タルーラ 彼女たちの事情の紹介:2016年アメリカ映画。タルーラは車の中で彼氏のニコと共に自由奔放に暮らしていました。しかし、ニコと将来について言い合いになり、ある日突然ニコは姿を消します。食べる物を求めて町を彷徨うタルーラでしたが、そこで見知らぬ女性キャロラインにベビーシッターを依頼されます。キャロラインは育児放棄をしており、子どもに感情が芽生えたタルーラはその子を連れて逃げ出します。頼る人がいなかったタルーラはニコの母親に助けを求め、慣れない子育てに奮闘します。「JUNO」で一躍有名になったエレン・ペイジを主役に、女3人の「生き方・居場所・母親」の視点で描かれた作品です。
監督:シアン・ヘダー 出演:エレン・ペイジ(タルーラ)、アリソン・ジャネイ(マーガレット)、タミー・ブランチャード(キャロライン)、エヴァン・ヨニグケイト(ニコ)、ほか
映画「タルーラ 彼女たちの事情」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タルーラ 彼女たちの事情」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タルーラ 彼女たちの事情の予告編 動画
映画「タルーラ 彼女たちの事情」解説
この解説記事には映画「タルーラ 彼女たちの事情」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タルーラ 彼女たちの事情のネタバレあらすじ:起
タルーラは車の中で彼氏のニコと生活をしています。お金はありませんでしたが、好きな人との自由な暮らしにタルーラは満足していました。しかし、ニコは2年も母親に会っていないことが気がかりで、実家に帰りたいと言い出します。
ニコは「車中生活を辞めて、結婚して子どもを作ろう」と言いましたが、タルーラは完全に拒否をします。次の日の朝、ニコの姿はありませんでした。
タルーラはニコに会いにニコの実家へと訪れますが、そこには母親のマーガレットしかおらず、けむたく追い出される始末。タルーラは食べ物を求めて町を彷徨い歩き、あるホテルに辿り着きます。すると、ホテルに泊まっていた見知らぬ女にベビーシッターを頼まれます。
彼女の名はキャロライン。2歳程度の女の子マディソンが一緒にいましたが、キャロラインは子どもに全く関心をもちません。自分は不倫デートに行くから、それまでマディソンの面倒を見て欲しいとのこと。タルーラは嫌々ながらもベビーシッターを引き受けました。
夜、キャロラインはベロベロに酔って帰ってきます。タルーラは子どもを置いてホテルを出ようとしますが、子どもに泣かれ、タルーラは思わず子どもを連れてホテルを出て行ってしまいます。
タルーラ 彼女たちの事情のネタバレあらすじ:承
タルーラの車の中でマディソンをあやしますが、そこは子どもにとっていい環境ではありません。翌朝、キャロラインに子どもを返そうとホテルへ戻ると、キャロラインが警察に通報しており、ホテルに警察が多く駆けつけていました。焦ったタルーラはそのホテルを後にします。
タルーラは行くところがなかったので、マーガレットの家へ行き、ニコの赤ちゃんだと嘘をつき泊めてもらうことにします。マーガレットは結婚についての本を執筆しており、旦那は男の愛人ができて出て行ってしまいました。タルーラは翌晩目にはマーガレットのお金を盗んで、マディソンを置いて出て行きます。しかし、車は動かず結局逃げられませんでした。
タルーラは子どもの頃に母親に捨てられた過去があります。そのトラウマから家族を作ることにいい印象はありませんでした。最初はタルーラを疑っていたマーガレットでしたが、一緒に過ごすことによってタルーラが娘のような存在になっていきました。
タルーラとマーガレットが穏やかに過ごしているときに、報道で赤ちゃんの誘拐事件が話題になっていました。ここまで話題になっていることを知らなかったタルーラは焦ります。
タルーラ 彼女たちの事情のネタバレあらすじ:転
キャロラインはかたくなに警察が旦那に連絡することを拒否しています。旦那にこのホテルに泊まっていることがばれたらやばいと焦り、警察たちを無視して荷物を持って出て行ってしまいます。
孫の存在を知ったマーガレットの旦那はタルーラたちに会いたいと食事に誘われます。旦那の幸せな姿を見たくないとためらったマーガレットでしたが、食事会に足を運ぶことにします。食事会当日、マーガレットの旦那はタルーラのことを疑います。ニコが2年も子どもを育てて突然行方をくらますわけがない。この子がニコの子どもであるかどうかも怪しいと発言をします。
マーガレットはその発言をする旦那を責めて、タルーラの養護をします。そして、3人は食事会を出て行きます。その外で、たまたま通りかかったキャロラインにタルーラは見つかってしまいます。急いでタルーラは逃げます。マーガレットは状況を掴めません。
この状況に加えて、マディソンに熱があるようでタルーラはパニックになります。マーガレットに説明をしないまま、赤ちゃんとともに出て行ってしまいます。タルーラと入れ替わるかのようにニコが実家に帰ってきて、2年ぶりに親子の再会を果たします。
タルーラ 彼女たちの事情の結末
キャロラインは逃げようにも、クレジットカードが止められており何もできません。しかたなくホテルに戻ると旦那がおり、キャロラインは旦那に責められ続けました。そこにマディソンに心当たりがあるとの通報が入ります。それはマーガレットの旦那からでした。
一方その頃、タルーラはニコとの思い出の地で途方に暮れていました。母親から事情を聞いたニコはそこにやってきて一緒に病院へと向かいます。タルーラが誘拐罪で捕まることを心配したニコは、「自分が草むらで拾ったことにするから逃げろ。」と言って、タルーラを逃がします。
マーガレットのところに警察とキャロラインがやってきます。キャロラインはマーガレットに「旦那に見放されて娘も失った」と話します。それに同情するマーガレットでしたが、キャロラインは「これを心から望んでいた」と発言します。
マーガレットの元にタルーラから電話があります。赤ちゃんは病院にいることと、今までのことを正直に話して謝罪をしてすぐに切られてしまいます。タルーラは地下鉄に乗って逃げようとしましたが、マディソンのことを心配して病院へと引き返します。
その病院に警察がやってきて、タルーラは逮捕されます。マディソンは「ママ」とキャロラインを呼んで無事保護されました。マーガレットはタルーラが家に帰れるように取り組むと約束し、タルーラの謝罪を受け入れました。
以上、映画「タルーラ 彼女たちの事情」のあらすじと結末でした。
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