TALK TO ME トーク・トゥ・ミーの紹介:2022年オーストラリア映画。チャンネル登録者数682万人、再生回数15億回を誇るオーストラリアのユーチューバー、フィリッポウ兄弟の長編監督デビュー作となるホラー映画です。母を亡くした主人公の女子高校生は仲間と共にSNSで話題の「#90秒憑依チャレンジ」にチャレンジしてみたのですが・・・。
監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ 出演者:ソフィー・ワイルド(ミア)、アレクサンドラ・ジェンセン(ジェイド)、ジョー・バード(ライリー)、オーティス・ダンジ(ダニエル)、ミランダ・オットー(スー)、ゾーイ・テラケス(ヘイリー)、クリス・アロシオ(ジョス)、マーカス・ジョンソン(マックス)、アレクサンドリア・ステファンセン(レア)、サニー・ジョンソン(ダケット)、アリ・マッカーシー(コール)ほか
映画「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」解説
この解説記事には映画「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
TALK TO ME トーク・トゥ・ミーのネタバレあらすじ:起
ある日、コールという男が弟のダケットが参加しているホームパーティーに向かいました。パーティーの会場である家に入ったコールは一人で部屋に閉じこもっていたダケットを見つけ、ドアを壊してダケットを外に連れ出しました。
パーティーの参加者たちはダケットの様子をスマートフォンで撮影していました。その時、ダケットは錯乱してコールの胸をナイフで刺し、その後に自分の顔を刺して自殺してしまいました・・・。
オーストラリア・アデレード。2年前に母レアを亡くした17歳の女子高生ミアは父マックスと二人で暮らしていました。レアの死後、ミアはすっかりマックスとの会話が少なくなっている一方、親友のジェイドとその弟ライリー、ジェイド姉弟の母スーと一緒に過ごすことが多くなっていました。
ある夜、ミアは友人と遊んでいたライリーを車で迎えに行った際、車に轢かれて虫の息のカンガルーを見つけました。ライリーは苦しむカンガルーを見て楽にさせてあげてはと言いましたが、ミアは結局行動に移すことはできませんでした。
ある日、ミア、ジェイド、ライリーはミアの元彼で現在はジェイドの彼氏であるダニエルに誘われ、高校の同級生やパーティーに出かけました。パーティーを主催するジョスとヘイリーは防腐処理された霊媒師の手の剥製を取り出し、SNSで話題のゲーム「憑依チャレンジ」を始めようとしていました。
このゲームは参加者がロウソクに火を灯し、呪物である手の剥製を握って「トーク・トゥ・ミー」と唱えることで死者の霊と交信ができ、さらに、「レット・ミー・イン」と唱えれば霊が体に乗り移るというルールです。しかし、90秒以内に手を離して霊を祓わないと霊は参加者の体に居座り、永久に支配されてしまうという危険性がありました。
ミアは半信半疑ながらも霊媒師の手を握り、「トーク・トゥ・ミー」と唱えてみると、ミアの目の前に老人の霊が現れました。ミアはパニックになりながらもその霊を自らに憑依させ、制限時間の90秒をわずかに超えたところで憑依から脱することに成功しました。
TALK TO ME トーク・トゥ・ミーのネタバレあらすじ:承
ある日、ジェイドの家で再び憑依チャレンジが開かれことになりました。ジェイドはゲームには参加せず、ミア、ダニエル、ジョス、ヘイリーらはすっかりゲームの虜になっていましたが、これを見たライリーが自分もゲームに参加したいと言い出し、ジェイドの反対を押し切ってゲームに加わりました。
50秒以内という条件付きで参加したライリーの体に女性の霊が憑依しました。その霊はミアに対して思い残しがあるようで、ミアはこの霊が亡きレアであると確信しました。ミアは制限時間の50秒が過ぎてもライリーにレアとの交信を続けさせ、そのせいでライリーの体はレアの霊に完全に乗っ取られてしまいました。ライリーは自らの頭をテーブルに打ち付け、ミアたちは何とかライリーからレアの霊を引き剥がすことに成功したものの、重傷を負ったライリーは病院に運ばれて行きました。
ミアはジェイドとスーからライリーの怪我の責任を問われ、突き放されてしまいました。この日を境にミアはレアの霊を見るようになっていきました。
そんなある日、ミアの家にダニエルが訪れ、そのまま泊まることにしました。ところが、ミアは悪夢に襲われ、夢から覚めると部屋の隅から老婆の霊が這い出てダニエルの足に吸い付いていました。ミアは寝ていたダニエルを起こしましたが、目を覚ましたダニエルの足に吸い付いていたのは老婆ではなくミアでした。驚いたダニエルは帰っていきました。
ミアは混乱のあまり、持ち帰っていた霊媒師の手を取り出してレアの霊と交信しました。レアの霊は自分の死因は自殺ではなく事故であったこと、そしてミアと離れたくないことを伝えました。さらにレアの霊はライリーは苦しんでおり、助けが必要なことをミアに伝えました。
TALK TO ME トーク・トゥ・ミーのネタバレあらすじ:転
その頃、ジェイドはライリーの看病をしていました。ところが、ライリーは突然ジェイドに噛み付き、またもや自分の頭を壁に打ち付ける自傷行為に走りました。
ミアたちはジョスに霊媒師の手を渡したのはダケットであることを知り、コールに会うことにしました。コールは霊は体に長く憑依し続けるほど力が弱まっていくと語り、待つしかないと助言しました。
しかし、一刻も早くライリーを霊から解放したいと焦るミアは彼の手を握り、ロウソクを吹き消して霊との交信を断ち切ろうと試みましたが上手くいきません。そこでミアは自らが憑依されることを思いつき、再びライリーとの接触を試みたところ、ライリーは“辺獄”という地獄のようなところで多くの霊たちに苦しめられていることを知りました。
帰宅したミアは、マックスから今まで隠していたというレアの遺書の存在を明かされました。遺書によると、リアの本当の死因は事故死ではなく、精神を病んだことによる睡眠薬自殺であることが明らかになりました。しかし、ミアの前に現れたレアの霊はマックスが嘘をついていると語り、ライリーが苦しみから解放されるのは“死”しかないと告げてきました。
混乱したミアは助けようとしたマックスを刺し殺してしまい、次はライリーを殺そうと病院に向かい、彼を病室から連れ出しました。ジェイドはライリーを助けようと後を追いましたが、ミアはライリーを乗せた車椅子を手放し、自ら車に撥ねられました。
TALK TO ME トーク・トゥ・ミーの結末
病院に搬送されたミアは、同じく搬送されたマックスの遺体、そして霊から解放されて回復したライリーがジェイドやスーと会話を交わしている様子を目の当たりにしました。しかし、ミアの呼びかけには誰も応じず、ミアの姿は鏡にも映りませんでした。
ミアは自分の手が車に撥ねられた際に変形したことに気づきました。その時、ミアの周囲は暗闇に包まれ、遠くから光と手を差し伸べる人々の姿が見えました。ミアは光の方向に歩み寄ると、そこでは見知らぬ人たちが憑依チャレンジに興じていました。
ミアはここで初めて自分が死んだことに気づきましたが時すでに遅く、ミアもまた憑依チャレンジに参加する霊の一部となってしまっていました。
以上、映画「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する