ジュリーと恋と靴工場の紹介:2016年フランス映画。さまざまなバイトをして必死に働くジュリーは、やっと老舗の高級靴屋“ジャックチュール”で働くようになりますが、試用期間中に本社が出した“近代化”の記事で、社員達はリストラを予感してデモを起こし、ジュリーもデモに加わる事になります。そこで知り合った運転手のサミーとも対立する事になります。工場閉鎖の危機に、工場の仲間たちと勇気を持って立ち上がる様子をミュージカル・タッチに描いた作品です。
監督:ポール・カロリ、コスティア・テスチュ 出演:ポーリーヌ・エチエンヌ(ジュリー)、オリヴィエ・シャントロー(サミー)、フランソワ・モレル(フェリシアン・クチュール)、ロイック・コルベリ(グザヴィエ・ローラン)、ジュリー・ヴィクトール(ソフィー)、ほか
映画「ジュリーと恋と靴工場」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ジュリーと恋と靴工場」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ジュリーと恋と靴工場の予告編 動画
映画「ジュリーと恋と靴工場」解説
この解説記事には映画「ジュリーと恋と靴工場」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジュリーと恋と靴工場のネタバレあらすじ:起
靴屋をクビになったジュリー(ポーリーヌ・エチエンヌ)は餞別にもらった赤いスニーカーを履き、新たな仕事を求めて奮闘し、ようやく高級靴メーカー“ジャックチュール”で正社員として働き始めます。
担当は倉庫係助手、責任者から「試用期間は1ヶ月、その後合格なら正社員になれる」と説明を受けます。安堵したジュリーは(風を感じて見上げれば雲ひとつない青空、私の心も翼を広げて羽ばたく・・・)と歌います。
“ジャックチュール”に入社出来たジュリーでしたが、“ジャックチュール”本社では近代化を図ろうとし、社員達はそれに伴いリストラが実施されるのではないかと心配するのでした。仕事中でも社員達は不安にかられていました。(冷静になるのよ、誇りを失わずに、動揺しないで、何か良い方法がある。さあ女達よ立ち上がれ・・・)
ジュリーと恋と靴工場のネタバレあらすじ:承
“ジャックチュール”本社に向かうため、バスに乗り込んだ社員とジュリーですが、会長は社員達の技術を称賛してその場を丸く治めます。帰り道、トラック運転手のサミー(オリヴィエ・シャントロー)と親密になったジュリーは2人で夜を明かします。
その後も社員達の不安は収まらず、ストライキが決行され、ジュリーの立場も危うくなります。コストを下げるために中国に工場を移そうとする会長は、荷物を運び出そうとして、それを止めるジュリー達。そしてサミーは会長側につき、ジュリーと争う事になります。
工場には散乱した靴が。その靴を箱に詰めて出荷準備をする女達の姿がありました。さらに彼女達は、残った機械を守る為、さらに工場に残ります。
ジュリーと恋と靴工場のネタバレあらすじ:転
靴には一つ一つに名前が付けられており、赤いエナメルの紐靴は“戦う女”。その靴を履いた女達は、“戦う女達が工場でお待ちしております”とメッセージカードを付け、“戦う女”をあちらこちらに送り届けたのでした。
戦う靴を履いて踊る女達の元へ、会長と共に“戦う女”を履いた女性達がやってきます。会長は、ヴィンテージである“戦う女”を復活させると女性達に説明すると「近代化の噂と矛盾するのでは?」との問いに会長は答えます。(出来たばかりの“戦う女”、完璧なデザインのヒール、そこにアッパーを付ける・・・)
ジュリーと恋と靴工場の結末
そしてジュリーが入社して1ヶ月が過ぎ、念願だった制服を渡されます。先輩が入社書類を準備しながら、自分の入社時の事を話し出します。
「契約には覚悟が必要よ、軽い気持ちでサインするべきじゃない」。するとジュリーは制服を脱ぎ、事務所を出て行きます。
会社を辞めたサミーの自宅を訪ねたジュリーでしたが、そこにはサミーの姿はありませんでした。町を出ようとするサミーをバス停で見つけたジュリーは、サミーに笑いかけます。
以上、映画「ジュリーと恋と靴工場」のあらすじと結末でした。
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