日本橋の紹介:1956年日本映画。心優しい清葉と、彼女にライバル心を燃やすお考の二人の芸者。不幸な過去を背負う若き医学者葛木は清葉に姉の面影を追い求めたが、お考に愛されるようになる。泉鏡花の戯曲を市川崑が色彩豊かに映像化したカラー映画。巧妙なセット、芸者を演じる女優たちの上品な和服姿、陰影の強い照明でスタジオ内に日本橋界隈を作り上げる。
監督:市川崑 出演:淡島千景(お孝)、山本富士子(清葉)、若尾文子(お千世)、品川隆二(葛木晋三).、柳永二郎(「赤熊」五十嵐傳吉)、船越英二(笠原信八郎)ほか
市川崑監督映画一覧
市川崑監督映画のネタバレあらすじ一覧です。市川崑監督のおすすめ映画、人気映画や最新作まで、市川崑監督作品の一覧です。
「日本橋」のネタバレあらすじ結末
「竹取物語」のネタバレあらすじ結末
竹取物語の紹介:1987年日本映画。竹取物語を原案として、かぐや姫が宇宙人だったという設定で描いた、豪華キャスト出演のSF大作です。東宝の特撮技術を生かし、更にSFXも駆使し、巨大竜との戦いや『未知との遭遇』ばりのUFOシーンも見ものの一つです。
監督:市川崑 出演者:沢口靖子(加耶)、三船敏郎(竹取の造)、若尾文子(田吉女)、中井貴一(大伴の大納言)、春風亭小朝(車持の皇子)、竹田高利(安倍の右大臣)、石坂浩二(帝)、小高恵美(明野)、中村嘉葎雄(理世)、伊東四朗(僧上の道尊)ほか
「東京オリンピック」のネタバレあらすじ結末
東京オリンピックの紹介:1965年日本映画。日本の戦後復興の証として、国家の威信をかけて開催された東京オリンピック。各国から“外国人”を迎えて日本国中が湧きたった当時の様子が記録されています。観客席や沿道で応援する人たちは、どこかの知らない人たちでありながら、まぎれもなく、令和に生きる私たちのルーツともいえる人たちです。また公開時、「芸術か記録か」と賛否を巻き起こした映像表現も、現代ではまったく違和感がなく、スポーツ映像のひとつとして、その技巧を楽しめる作品になっています。その意味で、「あらやる映画はドラマに通ず」といえます。
総監督:市川崑 出演者:世界の国の人びと
「女王蜂(1978年)」のネタバレあらすじ結末
女王蜂の紹介:1978年日本映画。横溝正史の代表作『金田一耕助』シリーズの映画化作品の中でも監督:市川崑、主演:石坂浩二のコンビで作られた第4作目です。石坂浩二演じる名探偵・金田一耕助が20年もの因縁に包まれた良家にまつわる連続殺人事件の謎に迫っていきます。
監督:市川崑 出演者:石坂浩二(金田一耕助)、高峰三枝子(東小路隆子)、司葉子(蔦代)、中井貴恵(大道寺智子)、沖雅也(多門連太郎)、草笛光子(お富)、坂口良子(おあき)、萩尾みどり(大道寺琴絵)、加藤武(等々力警部)、大滝秀治(加納弁護士)、神山繁(九十九龍馬)、小林昭二(木暮刑事)、佐々木勝彦(日下部仁志)、佐々木剛(駒井泰次郎)、中島久之(赤根崎嘉文)、高野浩之(文彦)、石田信之(遊佐三郎)、常田富士男(農夫)、冷泉公裕(黒沢)、武内亨(大道寺鉄馬)、白石加代子(速水るい)、伴淳三郎(山本巡査)、三木のり平(嵐三朝)、岸惠子(神尾秀子)、仲代達矢(大道寺銀造(速水銀蔵))ほか
「太平洋ひとりぼっち」のネタバレあらすじ結末
太平洋ひとりぼっちの紹介:1963年日本映画。設立されたばかりの石原プロモーションが最初の劇場用映画として企画。裕次郎が市川崑と初めて(そして唯一)タッグを組み、前年にベストセラーとなった堀江謙一の体験記を映画化した。脚色は市川夫人の和田夏十で、単調になりがちな話を劇的な構成に仕上げている。
監督:市川崑 出演:石原裕次郎(堀井)、森雅之(堀井の父)、田中絹代(堀井の母)、浅丘ルリ子(堀井の妹)、ハナ肇(堀井の先輩)、大坂志郎(造船所の主人)、芦屋雁之助(造船所の船大工)、草薙幸二郎(渡航課の職員)、ほか
「こころ」のネタバレあらすじ結末
こころ(別題:夏目漱石のこころ)の紹介:1955年日本映画。夏目漱石の代表作のひとつを、名匠市川崑が映画化。ストーリーは原作に忠実で、完成度の高い作品に仕上がっている。実際に京大出身のインテリである森雅之が、罪悪感に苛まれる高等遊民を好演。脚色は猪俣勝人と長谷部慶次が担当している。
監督:市川崑 出演:森雅之(野渕)、新珠三千代(野渕の妻)、安井昌二(日置)、三橋達也(梶)、鶴丸睦彦(日置の父)、北林谷栄(日置の母)、ほか
「つる-鶴-」のネタバレあらすじ結末
つる-鶴-の紹介:1988年日本映画。名匠市川崑監督が吉永小百合を主演に迎え、民話として有名な「つるの恩返し」を映画化した作品。つるの夫太寿役の野田秀樹を始め、樹木希林、川谷拓三、菅原文太といった豪華な俳優陣が脇を固めています。本作は吉永小百合の映画出演100本目にあたる記念すべき作品でもあります。
監督:市川崑 出演者:吉永小百合(つる)、野田秀樹(大寿)、樹木希林(由良)、川谷拓三(馬右衛門)、菅原文太(鼻把の長者)、岸田今日子(吉備)、石坂浩二(ナレーション)、ほか
「処刑の部屋」のネタバレあらすじ結末
処刑の部屋の紹介:1956年日本映画。「ビルマの竪琴」で注目を集めた市川崑がその直後に作った問題作。新進作家だった石原慎太郎の短編を映画化したもので、主人公が女子大生に睡眠薬を飲ませてレイプするシーンが批判され、上映禁止を訴える声も出た。
監督:市川崑 出演:川口浩(島田克巳)、若尾文子(青地顕子)、宮口精二(島田半弥)、岸輝子(島田はる)、中村伸郎(茂手木教授)、川崎敬三(竹島)、ほか
「吾輩は猫である」のネタバレあらすじ結末
吾輩は猫であるの紹介:1975年日本映画。夏目漱石の名作小説「吾輩は猫である」を映画化した市川崑監督による文芸作品。偏屈な英語教師珍野苦沙弥を演じるのは名優仲代達矢、癖の強い仲間達を伊丹十三や左とん平、岡本信人が好演しています。
監督:市川崑 出演者:仲代達矢(珍野苦沙弥)、波乃久里子(細君)、島田陽子(雪江)、伊丹十三(迷亭)、岡本信人(水島寒月)、左とん平(多々良三平)、神山繁(鈴木藤十郎)、篠ひろ子(金田富子)、三波伸介(金田氏)、岡田茉莉子(金田鼻子)、ほか
「黒い十人の女」のネタバレあらすじ結末
黒い十人の女の紹介:1961年日本映画。1人の男を巡り、10人の女達が愛憎に塗れた人間模様を見せるサスペンス。風松吉は9人もの愛人を持つ浮気者。ある日愛人の1人から、妻と愛人達の間に松吉の殺害計画が持ち上がっていると聞かされる。焦った松吉は妻双葉と相談し、愛人と手を切るため狂言殺人を行おうとするのだが。90年代に入って高い評価を受け、テレビドラマ等で数度に渡りリメイクされた作品。
監督:市川崑 出演者:船越英二(風松吉)、岸恵子(石ノ下市子)、山本富士子(風双葉)、宮城まり子(三輪子)、中村玉緒(四村塩)ほか
「鍵」のネタバレあらすじ結末
鍵の紹介:1959年日本映画。谷崎潤一郎の同名小説を題材にした作品。精力減退に悩む初老の古美術鑑定家は娘の婚約者に妻を誘惑させることで欲望を取り戻そうとする。名匠市川崑監督が描くセンセーショナルかつ官能的なサスペンス映画です。第13回カンヌ国際映画祭にて審査員賞を勝ち取りました。
監督:市川崑 出演者:中村鴈治(剣持)、京マチ子(郁子)、仲代達矢(木村)、叶順子(敏子)、北林谷栄(はな)、菅井一郎(石塚)、倉田マユミ(小池)、ほか
「穴(市川崑監督)」のネタバレあらすじ結末
穴の紹介:1957年日本映画。不条理にクビになった有能記者・北長子は、自分に懸賞金をかけて失踪し、ルポルタージュを書く企画を雑誌社に提案します。ですが、同時に横領計画にまで巻き込まれてしまい、その真相をもあばく慌ただしい失踪生活になってのでした。
監督:市川崑 出演者:北長子(京マチ子)、赤羽スガ(北林谷栄)、白州(山村聡)、千木(船越英二)、猿丸警部(菅原謙二)ほか
「女経(じょきょう)」のネタバレあらすじ結末
女経(じょきょう)の紹介:1960年日本映画。市川崑がリーダーとなり、吉村、市川、増村の三監督が京マチ子、山本富士子、若尾文子の三大女優を主演に迎えた1960年大映の正月映画。脚本は三話とも八住利雄。
監督:増村保造(耳を噛みたがる女)、市川崑(物を高く売りつける女)、吉村公三郎(恋を忘れていた女) 出演者:「耳を噛みたがる女」 若尾文子(紀美)、左幸子(五月)、川口浩(田畑正巳)「物を高く売りつける女」船越英二(三原靖)、山本富士子(土砂爪子)「恋を忘れていた女」京マチ子(三津)、叶順子(弓子)、川崎敬三(吉須)、中村鴈治郎(三津の義父)、根上淳(兼光)
「私は二歳」のネタバレあらすじ結末
私は二歳の紹介:1962年日本映画。赤ん坊の視点で家族の繋がりを描くファミリードラマ。小川家に待望の赤ん坊が生まれた。太郎と名付けた子どもを家族はとても可愛がるが、太郎の心中はとても冷静だった。そうとは知らない家族は太郎の夜泣きや病気に神経をすり減らし、悪戦苦闘の毎日を過ごす。乳幼児の視点で日常を切り取ったユーモラスな作品。
監督:市川崑 出演者:鈴木博雄(ぼく(小川太郎))、船越英二(お父さん(小川五郎))、山本富士子(お母さん(小川千代))、浦辺粂子(おばあさん(小川いの))、中村メイコ(ぼく)ほか
「結婚行進曲」のネタバレあらすじ結末
結婚行進曲の紹介:1951年日本映画。公開当時「早口大会」と称されたこの映画、役者全員がテンポよくセリフをまくしたてます。結婚8年目のベテラン夫婦と、結婚目前の恋人たちが織りなす行進曲とはどんなものなのでしょうか。
監督:市川崑 出演者:中原(上原謙)、島子(山根寿子)、カナ子(杉葉子)、伊野(伊豆肇)、菊奴(高杉早苗)ほか