Sweet Rain 死神の精度の紹介:2007年日本映画。死ぬ運命となった人の前に現れる死神は、その人が死ぬべきかそうではないかを見極める役割をしていました。そんな死神の千葉が、死ぬ運命にある3人の男女と関わりを持ち、最終的に下した判断はどうなるのか…という内容のファンタジー映画です。
監督:筧昌也 出演者:金城武(千葉)、小西真奈美(藤木一恵)、富司純子(老女)、光石研(藤田敏之)、石田卓也(阿久津伸二)ほか
映画「Sweet Rain 死神の精度」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Sweet Rain 死神の精度」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Sweet Rain 死神の精度の予告編 動画
映画「Sweet Rain 死神の精度」解説
この解説記事には映画「Sweet Rain 死神の精度」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Sweet Rain 死神の精度のネタバレあらすじ:起
幼い少女の葬儀が行われていました。黒い犬と一緒に教会にやってきた男に、一人の少女が話しかけました『おじさん死神でしょう?』すると男は『そうだ』と言い、死ぬ運命の人の前に現れ、死んでいい人かどうかを判断し、死の実行をするのだと言いました。この男は千葉という名で、天空に住みターゲットが決まると下界に降りてきます。
次なるターゲットは27歳のバートン電機に勤務するOLでした。毎日のように、同じ男から電気製品に対するクレームの電話がありました。男は必ず、事務員の藤木一恵を指名し、ストーカーのように話をするクレーマーでした。死神の千葉は藤木の行動を、CDショップで音楽を聞きながら見張っていました。千葉が下界に降りる日は必ず雨でした。藤木に話しかけた千葉は、逃げようとする藤木の手を握ってしまい、気絶させました。
雨に濡れた藤木をコンインランドリーに連れて行き、服を乾燥させていると藤木が目覚めました。藤木は私をナンパしたのかと責め立てますが話がかみ合わず、千葉がどうしてこうなったのかを説明すると、藤木も納得し、二人は食事に行きました。
Sweet Rain 死神の精度のネタバレあらすじ:承
楽しい食事が終わり、二人は公園で別れました。藤木はもう一度会えるかどうかをコイントスで占っていました。そこへ藤木を狙って二人のチンピラがやって来ました。すぐ千葉が助けに来ました。二人がいくら殴ってもびくともしない千葉が、チンピラ二人の手を握るとそのまま気絶しました。
翌日、千葉が音楽を聞いていると、死神の仲間に会いました。その男は、死ぬ前の女性と恋愛し、女性を満足させてから死の実行をするのだと言いました。藤木の自宅にクレーマーから電話がかかって来ました。無視した藤木でしたが、翌日は会社にかかってきました。ストーカー状態を恐れた藤木は、上司に録音した言葉を聞かせますが、取り合ってくれず早退しました。
雨の中、帰宅していると、クレーマー男が追いかけてきて藤木を取り押さえようとしました。そこへ千葉が現れました。するとクレーマー男の同僚の女性がやって来て、真相を話しました。男は音楽プロデューサーの大町で、電話の声を聴いた瞬間、藤木の声は、歌を歌うために生まれてきた声だと感じ、自分の正体を隠して藤木を追っていたと言いました。このことで、音楽好きの千葉は藤木の死の実行を止めました。
Sweet Rain 死神の精度のネタバレあらすじ:転
次のターゲットは40歳のヤクザの藤田でした。舎弟の阿久津に連れられ藤田に会うと、栗木に殺された兄貴分の仇をとるという事で、千葉に栗木の居場所を聞こうとしていました。阿久津は千葉を連れ、栗木のマンションへ調べに行きました。すると10人ほどの取り巻きがいて、藤田が栗木を狙いに行くと確実に殺されると思った阿久津は、栗木はいなかったと嘘をつきました。その時、藤田のオジキが栗木と手打ちをするという電話がかかりました。藤田は手打ち式の日に栗木を殺そうと考えますが、これはオジキが仕組んだ罠で、藤田は命を狙われていました。
千葉はCDショップで藤木一恵のCDが発売されていることを知りました。阿久津は藤田が襲撃する前に栗木を殺そうと、千葉を連れて車に乗り込みました。しかし栗木の手下に拉致され、栗木のマンションに連れ込まれました。千葉は栗木に寄り添う男が死神であることを確認しました。死ぬのは栗木が先だと分かった千葉は、藤田の電話番号を栗木に教えました。栗木が藤田に電話して、阿久津を預かったと言うと、藤田は乗り込んできました。銃撃戦になり、死んだのは栗木と手下の4人でした。残りの5人は全て死神でした。その後、千葉は藤田を交通事故によって死の実行を行いました。
Sweet Rain 死神の精度の結末
次のターゲットは海沿いで美容室を営む老女です。髪をカットに行った千葉に老女が『死神でしょう?』と言いました。美容室には家政婦ロボットの竹子が働いていました。老女は千葉に頼みを聞いてと言いました。それは、あさって子供たちをここに呼んできて、というものでした。千葉は小学校に行ってタダで散髪が出来ると言って子供たちを呼んできました。
老女は嬉しそうに子供たちの髪を切りました。子供たちが帰ると老女は千葉に話しました。自分の愛した人は皆死んでしまった。一人息子は家を出て疎遠になっていました。息子の家には孫がいるものの、息子は会わせてくれませんでしたが、勝手に見るならどうぞと言われ、子供たちを美容室に呼んでもらいました。しかし、この子が孫だと分かると情がうつり、また悲しくなってしまうので、誰が孫なのかわからないように沢山呼んできてもらったという事でした。老女はそれだけで満足していました。
竹子が藤木のCDを聞かせました。散歩に行くと店を出た老女が千葉を呼びました。すると雨がやみ、青空が出ていました。千葉は老女と空を見上げ、初めて青空を見たと話しました。
以上、映画「Sweet Rain 死神の精度」のあらすじと結末でした。
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