トールガールの紹介:2019年アメリカ映画。身長187㎝の長身に引け目を感じていた女子高校生のジョディは、はじめて自分よりも背の高い男子スティグに出会います。スティグは穏やかで気の利いいたジュディにとっては理想的な男子。しかし、ふたりの恋にも暗雲が。出会いを通して、少女自らがコンプレックスを克服する過程を描いたアメリカ映画です。
監督:ンジンガ・スチュワート 出演者:エイバ・ミッシェル(ジョディ)、グリフィン・グラック(ジャック)、ルーク・アイズナー(スティグ)、パリ・ベレルク(キミー)、ほか
映画「トールガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トールガール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トールガールの予告編 動画
映画「トールガール」解説
この解説記事には映画「トールガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トールガールのネタバレあらすじ:起
ニューオリンズに住む女子高生のジョディは、背の高さを気にして悩んでいます。幼少の頃から、彼女自身はおっとりと自然体でしたが、背の低い父親があまりにも気にし過ぎる点、そして悪童たちに囃し立てられていたことから、自らの背の高さにコンプレックを抱く少女になってしまいました。
今朝もデリカシーのない一部の生徒が、彼女に「いま、雲の上の天気は?」と、背の高さを揶揄していきます。ジョディは、いま身長187㎝です。確かに一般の男子よりも背が伸びました。しかし、そのために目立つことの嫌いな、内にこもりがちな生徒になってしまいました。
トールガールのネタバレあらすじ:承
クラスメイトのジャックは平均男子よりも背の低い生徒です。それだけでジャックは、ジョディの理想からは遠く離れています。しかし、ジャックは小学生の頃から、ジョディを恋人にしたいと願ってきました。
その彼の家に、スウェーデンの交換留学生、スティグがホームステイでやってきます。彼は、ジョディとジャックのクラスメイトになりました。ルックスのいい彼を迎えたクラスの女子たちは、最初の日から大騒ぎです。しかも彼は成績が良く、また誰よりも長身です。
はじめて自分よりも背の高いイケメン男子と出会ったジョディ。スティグに一目惚れしてしまいます。
トールガールのネタバレあらすじ:転
ある日、ひとりで校内の軽音楽室にいたスティグに、偶然ジョディは出会います。スティグはピアノに向かって一音一音、たどたどしく音を拾っています。ジョディは幸いにピアノには自信がありました。スティグに近づき簡単なコツを伝えます。すると少し上達したスティグが感謝します。
スティグに誘われて、今度はピアノの前に座ります。ふたり一緒です。ふたりが選んだのは甘い恋のメロディです。ジョディの伴奏に合わせてスティグが歌い出します。「恋なんてしたことがなかった」と。
ジョディの恋に邪魔が入ります。イケメンのスティグ相手ですから当然です。特にキミーです。目立ちたがり屋のキミーは、小学生の頃から、立っているだけで目立つジョディに嫉妬してきました。
そしてジャックです。ジャックは、スティグのホームステイ先の家主ですが、言うまでもなくジョディに恋をしています。ふたりの恋を実らせたくないライバルふたりが、ことあるごとに割って入ってきます。
トールガールの結末
ところが、スティグの本性が次第に現れてきます。キミーの前では「ジョディなんか」と言い、ジョディの前では「君だけだ」と言って二股をかけてきます。知らぬはジョディばかりです。ジャックが怒りをぶつけます。「おまえはジョディのことを何も知らない」。彼は、内に秘めていた思いを数え上げていきます。そしてジョディを揶揄した生徒に殴りかかります。
ジョディは知ります。スティグの八方美人と調子よさを。そして、ジャックの勇気ある行動を。ジャックは恋の邪魔をしていたのではありません。自分の恋を貫くために懸命だっただけなのです。
真実の恋を知って逞しさを増したジョディ。もう長身を気に病んで縮こまる女の子ではありません。人生をしっかりと受け入れることのできる大人になりました。ジョディはジャックを迎え入れます。
以上、映画「トールガール」のあらすじと結末でした。
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