人を連れて来たのか。ドアの隙間から覗くと顔は見えないが女性の姿が見える。3人はドア超しに思い切り助けを呼んだ。その声を聞いた女性はドアを開けた。その姿に3人は驚愕する。服装や仕草は女性そのもの、だが顔は先ほどの男そのものである。そして彼女の向こうに人の気配もない。彼女は心配そうに3人を見るとそのまま部屋を出て行ってしまった。一体何が起きているのか分からない三人。驚きはまだ終わらない。それからしばらくしてから3人の元にまたあの男が現れた。しかし以前とは雰囲気が違う、くだけた表情で楽しそうにこちらを見ている。床にあぐらをかいて座りへらへらと自身の名前を告げる「僕はヘドウィグ」。ケイシーは悟った、そして彼に質問をした。「あなたはいくつ?」するとその答えで確信する。「9歳だよ」。
スプリットのネタバレあらすじ:3.先生
フレッチャー(ベティ・バックリー)のパソコンに彼からメッセージが届いていた。緊急を要するようなメッセージだったが、その後の彼の様子は落ち着いており軽快な会話を続ける。その男性はフレッチャーの患者であり解離性人格障害を患っているとされている。フレッチャーは医師として、そしてその真実を世に届けるための研究を行っている。そしてその男性こそまさしくケイシー達を監禁している男だった。その時のフレッチャーには知る由もない。
スプリットのネタバレあらすじ:4.脱出
男がいない間に抜け道を探す3人。それは意外な所に存在していた。天井に隠された道があったのだ。クレアがなんとか這い上がり脱出を試みるも失敗、駆け付けた男に捕まり別室へと入れられてしまう。その後マルシアもまた隙を見て脱出を試みるも失敗。3人は別々の場所へと監禁されることになる。ケイシーはただ一人、ヘドウィグの関心をさらっていた。それを利用し彼の部屋へと案内させるケイシー。そこでトランシーバーを発見、外部への連絡を試みるもヘドウィグの意識は消えあの男が現れた。ケイシーはまたしても部屋へと逆戻り、しかし不思議なことに男は何もしてこなかった。殺すそぶりも見せなければ暴力するそぶりもない。ただひたすらにある名前を言うだけだった。「ビースト」それは彼が言う謎の正体。そのためにケイシー達3人は生かされていた。
スプリットのネタバレあらすじ:5.正体
彼がここへ来るとき、いつも決まった人格だった。その日もそう見えた。しかしそれは明らかに演技、フレッチャーには彼の現在の正体が分かっていた。デニス。これまで一度もフレッチャーの前に現れず表へでる権利を持たない人格だった。男には23の人格が宿っている。それぞれに個性があり名前、正確、年齢、とそれぞれが一つの人格を形成している。このデニスもそうだ。冷静沈着、潔癖症。彼はフレッチャーにある存在を伝えた。「ビースト」それにはフレッチャーは驚かなかった。以前からそんな話は聞いていた。24人目の人格。しかしそれはあり得ない、そんなものはいない。でも男はその存在を信じていた、そしてあの行動に出たのだ。フレッチャーは嫌な予感を感じていた。そしてそれは彼女の知らない所で既に起こっていた。そして夜、フレッチャーのパソコンに彼からのメッセージが入る。その数およそ数十件。フレッチャーは急いで彼の家へと向かった。
スプリットのネタバレあらすじ:6.発見
フレッチャーが家へと着いた時、ちょうどデニスも表へ出ていた。そして家の中に案内され、今自分に何が起こっているかを説明しようとする。彼はまだビーストの話をしている、しかしその頃にはフレッチャーにはただの妄想ではないような気がしてならない。その日はそれで引き上げることにした。そして帰りにトイレを借りるといい廊下へ出た。そして廊下にある鍵のかかった扉を開けると中に少女が倒れているのを発見する。そしてフレッチャーもデニスに眠らされてしまう。デニスはフレッチャーをソファへと寝かせ静かに家を出て行った。それに気づいたクレア達はこれがチャンスと再び脱出を試みる。ケイシーも同時に脱出を試みていた。
スプリットのネタバレあらすじ:7.24人目
ケイシーは部屋のドアを開けることに成功、そしてその先で鍵を見つけ脱出に成功した。部屋の廊下はやけに静まり返っていた。クレア達がいるドア部屋に呼びかけても返事がない。恐る恐るドアを開けると中には血だらけのマルシアが横たわっていた。隣の部屋では苦しそうにもだえるクレアが、しかし彼女の身体は今まさに食われているところだった。慌ててその場から離れるケイシー。別の部屋で横たわる女性の姿を見つける。彼女も既に息は無かった。そしてテーブルの上にはケヴィンという名が書き殴られていた。この女性が書いたものか。ケヴィンの名を叫ぶように書いてある。そこへあの男が姿を現す。顔はまさしくあの男、しかし身体は血管が浮き出るほど逞しく表情も野性的。彼は先ほどクレアを食っていた男だった。そこでケイシーは叫んだ、テーブルに書いてあるあの名を。
スプリットのネタバレあらすじ:8.ケヴィン
名前を叫ぶと男は我に返ったようにおとなしくなった。その男性には先ほどまでの記憶がないようである、そして自分のしたことを理解した。男はケイシーに銃のありかを教える。それを使い自分を殺すようにと。しかしその瞬間に男は消え先ほどの野獣のような人格が目を覚ます。ケイシーは銃を持ちその場から逃走を図った。奴こそがビースト。男がずっと話していたビーストである。そしてクレアとマルシアは犠牲になった。ケイシーはひたすら逃げまわるもとうとう行き止まりに来てしまった。道は今来た1本だけ。その道へと銃を構える。ビーストには銃は効かなかった。2発当てはしたが倒れない、それどころかケイシーの立てこもった頑丈な檻を素手でこじ開け始めた。すると突然男は止まった。ケイシーの身体を見て彼女の過去を悟ったのだ。ケイシーは酷い虐待にあっていた。それはケヴィンの過去と同じだった。
スプリットの結末
ケイシーは助かった。翌朝その建物の職員が檻の中で力なく座り込む彼女を発見しすぐに警察へと通報したのだ。ケイシー達が監禁されていたのは動物園だった。警察の捜査が行われるものの犯人の男は見つからなかった。その様子はテレビで大きく取り上げられ多くの人間の注目の事件となる。その様子を一人の男性が見守るのだった。
以上、映画スプリットのあらすじと結末でした。
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