殺人者はライフルを持っている!の紹介:1968年アメリカ映画。ボグダノヴィッチ監督のデビュー作で、低予算ながら迫力に満ちたサスペンスドラマとして批評家から絶賛を浴びた。サミュエル・フラーやオーソン・ウェルズといった有名監督がノンクレジットで脚本に協力している。
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ 出演:ボリス・カーロフ(バイロン・オーロック)、ティム・オケリー(ボビー・トンプソン)、アーサー・ピーターソン(エド・ローリン)、モンティ・ランディス(マーシャル・スミス)、ほか
映画「殺人者はライフルを持っている!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「殺人者はライフルを持っている!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「殺人者はライフルを持っている!」解説
この解説記事には映画「殺人者はライフルを持っている!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
殺人者はライフルを持っている!のネタバレあらすじ:起
ホラー映画「古城の亡霊」の一部が映し出されます。それを試写室で見ている主演スターのバイロン・オーロック。もうかなりの年配です。彼は引退するつもりでした。長年にわたって怪奇映画に出演してきたオーロックですが、もはや自分の映画では観客が怖がらないというのです。監督やプロデューサーは「是非次の映画も一緒に」と引き止めますが、オーロックの決意は変わりません。試写室の建物から出てきたオーロックはさらに監督に引退撤回を説得されます。その道路の向こう側に1人の若者の姿。ボビー・トンプソンです。彼は銃器店で猟銃を買いこみます。そして駐車してある自分の車へ。そのトランクには他にも様々な銃が大量に揃っていました。
殺人者はライフルを持っている!のネタバレあらすじ:承
彼はそのままサンフェルナンド・バレー郊外にある自宅へ。両親と妻のイレーネが待っていて、一緒に夕食を取ります。父親と一緒に銃の訓練をするなど、普通の日常が2日続いたあと、ボビーは突然狂気に取り憑かれます。父親が仕事で出ていった後、彼は45口径の拳銃を取り出し、そばにいた妻を射殺。それを見た母親が逃げてゆくのを追いかけ、彼女も殺してしまいます。それから商品を届けに来た食料品店の店員を撃ったあと、書き置きを残して家を出てゆきます。そこには「妻と母を殺した。捕まるか殺されるまで殺人を続けるつもりだ」とありました。
殺人者はライフルを持っている!のネタバレあらすじ:転
ボビーはその足でまた銃器店へ。そこでライフルやショットガン用の弾薬を大量に買い込みます。そして何に使うのかと店員に聞かれ、「豚を撃つんだよ」と答えるのです。ボビーは車を走らせ、もう使われていない巨大な石油タンク施設へ。ライフルと弾薬が入ったバッグを持ち、ハシゴを伝って頂上に登った彼は、次々とそばの道を走る車に向かって発砲。何人もの被害者が出ます。警察がやって来たため、ボビーは逃走。そしてドライブインシアターへ逃げ込みます。
殺人者はライフルを持っている!の結末
そこではオーロックの映画のプレミア上映が行われていました。そしてオーロック自身も舞台挨拶に来ていたのです。これが映画関係の最後の仕事となる予定でした。逃げ込んだボビーは映画の上映中も次々と観客を撃ってゆきます。パニックになるシアター。警察がやってきて、ようやくボビーを追い詰めます。逃げ回った末にオーロックと顔を合わせるボビー。映画と現実がごっちゃになった彼は、スクリーンのオーロックに向かって発砲。そんな彼をオーロックは叱りつけます。警察はボビーを逮捕し、連れ去ります。オーロックも故郷のイギリスへ。あとには空っぽの映画館が残りました。
この映画の感想を投稿する