365日のシンプルライフの紹介:2013年フィンランド映画。あらゆる”モノ”に囲まれた現代人の生活。そんな中、一人の男がとんでもない実験を開始した。なんと彼は、自分の全てのモノを倉庫に預けてしまったのだ。本当に大切なモノは何か、視聴者に問うドキュメンタリー作品。
監督:ペトリ・ルーッカイネン 出演:ペトリ・ルーッカイネン、ほか
映画「365日のシンプルライフ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「365日のシンプルライフ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「365日のシンプルライフ」解説
この解説記事には映画「365日のシンプルライフ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
365日のシンプルライフのネタバレあらすじ:起
多くの物に囲まれた生活をしている現代人。ヘルシンキに住んでいるペトリという青年もその一人でした。しかし、彼は3年前、彼女に振られたことをキッカケに、そんな生活に疑問を感じるようになります。そして、彼はある日、とある大胆な計画を思いつくのです。その実験のルールは4つ。1、自分の全ての荷物を倉庫に預けること。2、1日に一つだけ倉庫から物を取り出していいこと。3、その生活を1年間続けること。4、1年間食料品を除く物を買ってはいけないこと。
365日のシンプルライフのネタバレあらすじ:承
彼のとんでもない計画に周りの人間は呆れ果てるばかりでしたが、唯一彼の祖母だけが、人生に必要なものは”物”ではない、と彼に賛同してくれたのでした。そして、パンツも何もかも預けてしまった彼が、人がいない真夜中、まだ雪の降り積もるヘルシンキの街を、拾った新聞紙で前を隠しながらコートを取りに行くところから、その実験は本格的に開始されるのでした。それから彼は生活に必要な物を毎日取りに向かいますが、実験も10日に差し掛かった頃、彼は本当に必要な物が分からなくなり倉庫に行くのをしばらくやめるのでした。
365日のシンプルライフのネタバレあらすじ:転
その後、彼は故郷に帰ると、従兄弟のピックと話をしてとあることに気がつきます。彼に今必要なのは、物ではなく恋人だったのです。そして、その後彼はマイアという女性に出会い少しずつ距離を縮めていきます。マイアや周りの友人のおかげで心が満たされたペトリは、これ以上物は必要ないと考えるようになります。しかし、そんな幸せな日々の中でとある不幸が起きます。彼の敬愛する祖母が、転倒をきっかけに老人ホームに入所することになってしまったのです。
365日のシンプルライフの結末
ペトリはマイアと祖母の見舞いに訪れます。祖母はそんな二人の恋を応援するのでした。そして、祖母はペトリに、人生は物でできているのではないことを告げるのでした。ペトリの1年間は終わり、実験も終了の日を迎えます。ペトリはこの実験から、生活に必要な物は精々100個程度であること、次の100個は生活をより楽しむためであることを学びます。そして、物を所有することには責任と判断を伴うということを改めて実感するのでした。
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