エルム街の悪夢の紹介:2010年アメリカ映画。1984年に公開された人気ホラーシリーズ「エルム街の悪夢」を長編初挑戦となるサミュエル・ベイヤー監督がリメイクしたのが本作となります。悪夢の中でフレディが殺人を犯すと現実でも殺されてしまう。眠ってはいけない恐怖が再び主人公達の前に襲いかかります。
監督:サミュエル・ベイヤー 出演:ジャッキー・アール・ヘイリー(フレディ・クルーガー)、カイル・ガルナー(クエンティン)、ルーニー・マーラ(ナンシー)、ケイティ・キャシディ(クリス)、トーマス・デッカー(ジェシー)、ケラン・ラッツ(ディーン)、ほか
映画「エルム街の悪夢(2010年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エルム街の悪夢(2010年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エルム街の悪夢の予告編 動画
映画「エルム街の悪夢(2010年)」解説
この解説記事には映画「エルム街の悪夢(2010年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エルム街の悪夢のネタバレあらすじ:起
エルム街に住むディーン(ケラン・ラッツ)は、夢の中で不気味な男に襲われるという悪夢に悩まされていました。眠りたくないとダイナーに向かい、コーヒーを飲みます。
しかし、ついうたた寝をしてしまったディーンは、友人であるナンシー(ルーニー・マーラ)、クリス(ケイティ・キャシディ)の目の前で不可解な自殺を図ります。
ディーンの葬儀の日、クリスとディーンの2人は高校時代からの友人ではなく、もっと幼い頃からの知り合いだったことを、見つけた写真からクリスは思い出します。
その日からクリスの夢の中に赤と黒の縞模様のセーターを着て、顔が火傷でただれたカギ爪の男が現れるようになりました。男が夢の中で付けた傷は現実にも現れます。そしてクリスは悪夢に怯え、眠れなくなってしまうのです。
悪夢に怯え疲弊してしまっているクリスに、ジェシー(トーマス・デッカー)が心配して声をかけます。ジェシーも同じ夢を見る事を知ったクリスは、一緒に眠って欲しいと懇願しました。
エルム街の悪夢のネタバレあらすじ:承
しかしクリスは夢の中で男に殺されてしまいます。血まみれの中、目を覚ましたジェシーはパニックになり逃げ出し、ナンシーの部屋に忍び込むと、ナンシーに「夢の中で殺人鬼に襲われるから眠ってはダメだ」と告げると、クリス殺害の容疑で逮捕されてしまいます。
捕まった警察で眠ってしまったジェシーは男に殺され、獄中で怪死してしまうのでした。
ナンシーはジェシーの葬儀の際に、皆が写っている幼少期の写真が気になります。母に確認してみても何か隠しているように、はぐらかされてしまいます。その後、ナンシーも悪夢を見るようになってしまいます。
その事を相談しようとクエンティン(カイル・ガルナー)に会うナンシーでしたが、クエンティンも悪夢を見るようになっていました。夢に出てくる幼い子供、学校という共通点から、やはり何かあると過去を調べ始めた二人は、ナンシーとクエンティン、そして死んだ三人がバダム幼稚園に通っていた事が判明します。ナンシーが母親を問い詰めると、ようやく重い口を開き始めます。
幼稚園の庭師として働いていたフレディ・クルーガー(ジャッキー・アール・ヘイリー)は、地下室に住む子供好きな男でしたが、彼が子供達に性的なイタズラをしている疑惑が浮上します。
その後フレディは行方をくらませてしまいます。その忌まわしき記憶を思い出させないために、親たちが過去を封印していたのです。
エルム街の悪夢のネタバレあらすじ:転
母親はまだ何かを隠している。そう考えたナンシーは写真に写っていた他の園児達の近況を調べると、死んだ三人同様に全員が悪夢に悩まされて死んでいた事が分かります。
クエンティンが泳ぎのレッスンを受けている時に、いきなり水中に引きずり込まれます。そして悪夢の中で、フレディが怒り狂った保護者達に生きたまま火をつけられて殺された過去を見てしまいます。溺れていた所をコーチに助けられて、クエンティンは目を覚まします。
無実の罪で殺された復讐としてフレディが襲ってくるのだと考えたナンシーとクエンティンは、悪夢を恐れて何日も不眠状態で、もう限界に近づいていましたが、バダム幼稚園の地下室に何かあると感じ地下室に向かうことにしました。
いつ眠ってしまっても不思議はない二人。夢と現実の区別がつかなくなり、フレディがいつ襲ってくるか分かりません。薬局に入ろうとしてふいに悪夢に突入したナンシーがフレディに襲われます。
ナンシーは腕を切られてしまいますが、薬局の店員に起こされ目を覚まします。その時、ナンシーがフレディの服の切れ端を持っている事に気づきました。
エルム街の悪夢の結末
どうにかバダム幼稚園の地下室にたどり着いた二人。地下室には秘密の部屋があり、そこにはフレディが子供達に性的なイタズラをしていた証拠があったのです。
フレディは保護者達への私怨で襲ってきているのではないと感じた二人は、フレディと戦う事を決意します。
ナンシーは眠りにつき、悪夢の中でフレディに戦いを挑みますが、見張り役のクエンティンが眠ってしまいフレディにやられてしまいます。フレディはナンシーに標的を変えて襲いかかり、やられたものの、先に目を覚ましていたクエンティンがナンシーをアドレナリン注射して強引に目を覚まさせると、ナンシーはフレディも連れて現実世界に戻ってきました。
現実世界のフレディは夢の中でのような無敵状態ではなく、二人の攻撃も通用しました。フレディにとどめを刺して消滅させると、地下室を燃やし幼稚園を後にします。
クエンティンは重傷だったものの無事でした。悪夢は終わった…
無事に帰宅したナンシーはこれまで自分たちを守ってくれていた母親にお礼を言います。その瞬間、鏡の中から現れたフレディが母親を刺し、引きずり込みます。フレディは死んではいませんでした。ナンシーの悲鳴が響き渡ります。
以上、映画「エルム街の悪夢」のあらすじと結末でした。
最後が怖すぎる