眠狂四郎 殺法帖の紹介:1963年日本映画。柴田錬三郎の小説を映画化した時代劇シリーズで、前3作で眠狂四郎を演じた鶴田浩二から市川雷蔵にバトンタッチしての第1作です。加賀百万石の命運を握る秘密が隠された石仏を巡る陰謀に狂四郎が巻き込まれていきます。果たして狂四郎の“円月殺法”と若山富三郎演じるライバルとの少林寺拳法との対決の行方は…。
監督:田中徳三 出演者:市川雷蔵(眠狂四郎)、中村玉緒(千佐)、若山富三郎(陳孫)、小林勝彦(金八)、扇町景子(芸者歌吉)、真城千都世(常盤津文字若)、沢村宗之助(前田宰相斉泰)、伊達三郎(銭屋五兵衛)、高見国一(捨丸)、荒木忍(僧空然)、南部彰三(窯元蔵六)、木村玄(根来竜雲)、美吉かほる(お美代の方)ほか
市川雷蔵映画一覧
「眠狂四郎 殺法帖」のネタバレあらすじ結末
「大殺陣 雄呂血」のネタバレあらすじ結末
大殺陣 雄呂血の紹介:1966年日本映画。1925年の阪東妻三郎主演の名作「雄呂血」をリメイクしたもので、オリジナル同様、ラストの大立ち回りが見どころ。阪妻版では主人公は捕囚の身となるが、このリメイクでは追手を全員切り捨てる。脚色は後に直木賞作家となった星川清司。
監督:田中徳三 出演:市川雷蔵(小布施拓馬)、八千草薫(真壁波江)、中谷一郎(真壁十郎太)、加藤嘉(真壁半太夫)、内田朝雄(井坂弥一郎)、藤村志保(志乃)、ほか
「赤い手裏剣」のネタバレあらすじ結末
赤い手裏剣の紹介:1965年日本映画。原作はダシール・ハメットの『赤い収穫』を翻案した大藪春彦の小説「掟破り」。謎の浪人・伊吹新之介が宿場町のヤクザ一家たちを一掃する様子を描く。黒澤明の「用心棒」も同じハメットの原作に基づいているため、プロットがそっくりになっている。
監督:田中徳三 出演:市川雷蔵(伊吹新之介)、小林千登勢(お雪)、春川ますみ(千波)、南原宏治(北風の政)、吉田義夫(炭屋松次郎)、須賀不二男(絹屋源兵衛)、山形勲(仏の勘造)、ほか
「忠臣蔵(1958年)」のネタバレあらすじ結末
忠臣蔵の紹介:1958年日本映画。数多くの「忠臣蔵」映画の中でも最高傑作との評価もあり、公開当時も大ヒットした166分に渡る大型時代劇。大映創立18年を記念して製作されたカラー、大映スコープのオールスター大型時代劇。大石内蔵助を演じるのはもちろん長谷川一夫。監督は生涯に200本を超える監督作品を誇る渡辺邦男。
監督:渡辺邦男 出演者:長谷川一夫(大石内蔵助)、滝沢修(吉良上野介)、市川雷蔵(浅野内匠頭)、鶴田浩二(岡野金右衛門)、勝新太郎(赤垣源蔵)、山本富士子(瑤泉院)、淡島千景(りく)、京マチ子(るい)その他
「若親分」のネタバレあらすじ結末
若親分の紹介:1965年日本映画。南條組の親分・辰五郎が夜道で殺されました。一人息子の武は、海軍少尉の地位を捨て、跡目を継ぎ、任侠の世界に飛び込みました。次々名前を売る武を妬む太田黒組の親分の伊蔵が、遂に仕掛けてきました…と言う内容の市川雷蔵主演の任侠映画です。
監督:池広一夫 出演者:市川雷蔵(南条武)、朝丘雪路(京子)、藤村志保(千代梅)、三波春夫(桃中軒雲右衛門)、成田三樹夫(直次郎)、佐藤慶(太田黒伊蔵)ほか
「斬る」のネタバレあらすじ結末
斬るの紹介:1962年日本映画。柴田錬三郎の長編を新藤兼人が脚色した、勧善懲悪ではない異色の時代劇。同じ監督主演コンビの「剣」「剣鬼」と並んで「剣三部作」と称されている。冒頭の暗殺場面が印象的。
監督:三隅研次 出演:市川雷蔵(高倉信吾)、浅野進治郎(高倉信右衛門)、藤村志保(山口藤子)、天知茂(多田草司)、稲葉義男(池辺義一郎)、柳永二郎(松平大炊頭)、ほか
「陸軍中野学校」のネタバレあらすじ結末
陸軍中野学校の紹介:1966年日本映画。鬼才・増村保造監督が手がけた日本では珍しいスパイもの。時代劇の出演が多い雷蔵としては異色作だが、彼の陰のある演技にピッタリで、好評のためシリーズ化された。脚本は後に「小伝抄」で直木賞を受賞する星川清司。
監督:増村保造 出演:市川雷蔵(三好次郎)、小川真由美(布引雪子)、加東大介(草薙中佐)、E・H・エリック(オスカー・デビットソン)、待田京介(前田大尉)、ほか
「朱雀門」のネタバレあらすじ結末
朱雀門の紹介:1957年日本映画。川口松太郎の『皇女和の宮』を原作とする秘められた三角関係のメロドラマ。一度は婚約しながら公武合体のために仲を引き裂かれた和の宮と有栖川宮熾仁親王。そして和の宮の侍女も親王を思い慕う。
監督:森一生 出演者:若尾文子(和の宮)、市川雷蔵(有栖川宮熾仁親王)、山本富士子(夕秀)、東野英治郎(態の倉)、柳永二郎(竜安)その他
「新・平家物語」のネタバレあらすじ結末
新・平家物語の紹介:1955年日本映画。吉川英治の代表作のひとつを映画化した大作。後に続編が2本作られて3部作となった。女性映画の得意な溝口監督としては異色の題材だが、名コンビを謳われたカメラマン宮川一夫の助けを得て、格調高い歴史劇に仕上げている。
監督:溝口健二 出演:市川雷蔵(平清盛)、久我美子(時子)、林成年(藤原時忠)、木暮実千代(泰子)、大矢市次郎(平忠盛)、柳永二郎(白河上皇)、ほか
「華岡青洲の妻」のネタバレあらすじ結末
華岡青洲の妻の紹介:1967年日本映画。有吉佐和子のベストセラー小説を新藤兼人が脚色。鬼才・増村保造が監督した文芸作で、1967年度のキネマ旬報ベストテンで5位に入選した。増村にとっては「大地の子守歌」「曽根崎心中」とならぶ代表作。
監督:増村保造 出演:市川雷蔵(華岡青洲)、若尾文子(華岡加恵)、高峰秀子(華岡於継)、内藤武敏(妹背左次兵衛)、伊藤雄之助(華岡直道)、浪花千栄子(加恵の乳母)、ほか
「ある殺し屋」のネタバレあらすじ結末
ある殺し屋の紹介:1967年日本映画。塩沢は元特攻隊員の板前。しかし実は殺しのプロフェッショナル。彼を利用しようと若い男女が大仕事をもちかける。森一生監督ならびに市川雷蔵の代表作の一つ。宮川一夫による色を殺したカラー撮影、鏑木創によるギターだけの音楽。歌手として成功するはるか以前、中学生の小林幸子も出演。
監督:森一生 出演者:市川雷蔵(塩沢)、野川由美子(圭子)、成田三樹夫(前田)、小池朝雄(木村)、小林幸子(みどり)その他
「千羽鶴(1969年)」のネタバレあらすじ結末
千羽鶴の紹介:1969年日本映画。鎌倉を舞台とする、亡父の愛人たちとのつながりを断つことができない青年の物語。川端康成のノーベル賞受賞記念映画。当初市川雷蔵主演の予定だったが、病気により平幹二郎に交代(市川雷蔵は1969年7月に亡くなる)。脚本は新藤兼人。増村保造・若尾文子コンビの最後の作品になった。
監督:増村保造 出演者:平幹二朗(三谷菊治)、京マチ子(栗本ちか子)、若尾文子(太田夫人)、梓英子(太田文子)、南美川洋子(稲村ゆき子)、船越英二(菊治の父)その他
「大阪物語(1957年)」のネタバレあらすじ結末
大阪物語の紹介:1957年日本映画。もともと溝口健二が監督する予定だったが、企画途中で急死したため吉村公三郎が代わって仕上げた作品。西鶴の「日本永代蔵」「当世胸算用」中のエピソードをうまくつなげてある。市川雷蔵は配役ではトップだが、実際には助演。
監督:吉村公三郎 出演:市川雷蔵(忠三郎)、中村鴈治郎(仁兵衛)、香川京子(おなつ)、浪花千栄子(お筆)、林成年(吉太郎)、三益愛子(お徳)、ほか
「好色一代男」のネタバレあらすじ結末
好色一代男の紹介:1961年日本映画。この世の中のものはすべて女から始まる。市川雷蔵が井原西鶴の『好色一代男』の映画化を果たした作品。金が全ての商人の道徳にも武士の横暴にもめげず、女たちを喜ばせるために日夜色ごとにはげむ主人公世之を雷蔵が軽妙に演じる。
監督:増村保造 出演者:市川雷蔵(世之介)、若尾文子(夕霧大夫)、中村玉緒(お町)、水谷良重(吉野太夫)、中村鴈治郎(世之介の父)、船越英二(利佐)
「炎上」のネタバレあらすじ結末
炎上の紹介:1958年日本映画。1950年に実際に発生した“金閣寺放火事件”を題材とした三島由紀夫の小説『金閣寺』を市川崑監督・市川雷蔵主演で映画化した異色作です。終戦直後、金閣寺をモデルとした「驟閣寺」(しゅうかくじ)に強く心を惹かれた主人公は周囲のいびつな人間関係に飲み込まれていき、そしてある決意をします…。
監督:市川崑 出演者:市川雷蔵(溝口吾市)、仲代達矢(戸刈)、二代目中村鴈治郎(田山道詮老師)、北林谷栄(溝口あき)、浜村純(溝口承道)ほか