スーパーマリオ/魔界帝国の女神の紹介:1993年アメリカ映画。全世界的な人気を誇る任天堂のゲーム『スーパーマリオ』シリーズの映像化作品です。『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』(1986年)に続く2度目の映像化となる本作は初の実写作品となり、マリオとルイージの兄弟が悪の帝王クッパが支配する地下世界を冒険する様を描きます。
監督:ロッキー・モートン、アナベル・ヤンケル 出演者:ボブ・ホスキンス(マリオ)、ジョン・レグイザモ(ルイージ)、デニス・ホッパー(クッパ)、サマンサ・マシス(デイジー)、フィッシャー・スティーヴンス(イギー)、リチャード・エドソン(スパイク)、フィオナ・ショウ(レナ)、ダナ・カミンスキー(ダニエラ)、モジョ・ニクソン(トード)、ジャンニ・ルッソ(スカペリ)、フランチェスカ・P・ロバーツ(ビッグ・バーサ)、ランス・ヘンリクセン(王)、ドン・レイク(サイモン巡査部長)、プレストン・レーン(ジェームズ)、ロバート・D・レインフォード(TVアナウンサー)、パット・ノーデイ(リポーター)、マシュー・ザッカリー・ホプキンス(スネークピザの店員)、フランク・ウェルカー(ヨッシーの声/グンバの声)、ダン・カステラネタ(ナレーション)ほか
映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」解説
この解説記事には映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スーパーマリオ/魔界帝国の女神のネタバレあらすじ:起
恐竜が栄えていた6500万年前、地球に巨大な隕石が落下しました。恐竜が絶滅したかのようにみえましたが、実は隕石の衝突により地上とは異なるもうひとつの地下世界が生まれ、恐竜は地下の世界で密かに生き延びていました。
時は流れ、今から20年前のニューヨーク・ブルックリン。嵐の夜、ひとりの女性が教会の前に大きな卵とクリスタルの欠片を置いて立ち去りました。卵とクリスタルは教会の修道女に回収され、卵の中から人間の赤ん坊が現れました。女性は街のマンホールから下水道へと逃げていきましたが、何者かに襲われて命を落としました。
そして20年後の現在のブルックリン。マリオは弟のルイージと共に配管工を営んでいました。その頃、地下の下水道では大学の化石発掘調査チームが調査を行っていました。調査チームのリーダーである女性デイジーは怪しげな男二人組(イギーとスパイク)に後をつけられており、たまたま車が故障して困っていたマリオ兄弟と偶然知り合いました。ルイージはたちまちデイジーに一目惚れしてしまいました。
その夜、マリオとルイージはデイジーを招き、マリオの恋人ダニエラと4人でレストランで食事をしました。ところがその帰り道、ダニエラはイギーとスパイクにさらわれてしまいました。
そうとも知らぬデイジーはルイージを化石発掘現場に連れていきましたが、近くの水道管が破裂してしまい、急遽マリオに助けを求めました。ところが、デイジーは待ち伏せていたイギーとスパイクに誘拐されてしまいました。マリオとルイージはデイジーを助けるべく後を追いましたが、デイジーは次元の歪みの中へと引きずり込まれていきました。マリオとルイージは意を決して次元の歪みに飛び込みました。ルイージはデイジーからクリスタルの欠片を託されていました。
スーパーマリオ/魔界帝国の女神のネタバレあらすじ:承
マリオとルイージが辿り着いたのは、恐竜が進化した恐竜族が独自の文明を築き上げていた地下世界「ダイノハッタン」でした。マリオとルイージはデイジーの行方を追いましたが見失ってしまいました。
街を探索していたマリオとルイージはジャンプブーツを履いた女性ビッグ・バーサにクリスタルの欠片を奪われてしまいました。マリオとルイージはダイノハッタンの独裁者クッパを批判する歌を歌っていたギター弾きのトードと知り合いましたが、トードは警察に逮捕され、居合わせたマリオとルイージも警察に連行されてしまいました。
クッパの城に監禁されたマリオとルイージはトードと意気投合しましたが、クッパは生物を退化させるテクノロジーを有しており、マリオとルイージの目の前でトードに退化銃を浴びせて原始人“グンバ”へと退化させました。マリオとルイージはパトカーを奪ってクッパの城から脱走、砂漠に逃げ込みました。
クリスタルの欠片の正体は、6500万年前に地球を地上と地下のふたつの次元に分断した隕石の欠片でした。デイジーの正体はダイノハッタンの王女であり、クッパの目的はデイジーが持っていたはずの隕石の欠片を使って隕石を完全な形に戻し、隔てられた次元を元に戻し、地上の人類を退化させてふたつの世界を支配することでした。しかし、イギーとスパイクはデイジーと間違えてダニエラを誘拐してしまったのです。
スーパーマリオ/魔界帝国の女神のネタバレあらすじ:転
マリオとルイージは自分たちを追ってきたイギーとスパイクを捕まえ、彼らからデイジーの居場所を聞き出し、クッパの野望を阻止すべく再び街へと戻りました。一方、デイジーはクッパのペットの恐竜ヨッシーと心を通わせあっていました。
マリオとルイージはビッグ・バーサから隕石の欠片を取り戻すことに成功しましたが、クッパの愛人レナに欠片を奪われてしまいました。クッパの関心はすっかりデイジーに向いており、クッパに愛想を尽かし始めていたレナはクッパを出し抜いて自ら地上世界に侵攻しようと目論んでいました。
デイジーはレナに殺されそうになりましたが、ヨッシーに助けられました。レナはクッパの部下に捕らえられ、隕石の欠片も奪われました。一方、イギーとスパイクはクッパに愛想を尽かされて処刑されそうになり、裏切って逃げ出しました。
何とか脱出に成功したデイジーはイギーとスパイクに会い、彼らの案内でクッパによってキノコの姿にさせられた父である国王と対面しました。一方、クッパの城に潜り込んだマリオとルイージは監禁されていたダニエラたちを救い出し、デイジーと合流して地上世界に戻ろうとしましたが、行く手をクッパが阻んできました。マリオは自分が隕石の欠片を持っているとうそぶき、単身でクッパに戦いを挑みました。
スーパーマリオ/魔界帝国の女神の結末
隕石の欠片はレナの手に渡っていました。レナはクッパを出し抜くべく隕石がある場所に向かい、ルイージとデイジーは阻止するために向かいました。レナは隕石の力を制御することができず、吹き飛ばされて死亡しました。
マリオとクッパは隕石の力の影響で地上世界に転送されましたが、ふたつの世界の融合が阻止されたことで再び地下世界へと転送されました。ルイージとデイジーはマリオと合流、マリオとルイージはトードから退化銃を受け取り、ルイージはビッグ・バーサからジャンプブーツを借り受けました。
マリオとルイージはクッパとの最終決戦に臨み、クッパに退化光線を浴びせ続けました。クッパはティラノザウルズの姿へと変貌しましたが、最終的には緑のアメーバとなって消滅しました。
ダイノハッタンに平和が戻り、国王も元の人間の姿に戻りました。地下世界の人々はマリオとルイージをクッパの支配から救ってくれた英雄として称えました。ルイージはデイジーと愛を確かめ合い、マリオとルイージはデイジーやトード、ヨッシーに見送られて地上世界に戻っていきました。
マリオとルイージはブルックリンの自宅でダニエラと共に平穏な暮らしを送っていました。そんなある日、突然武装したデイジーがマリオたちの元を訪れ、マリオたちはデイジーに再び協力することにしました。
以上、映画「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」のあらすじと結末でした。
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