映画「SQUATTERS 不法占拠者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
SQUATTERS ～不法占拠者～の紹介：2014年アメリカ映画。家出をした裕福な家の息子ジョナスと里子として貧乏に育った娘ケリーは窃盗やドラッグを繰り返しながらホームレス生活を送り、裕福な家庭シルバーマン家に不法侵入する事から始まる物語。ケリーがシルバーマン家を逃げ出した後に出会ったマイケルが連れて行った実家はシルバーマン家。嘘をやめ真面目に生きようと苦悩するケリーの姿が胸を打つ作品です。
監督：マーティン・ワイズ 出演：ガブリエラ・ワイルド（ケリー）、トーマス・デッカー（ジョナス）、ルーク・グライムス（マイケル）、リチャード・ドレイファス（デヴィッド・シルバーマン）、ナンシー・トラビス（キャロル）、ほか
この解説記事には映画「SQUATTERS 不法占拠者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カリフォルニアのビーチでホームレス生活を送るジョナスとケリー。ジョナスは寝起きにタバコを吹かしながらお腹がすいたというケリーに「いつもの店のゴミ箱をあさろう」と言います。残念な事にゴミ箱からは何も見つからず商店に入った2人は盗みを働きホームレス仲間で分け合います。スリや盗みを働いてドラッグを吸いながら仲間と楽しく暮らしています。町を物色中のジョナスは駐車場で偶然裕福そうな婦人が約1カ月にわたって家を留守にするという会話を聞き暗証番号も入手します。
ドラッグのせいで意識がもうろうとして眠ってしまったケリーが目覚めると高価そうなソファーに寝かされていました。そこは目を見張るような贅沢な調度品、家族写真に夫ドレイファスデヴィッド・シルバーマン妻エヴァリンとあります。ケリーはバスタブに驚きます。バスタブの前には踏むのも拒まれるようなふかふかで真っ白なバスマットが敷いてあります。
ジョナスは書斎で金庫を見つけ中から大金を見つけケリーに知らせに行くとそこにはドレスに着替えた美しい娘が立っていました。ケリーに勧められジョナスもバスルームへ行くと伸び切った髪を切り始めます。ケリー同様に小綺麗になりスーツに着替えたジョナスはケリーを外へ連れ出し高級車でいつも窓越しに見ていたレストランに横付け中に入ります。
朝、雑用係が尋ねてきますが留守を預かる甥と姪だといいその場をしのぎますが金目の物を売り払ってしまおうと言うジョナスにケリーは「デヴィットのお父さんの指輪は形見だから売らないで」と言います。ケリーは実家に戻り母親と弟に金を渡すと仲の悪い父親を避けるようにすぐに実家を後にします。
ケりーはジョナスが品物を売り払いに行き留守の間にホームビデオを見て過ごします。そこには楽しそうで幸せそうな家族の姿がありましたが長女のステファニーが亡くなっていた事を知ります。うとうととしていたケリーでしたが玄関が開く音と人の話し声に目を覚まします。家族が予定より早く帰ったのでした。部屋の中の異変に気づいたデヴィッドは部屋の中を見て「空き巣にやられた」と言います。ケリーは隙を見つけて庭へ潜みジョナスを待ち、車に乗り込みそのまま逃げます。
デヴィットのお父さんの指輪を売り払った事を知ったケリーはジョナスからも逃げ出します。ケリーは映画館でマイケルと出会います。マイケルはクスリで亡くなった妹ステファニーの話をします。ケリーはジョナスと夜を過ごしていた海辺のあの場所で朝までマイケルと過ごします。
マイケルとケリーはマイケルの家に行きはマイケルは身支度を整え父親と約束があるのでとケリーを残して出かけます。父親のデヴィットに「家の方は？」と聞くと「全て保険が下りる、じいさんの指輪以外はな」と言います。マイケルはケリーとの出会いを話します。「新しい恋の幕開けだ」と言ってデヴィットは応援してくれます。ケリーはマイケルの家を訪ね二人はその夜結ばれます。
マイケルはケリーを実家で行われる宗派の祭りに誘われます。預言者を迎えに行ったマイケルは車を盗みに来たジョナスに銃を突きつけられキッチンに戻ります。ジョナスはマイケルの頭を殴りつけた後ケリーを連れて盗んだ車で逃げます。売りさばく商人の家にケリーと共に行った時ケリーはトイレに行くと装い警察を呼びます。その後デヴィットの指輪を見つけ口に含みいくら乱暴されても吐き出しませんでした。
警察から盗難品が戻ったのはケリーの通報によるもの、そしてケリーが入院している事を聞いたマイケルは病院に駆けつけます。病院に運ばれたときもずっと手放さなかったデヴィットの指輪をマイケルは受け取ります。ケリーは6ヶ月の刑に服し出所。「ケリー」マイケルの元に走るケリー「なんとかなるさ 2人で考えよう」ケリーは新しい人生の始まりをマイケルと共に歩み事に決めたのでした。
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