ストップ・ロス/戦火の逃亡者の紹介:2008年アメリカ映画。戦争で兵士が不足してしまった際に、強制的に兵士の持つ兵役期間を延長させるアメリカの制度「ストップ・ロス」を題材にした作品。この理不尽な制度に真っ向から立ち向かった青年に待ち受ける過酷な試練が、色々と考えさせられる作品です。
監督:キンバリー・ピアース 出演:ライアン・フィリップ(ブランドン)、アビー・コーニッシュ(ミシェル)、ジョセフ・ゴードン=レヴィット(トミー)、チャニング・テイタム(スティーブ)、キアラン・ハインズ、ヴィクター・ラサック、ティモシー・オリファント、ロブ・ブラウン、ほか
映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ストップ・ロス/戦火の逃亡者の予告編 動画
映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」解説
この解説記事には映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ストップロス戦火の逃亡者のネタバレあらすじ:起
ブランドン(ライアン・フィリップ)は、イラクから帰還してきた兵士でした。誰が味方か分からない状況で戦い、何人もの戦友も目の前で死んでいきました。
その後、帰還したブランドンと戦友であり親友であるスティーブ(チャニング・テイタム)を、地元テキサスでは英雄として迎えます。
戦争後遺症のため、恋人を殴ったり酒に溺れたり等の症状がブランドン達を襲います。そんな中、兵役が終了期間を間近に迎え、ブランドン達は除隊を申し出ることにしました。
しかし大統領の命により強制的に兵役を延長する「ストップ・ロス」が適応され、再びイラクに戻るように命じられました。上官に抗議するブランドンでしたが無理やり移送されそうになったので、ブランドンは咄嗟に逃げてしまいます。
ストップロス戦火の逃亡者のネタバレあらすじ:承
脱走兵となってしまったブランドン。緊急手配され家族の元にも警官が現れ、出頭するようにと命じます。
その頃、ブランドンは幼なじみであり、親友スティーブの婚約者であるミシェル(アビー・コーニッシュ)と一緒にストップ・ロスを解除してもらうように上院議員に掛け合うため、ワシントンに向かうのでした。
その道中で同じ脱走兵に会ったり、先に帰還していた仲間の元に行ったりしましたが、次第にブランドンにも後遺症の症状が現れはじめます。
ストップロス戦火の逃亡者のネタバレあらすじ:転
そんなブランドンを見て不安になったミシェルは、スティーブを呼び出しました。スティーブは会うなりブランドンに戻るように説得し始めました。ミシェルと結婚するはずだったスティーブでしたが、上官の口車に乗せられてストップ・ロスの兵役延長に同意し、狙撃兵として再入隊していたのです。
結婚するものと思っていたミシェルはこれには激怒し、もうこれ以上は待てないと別れを切り出しました。
いよいよ上院議員の元までやって来たブランドンは面会を求めますが、ブランドンは脱走兵のため会うわけにはいかず、面会は断られてしまいます。
どうすることも出来ないブランドンは、やがて海外に逃亡することを決意します。逃がし屋のカールソンという男に連絡を取り、1000ドルもの大金を支払い、海外逃亡の段取りをしてもらうことになりました。
ストップロス戦火の逃亡者の結末
カールソンは話します。海外に逃げるということは二度と戻れないということ、家族や大切な人には別れは済ますようにと。ブランドンは家族の元に向かい、事情を話して別れを告げるのでした。
両親も色々思う所はあったでしょうが心の中にしまいこみ、ブランドンの決断を尊重してくれています。しかし決意したブランドンの耳に飛び込んできたのは、同じく戦争から帰還していた戦友のトミーの死でした。
ブランドン同様、後遺症に苦しみ、失意の上での自殺でした。ブランドンはミシェルと共に葬儀に参列するためにテキサスに向かいます。
トミーの葬儀が終わり、その夜、逃亡先であるメキシコに向かうはずでしたが、仲間を裏切る事は出来ないと思い直し、ブランドンは引き返して行くのでした。
以上、映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」のあらすじと結末でした。
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