ぼくらと、ぼくらの闇の紹介:2017年アメリカ映画。10代の少年ザックとジョシュは親友でしたが、ある悲惨な事故をきっかけに2人の関係を引き裂いていきます。ザックはこの事故で苦しみ、普通の生活をしようと試みますが…。『オザークにようこそ』にも出演している、チャーリー・ターハンがザックの親友ジョシュを演じます。
監督:ケヴィン・フィリップス 出演:オーウェン・キャンベル(ザック)、チャーリー・ターハン(ジョシュ)、エリザベス・カプチーノ(アリソン)、マックス・タリスマン(ダリル)、エイミー・ハーグリーブス(ザックの母親)、ソーヤー・バース(チャーリー)、ほか
映画「ぼくらと、ぼくらの闇」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ぼくらと、ぼくらの闇」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ぼくらと、ぼくらの闇の予告編 動画
映画「ぼくらと、ぼくらの闇」解説
この解説記事には映画「ぼくらと、ぼくらの闇」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ぼくらと、ぼくらの闇のネタバレあらすじ:起
学校の窓ガラスが割られて廊下には血がしたたり落ちています。その血をたどっていくと、教室で血だらけで瀕死の鹿が倒れています。校内は騒然とし、生徒の1人アリソン(エリザベス・カプチーノ)がその現場を目にします。
ザック(オーウェン・キャンベル)とジョシュ(チャーリー・ターハン)は親友で、思春期特有の会話をしながら盛り上がります。ジョシュはアリソンのことが好きで、ザックも密かにアリソンのことを思っています。ある日、アリソンからザックに電話があり、彼女の誕生日会に誘われます。ザックは嬉しそうな表情を浮かばせます。
ザックとジョシュはダリル(マックス・タリスマン)と他校の生徒チャーリー(ソーヤー・バース)と遊びます。ダリルの行動は少しとっぴで変わっていましたが、4人は楽しく時間を過ごします。
4人でジョシュの家に行くと、ジョシュの兄の部屋から大麻を見つけます。ダリルはそれを吸いたいとしつこいです。ジョシュは「兄にばれたらやばいから絶対だめだ」と断わります。そして本物の日本刀も見つけます。森へ行って、それを使いみんなで遊ぶことにします。すると、ダリルは急に大麻を吸い始めます。それはジョシュの兄の大麻でした。
ぼくらと、ぼくらの闇のネタバレあらすじ:承
それをきっかけにジョシュとダリルはもみ合いのケンカになり、ジョシュが持っていた日本刀が誤ってダリルのクビに刺さってしまいます。ダリルはクビから血を流しながら全力疾走し、倒れて亡くなってしまいます。残りの3人はパニックになり、ザックは枯葉でダリルを隠し始め、チャーリーは刀を隠し、3人で隠蔽をします。
ダリルを森に残したまま、3人は家へと帰ります。帰る途中、ザックはパニックになり、壁を殴りつけ自分の手を傷つけてしまいます。冷静になったザックはこれはまずいと思い、自転車をぼこぼこにして、自転車で転んだことにします。
ザックが帰るとアリソンが家にいました。明らかに元気がないザックを母親とアリソンは心配します。ザックはアリソンに寄り添ってただ涙を流します。その次の日、ジョシュは学校を欠席します。ザックは放課後ジョシュの家を訪れますが応答がありません。
その夜、ダリルの母親からザックの母親に、ダリルが帰ってこないことが知らされます。母親に何か知っているか聞かれ、「しばらく会ってない」とザックはウソをつきます。就寝後、ザックはダリルが出てくる悪夢を見て、腹痛を起こしパニックになります。それを母親は優しくなだめます。
ぼくらと、ぼくらの闇のネタバレあらすじ:転
翌日、ダリルが失踪したと学校で噂が流れます。再度ザックはジョシュを訪ねると、部屋で引きこもりになってゲームをしていました。ザックは「あまり普段と違う行動をしないほうがいい」と忠告し、ケンカっぽくなりましたが、最後は2人で笑顔をかわします。その次の日からジョシュは学校へ来るようになりました。
ザックはアリソンの誕生日パーティーへと訪れます。そこにはジョシュもおり、アリソンに誕生日プレゼントとして、ジョシュの兄の大麻をプレゼントしていました。それに不信感を持ったザック。ダリルが吸っていたときはあんなに怒っていた大切ものを、あっさり他人に渡してしまうなんて。
ザックはすぐに誕生日パーティーから抜け出します。そんなザックをアリソンは追いかけ、ザックにキスを求めます。アリソンのことは好きでしたが、ザックはキスをする気分にはなれませんでした。
次の日、ジョン・ウィットコムが橋から落ちて亡くなったと学校中で噂になっていました。彼はかつてジョシュのことをバカにしていた人物でした。ザックは不審に思います。ザックは思いきってダリルが亡くなった森へと急ぎます。そこにダリルはいましたが、なぜか指が切り落とされています。
刀を隠したところに行くと日本刀が見当たりません。ザックはジョシュを疑い、急いでチャーリーに電話をして、ジョンを殺したのはジョシュで、ダリルも意図的にジョシュが殺したのではないかと説明します。しかし、チャーリーには相手にされず、関わりたくないと切り捨てられてしまいます。
ぼくらと、ぼくらの闇の結末
すると、ザックの母親がジョシュを連れて帰ってきます。ザックはジョシュと2人になり、ダリルが亡くなった森へ行ったこと、そこに日本刀が無かったこと、ジョシュがジョンを殺したのではないかとの見解を述べます。ジョンのことを疑われたジョシュは、心外であるとの反応を示して2人はケンカ別れをします。
ザックは、またジョシュが誰かを日本刀で殺すのではないかと心配になり、留守中のジョシュの家を訪れて日本刀を探します。しかしありません。ふと、ジョシュはアリソンのところへと行ったのではないかと脳裏をよぎります。ザックは急いでアリソンを探します。
その頃、ジョシュはアリソンとその友達と合流して3人で大麻を吸いながら、日本刀を2人に見せびらかします。ザックが着いたころには、アリソンは拘束されており、もう1人はベッドで横たわっていました。逃げるジョシュを追いかけるザック。ザックはジョシュに日本刀で切られたり、刺されたり、最後には首を絞められてしまいます。
「俺たち親友だよね?」とザックが問いかけても、ジョシュは聞く耳を持ちません。そこに近所の男の人がやってきてジョシュを取り押さえ、ザックは一命をとりとめます。警察が来て、ザックは色々と質問をされますが、ザックはぼーっと辺りを見て、パトカーに乗っているジョシュを見つめます。
場面は変わり、アリソンが元気そうに授業に参加しているところでこの映画の幕は閉じます。
以上、映画「ぼくらと、ぼくらの闇」のあらすじと結末でした。
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