サン・ドッグス -生きる意味を探して-の紹介:2017年アメリカ映画。知的障害を持ったネッドは9.11のテロをきっかけに海兵隊に入隊し人を救うという夢を抱きます。しかし、ネッドの障害ではどんなに頑張っても海兵隊に入隊することはできません。そこで海兵隊のジェンキンス曹長は、その場しのぎでネッドにアルカイダのスパイから市民を守る特別工作員を任命します。その活動を通してタリーと出会い、ネッドは人を救うために行動を起こします。
監督:ジェニファー・モリソン 出演:マイケル・アンガラノ(ネッド)、メリッサ・ベノイスト(タリー)、アリソン・ジャネイ(ローズ)、エド・オニール(ボブ)、イグジビット(ジェンキンス曹長)、ほか
映画「サン・ドッグス 生きる意味を探して」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「サン・ドッグス 生きる意味を探して」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
サン・ドッグス -生きる意味を探して-の予告編 動画
映画「サン・ドッグス 生きる意味を探して」解説
この解説記事には映画「サン・ドッグス 生きる意味を探して」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
サン・ドッグス 生きる意味を探してのネタバレあらすじ:起
9.11の同時多発テロから3年。知的障害を持ったとても真面目なネッドは、テロがきっかけで海兵隊に入隊して人々を救うことを夢見ています。毎日海兵隊式トレーニングを行い、トレーニング後は自分の体の写真を撮って自分の成長を確かめます。
今年も海兵隊入隊応募の季節になりました。ネッドは今回で応募は4回目です。ジェンキンス曹長に自分がどれだけ努力しているかアピールをしますが落とされてしまいます。
ネッドは母ローズとその彼氏のボブと暮らしています。ローズはネッドが海兵隊を目指していることを応援していますが、知的障害者は入隊できないのに、その希望を持たせるのは良くないという意見をボブは持っています。
サン・ドッグス 生きる意味を探してのネタバレあらすじ:承
落とされても諦め切れなかったネッドに対して、ボブは近所のポールが海兵隊を除隊したいとの噂を聞いたから、交代を申し出てみたらどうかと提案します。早速ネッドは行動に移し、ジェンキンス曹長にポールとの交代を申し出ます。
なぜそんなに海兵隊に入隊したいのかとジェンキンス曹長に聞かれると、「人を救いたいから。」とネッドは即答します。すると、ジェンキンス曹長はネッドに、本当のヒーローは国内戦線で市民を守る人であると言い、嘘がばれないように上手に説明を始めます。
「アルカイダのスパイが近所のスーパーでテロを起こすかもしれないからこの町を見守ってほしい。」そしてジェンキンス曹長はネッドを特別工作員サンドッグに任命します。
『サンドッグ』それは太陽の両側で光をはなつ現象。サンドッグはこの任務に似ている存在であるとの説明を受けて、ネッドは大変にその任務を気に入りました。ジェンキンス曹長からアルカイダのメンバーをプリントされているトランプをもらい、やる気に溢れたネッドはその場を後にします。
サン・ドッグス 生きる意味を探してのネタバレあらすじ:転
任命を受けたネッドは、早速名刺作りを始めます。そして、その名刺を町の人に配り、テロを警戒するように呼びかけます。ネッドは町のカジノで働いていました。そのカジノのオーナーはイスラム系であり、ネッドはそのオーナーがスパイではないかと疑います。
よくこのカジノに来ていたタリーにもネッドは名刺を渡します。そして、オーナーがスパイの可能性が高いことも説明します。タリーは完全にネッドが海兵隊であると信じ、後日ネッドに、スパイ捜査に協力したいとのメールを送りました。
早速2人はオーナーを尾行します。その際にタリーはネッドに色々と質問をします。とても海兵隊に興味があるようです。ネッドの額には傷跡があり、それは戦争で負傷したものであるとタリーは考えていました。オーナーはイスラム系の仲間たちと接着剤や塗料を大量購入したことが発覚します。これは何かテロの準備かもしれないとネッドとタリーは疑います。
その夜、ネッドはタリーの母親が過去に自殺した話を聞きます。タリーの母は手紙をタリーに残しており、そこには「今から誰かに話しかけられたら自殺しない。」と書かれていました。タリーは絶望の中、誰にも話しかけられずこの世を去りました。タリーはネッドのことを信頼し誇りに思っていたのでこの話をしました。2人の信頼関係は強くなっていき、ネッドはタリーを家族の感謝祭に招待します。
そのときにタリーからゴールデンゲートブリッジで自殺する人が年間30人いることを教えてもらいます。もし、その人たち全員が子供を2人作ったとしたら50年で3000人の命を救えることになるとタリーは絵を使って説明します。その絵をボブはもらいます。そして帰りにボブは、タリーが知的障害のネッドを利用していると疑い、それをタリーに伝えます。タリーにはボブが言っている意味がよくわかりませんでした。
ネッドは戦争を経験しており、額に傷を受けても意欲を失わない立派な人だと主張しましたが、額の傷はペンキの缶があたっただけで、ネッドは戦争に行ったことがないと聞かされます。この会話により、ネッドは海兵隊ではないと知り、タリーはショックを受けます。
結局、イスラム系のオーナーはただ仲間たちと飛行機の模型を作っていただけでした。タリーは「知的障害の童貞に振り回されたなんて最低。」と泣きながら、ネッドの元から姿を消してしまいます。
サン・ドッグス 生きる意味を探しての結末
ネッドはショックで一週間引きこもります。そして、ジェンキンス曹長に辞任する旨を伝えた手紙を送ります。心配したジェンキンス曹長がネッドの家にやってきて、軽率な行動をとってネッドを傷つけてしまったことを謝罪します。そして正式に、ネッドの障害だと海兵隊になれないと告げます。
ネッドの元に、タリーからひどいことを言ってしまったと謝罪の手紙が送られてきます。そしてネッドのおかげでサンフランシスコの映像学校で奨学生として入学できたとの報告が書かれていました。映画制作をすることがタリーの夢でした。
ボブは落ち込むネッドを外に連れ出し、お前の人生の目的は何かと聞かれ、ネッドは「人を救うこと。」と即答します。その後、年間30人が自殺しているとタリーが教えてくれたゴールデンゲートブリッジにネッドは訪れ、「How are you?」とかかれた手紙をその橋で配ります。
こうしてネッドは自分らしく人を救える方法を見つけ出して、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「サン・ドッグス -生きる意味を探して-」のあらすじと結末でした。
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