東への道の紹介:1920年アメリカ映画。純真な田舎娘が都会の金持ち男に騙され出産するが赤ちゃんは死ぬ。娘は過去を隠して大農場主の家の女中になって平穏な生活を得たかと思われたが、試練が彼女を待ち受けていた。時代遅れの舞台劇が映画の父グリフィスによって生き生きとしたメロドラマ映画に生まれ変わる。川を流れる氷の上で倒れているリリアン・ギッシュをリチャード・バーセルメスが救出する名高いクライマックス等、命がけの屋外撮影が行われた。
監督:D・W・グリフィス 出演者:リリアン・ギッシュ(アンナ・ムーア)、リチャード・バーセルメス(ディヴィッド・バートレット)、ローウェル・シャーマン(レノックス・サンダースン)、バー・マッキントッシュ(大地主バートレット)、ケイト・ブルース(バートレット夫人)、メアリー・ヘイ(ケイト・ブルースター)、クレイトン・ヘイル(スターリング教授)、ほか
リリアン・ギッシュ映画一覧
リリアン・ギッシュが出演する映画のネタバレあらすじ一覧です。
「東への道」のネタバレあらすじ結末
「嵐の孤児」のネタバレあらすじ結末
嵐の孤児の紹介:1921年アメリカ映画。孤児となった二人姉妹が盲目の妹の目の治療のためにパリに行くが折しもパリにはフランス革命の嵐が吹き荒れようとしていた。恋あり、戦闘シーンありで、『国民の創生』や『イントレランス』を彷彿させる大スペクタクル映画。D・W・グリフィス監督の『見えざる敵』(1912年)で共にデビューしたギッシュ姉妹だが、この作品が同監督の作品への最後の出演になった。1943年にはマキノ正博監督で、この映画を翻案した『阿片戦争』が製作され、原節子、高峰秀子が姉妹を演じた。
監督:D・W・グリフィス 出演者:リリアン・ギッシュ(アンリエット・ジラール)、ドロシー・ギッシュ(ルイーズ・ジラール)、ジョセフ・シルドクラウト(騎士ド・ヴォードレ)、モンテ・ブルー(ダントン)、シドニー・ハーバート(ロベスピエール)、リュシル・ラ・ヴェルヌ(フロシャール婆さん)、フランク・プリア(ピエール・フロシャール)、ほか
「スージーの真心」のネタバレあらすじ結末
スージーの真心の紹介:1919年アメリカ映画。紆余曲折を経て結ばれる幼馴染の恋物語を描いたコメディ作品。純真な少女スージーは、幼馴染のウィリアムを心から愛していた。経済的な理由で進学出来ない彼のため、スージーは匿名で学費の援助を行う。スージーがあらゆるものを犠牲にしたとは露知らず、ウィリアムは学業に励み、牧師となって帰郷した。喜ぶスージーだったが、ウィリアムは別の女性に惹かれ結婚してしまう。監督は「映画の父」と謳われるG・W・グリフィス。
監督:D・W・グリフィス 出演者:リリアン・ギッシュ(スージー)、ロバート・ハロン(ウィリアム・ジェンキンス)、クラリン・シーモア(ベッティーナ・ホプキンス)、ロヨラ・オコナー(スージーの叔母)、レイモンド・キャノン(スポーティー・マローン)ほか
「散り行く花」のネタバレあらすじ結末
散り行く花の紹介:1919年アメリカ映画。トーマス・バークの短編小説「中国人と子供」を映画化。無垢な少女と中国人青年の美しくも儚い恋を描いたサイレント映画。仏教を広めるため渡英した中国人青年チェン・ハンは、挫折を味わい中国人街で阿片を吸う生活を送っていた。そんな折、彼は美しい少女ルーシーに恋をする。ルーシーは父バトリングから凄絶な虐待を受けており、笑うことすら出来なくなっていた。チェンは家から逃げ出したルーシーを匿い、2人は心を通わせる。しかし居所がバトリングにばれてしまい、ルーシーは連れ戻されてしまうのだった。
監督:D・W・グリフィス 出演者:リリアン・ギッシュ(ルーシー)、リチャード・バーセルメス(チェン・ハン(イエローマン))、ドナルド・クリスプ(バトリング・バロウズ)、アーサー・ハワード(バトリング・バロウズのマネージャー)、エドワード・ペイル・シニア(イーヴィル・アイ)ほか
「消えた拳銃」のネタバレあらすじ結末
消えた拳銃の紹介:1966年アメリカ映画。ヴァレンス巡査部長は自分に向けて銃を取り出した男を射殺したが、銃が消えた。起訴されたヴァレンスは公判を前にひとり無実の証拠を探す。テレビ『逃亡者』のデヴィッド・ジャンセンが主演。『殺人者たち』(ドン・シーゲル監督)同様、テレビ映画として企画されながら暴力的であるという理由で劇場用作品になった。リリアン・ギッシュ、エレノア・パーカー、ジョーン・コリンズ、ウォルター・ピジョン、ジョージ・サンダース等、出演者は豪華。
監督:バズ・キューリク 出演者:デヴィッド・ジャンセン(トム・ヴァレンス)、キーナン・ウィン(ムッソ)、リリアン・ギッシュ(アリス・ウィローズ)、ジョージ・グリザード(ウォルト・コーディ)、エド・ベグリー(クローディン警部)、ステファニー・パワーズ(リズ・セイヤー)その他
「國民の創生」のネタバレあらすじ結末
國民の創生の紹介:1915年アメリカ映画。北部の有力議員ストーンマンの子供たちは南部のキャメロン一家と親交を結んでいたが、南北戦争によって両家は引き裂かれる。そして内乱の後、南部をさらなる不幸が襲う。「映画の父」D・W・グリフィスがニューヨークからカリフォルニアに製作拠点を移して放った空前の超大作。映画史の最初の二十年の芸術的・技術的達成を詰め込み、大ヒットを記録し映画産業を巨大ビジネスに育てた。しかし、あからさまな黒人差別は公開当時から批判を浴び、今日この作品を嫌悪するアメリカ国民は多い(白人至上主義団体クー・クラックス・クランの復興に結果的に力を貸してしまったという汚名も)。映画史のランドマークであると同時に映画史上最大の問題作の一つであり続ける。
監督:D・W・グリフィス 出演者:リリアン・ギッシュ(エルシー・ストーンマン)、エルマー・クリフトン(フィル・ストーンマン)、ヘンリー・B・ウォルソール(ベン・キャメロン)、ミリアム・クーパー(マーガレット・キャメロン)、メエ・マーシュ(フローラ・キャメロン)、ジョージ・シーグマン(サイラス・リンチ)その他
「ジェニイの肖像」のネタバレあらすじ結末
ジェニイの肖像の紹介:1947年アメリカ映画。ロバート・ネイサンの同名小説に基づくファンタジー映画の佳作。製作は当時のハリウッドタイクーンのひとりだったデヴィッド・O・セルズニック(「風と共に去りぬ」)。主演を務めているのは、後にセルズニックと結婚するジェニファー・ジョーンズ。
監督:ウィリアム・ディターレ 出演:ジェニファー・ジョーンズ(ジェニー・アップルトン)、ジョゼフ・コットン(イーベン・アダムス)、エセル・バリモア(ミス・スピニー)、リリアン・ギッシュ(尼僧)、セシル・ケラウェイ(マシューズ)、ほか
「八月の鯨」のネタバレあらすじ結末
八月の鯨の紹介:1987年アメリカ映画。アメリカのメイン州にある小さな島。年老いた姉のリビーと妹のセーラは毎年夏の間にセーラの別荘で過ごす。入江には毎年8月になると鯨がやって来る。2人は幼なじみのティシャと一緒に鯨を見に行っていたが、それはもうすでに遠い昔の思い出になっている。そんな2人の姉妹が肩を寄せ合いながらひと夏を過ごしていく様子が淡々と描かれていく。
監督:リンゼイ・アンダーソン 出演:リリアン・ギッシュ(セーラ・ウェバー)、ベティ・デイヴィス(リビー・ストロング)、ヴィンセント・プライス(ミスター・マラノフ)、アン・サザーン(ティシャ)、ハリー・ケリー・ジュニア(ジョシュア)他
「許されざる者 (1959年)」のネタバレあらすじ結末
許されざる者の紹介:1959年アメリカ映画。アラン・ルメイの原作小説をバート・ランカスターとオードリー・ヘプバーンのダブル主演で映画化した西部劇映画で、互いに惹かれ合う義理の兄妹と先住民との宿命の闘いを、妹の出生の秘密を交えて描いています。
監督:ジョン・ヒューストン 出演者:バート・ランカスター(ベン・ザカリー)、オードリー・ヘプバーン(レイチェル・ザカリー)、オーディ・マーフィ(キャッシュ・ザカリー)、ダグ・マクルーア(アンディ・ザカリー)、リリアン・ギッシュ(マティルダ・ザカリー)ほか
「狩人の夜」のネタバレあらすじ結末
狩人の夜の紹介:1955年アメリカ映画。イギリスの名優チャールズ・ロートンがその生涯で唯一監督を務めたファンタジー・スリラー。余りに異色な内容なために初公開当時は興行的に失敗したが、のちにカルト映画となって高い評価を得た。
監督:チャールズ・ロートン 出演:ロバート・ミッチャム(ハリー・パウエル)、シェリー・ウィンターズ(ウィラ・ハーパー)、リリアン・ギッシュ(レイチェル・クーパー)、ジェームス・グリーソン(バーディ・ステップトウ)