スパイ・ゲームの紹介:2001年アメリカ映画。CIA諜報員ミュアーのもとに元部下・ビショップがスパイ容疑で囚われたという連絡が入った。無事にビショップを取り戻すための作戦が始まる。
監督:トニー・スコット 出演:ロバート・レッドフォード(ネイサン・ミュアー)、ブラッド・ピット(トム・ビショップ)、キャサリン・マコーマック(エリザベス・ハドレー)、スティーヴン・ディレイン(チャールズ・ハーカー/CIA局員)、ほか
映画「スパイ・ゲーム (2001年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スパイ・ゲーム (2001年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スパイ・ゲーム (2001年)」解説
この解説記事には映画「スパイ・ゲーム (2001年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スパイゲームのネタバレあらすじ:起
蘇州刑務所に医師として忍び込んでいたCIA諜報員のビショップ(ブラット・ピット)は、囚人に予防注射をしているときに、漏電した電気ショックで死んだ振りをして囚われていたとある女性を助け、逃げ出そうとしたところを監視に見つかってしまい、アメリカのスパイとして囚われ拷問を受けてしまいます。
そんな中、ベテランCIA諜報員ミュアー(ロバート・レッドフォード)はあと1日で退職日を迎えていました。当日出勤すると、CIA香港支部のダンカンからの電話で、元部下のビショップが中国の蘇州刑務所にてスパイ容疑をかけられ、囚われて拷問を受けていることを知ります。
ミュアーが出勤すると、同僚のハーカー(スティーヴン・ディレイン)からビショップに関する資料を提出するよう言われます。ミュアーはその幾つかの重大な資料を秘書のグラディスに処分させ、最低限の資料をハーカーに提出し、会議に出席することになります。
スパイゲームのネタバレあらすじ:承
そこで幹部たちが日中関係の事もあり、ビショップを見殺しにするつもりであることに気付いたミュアーは、ビショップに残された時間は24時間しかないことを知り、なんとか自分の手でビショップを救い出そうと作戦を練ります。
ミュアーは幹部たちにビショップの人物像や経歴を聞かれ、ビショップとの出会いから話して聞かせます。
1975年のベトナム戦争の最中にミュアーは初めてスナイパーだったビショップに出会います。ビショップの才能を見抜いていたミュアーはビショップのCIAとしての才能を見出します。やがてビショップをCIAとして引き抜いたミュアーはビショップに仕事や人生のいろはを教えこみました。
スパイゲームのネタバレあらすじ:転
ある日、西ドイツのアメリカ大使館にスパイがいるという情報を得ました。大使夫人がスパイだったのです。その情報提供者の亡命を手伝う事になっていたのですが、それが大使夫人にばれていたのです。その事に気づいたミュアーが亡命するはずだった協力者を予定変更し、見殺しにすることになってしまいます。
その時に見殺しにしろと命を下した冷酷なミュアーとの考え方の違いを感じてしまい、やがてビショップはミュアーと決別することを選びます。そしてその作戦中にビショップにはエリザベスという恋人ができていましたが、作戦の終了と同時に姿を消していました。
テロ活動に参加し中国外交官を殺したという過去を持つエリザベス、中国に追われていた彼女は蘇州の刑務所に投獄されていたのです。ミュアーはビショップを止めようと叱咤しますが、ようやくエリザベスの居場所を突き止めたビショップは、愛するエリザベスを助け出すために蘇州刑務所に忍び込み、囚われてしまったのです。
スパイゲームの結末
ミュアーは地図解析室からハーカー達が考えていたサードショー作戦についての情報を聞き出します。秘書に頼んでいた衛星写真も手にいれ、持っていた株を全て売り南国に送金します。そして衛星写真と南国のパンフレットを用意しました。
送金した金でミュアーはビショップが囚われている蘇州刑務所のシステムをダウンさせる事をダンカンを通して頼み、CIA長官のサインを偽装、ビショップとエリザベスを救出するための「ディナー作戦」を軍に指示しました。
ハーカーはミュアーが株を売却したことを把握していて、会議でミュアーを問い詰めます。大金の使い道を問い詰められたミュアーでしたが、南国のパンフレットに載ってある物件を見せ、その金額がミュアーが使用した金額と同じという事を証明しました。
ディナー作戦は密かながら着実に実行され、刑務所内をシステムダウンさせ停電を起こしてしまいます。その隙にアメリカ軍がビショップとエリザベスを見事救出させました。
やがて会議が終わり、ミュアーは出ていきます。誰が助けてくれたのか分からないビショップでしたが、ヘリで脱出された際にヘリの操縦士が作戦名である「ディナー作戦は成功しました」と報告するのを耳にします。かつてご飯を食べさせて欲しいものを手にいれるディナー作戦を実行していたのはミュアーでした。そこでビショップはミュアーが助けてくれたのだと悟ります。
身勝手に動き、捕まった自分を助けてくれたミュアーにビショップは感謝し、ボロボロの姿で涙を流します。そしてミュアーは何も知らないふりをしてCIAをあとにするのです。
平然と退職前最後の仕事を終えて帰宅するミュアー。部下から報告を受けた幹部たちが蘇州刑務所で再びトラブルがあったことを知り、青ざめて頭を抱えてしまいます。それはすでにミュアーが去ったあとでした。
以上、映画「スパイ・ゲーム」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する