その愛を走れの紹介:2012年スペイン映画。F・G・モリナ監督の「空の上3メートル」の続編。初恋に敗れ親友を亡くすという心の傷を負った青年が、故郷に戻り、過去と葛藤しながらも新しい人生をスタートさせる。
監督:フェルナンド・ゴンサレス・モリナ 出演:マリオ・カサス、クララ・ラゴ、マリア・バルベルデ、ルイス・フェルナンデス、マリナ・サラス、ネレア・カマチョ、ペレ・ブラッソ、ほか
映画「その愛を走れ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「その愛を走れ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
その愛を走れの予告編 動画
映画「その愛を走れ」解説
この解説記事には映画「その愛を走れ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
その愛を走れのネタバレあらすじ:起・再出発
親友を亡くし初恋にも敗れた傷も癒えきらないまま、アチェはロンドンからバルセロナに帰国する。兄の家で暮らすことになったアチェは、昔の仲間たちに会いに行く途中、ジンという破天荒な女に出会い意気投合するが、初恋の相手バビへの想いが断ち切れず、彼女の姿を追い求める。
親友ポジョの恋人だったカティーナら仲間たちとクラブに出かけたアチェは、そこでバビの妹ダニがクスリと酒で潰れているのを発見し、家に送り届ける。
父親の口利きでテレビ局の仕事に就いたアチェは、アシスタントをしていたタレント発掘番組出場者としてやってきたジンに再会する。両親を亡くし弟ルケと暮すジンは、お金を貯めてパリで写真を撮るのが夢だと語る。2人は同じ時期、ロンドンの同じ場所にいたことを知り、急速に距離を縮め、やがて愛し合うようになる。
その愛を走れのネタバレあらすじ:承・忘れられない過去
カティーナにジンを紹介しようと彼女を連れてクラブにやってきたアチェは、そこでカティーナからバビが来ていると知らされる。ダニからアチェが帰国していることを知ったバビはカティーナにアチェに会いたいと告げていた。それを聞いたアチェはバビを探し始め、その様子にジンはアチェに忘れられない人がいることを知る。
アチェとカティーナはポジョのことをジンとルケに話す。カティーナは、忘れられない人への想いは手紙に書いて燃やすのだと言うジンの言葉通り手紙を燃やし、ポジョに別れを告げる。そんなジンにアチェの心も癒される。
その愛を走れのネタバレあらすじ:転・傷ついた現在
タレント発掘番組の本番寸前に歌手がドタキャンという問題が発生、その時カティーナからも緊急の呼び出し電話がかかる。歌手の代役にジンを薦めてアチェが呼び出しの場所に向かうと、そこにいたのはバビだった。
バビはアチェが帰国していることを知り、カティーナにアチェと会わせて欲しいと頼んでいたのだった。思い出の場所に連れて来られたアチェは、来月結婚するのでけじめをつけたかったと言うバビと体を重ねる。
テレビ局に戻ったアチェはジンを探すが、ジンはアチェを探しに行った地下室で男3人に暴行を受けていた。アチェは怒りを抑えきれず、男たちを死ぬほど殴りつける。
その愛を走れの結末:新たな人生のはじまり
罪悪感から自暴自棄になったアチェは、昔のバイクレース相手に戦いを挑み、ポジョのバイクを奪い返すと、彼の幻と共にバイクごと海へ突っ込むと過去に終止符を打つ。
ジンに会わないまま日々が過ぎたころ、アチェは燃やすつもりでジンへの想いを手紙に綴るが、ジンが開いた写真の個展を見に行った彼は、そこに自分が写ったいくつもの写真を目にして手紙をジンに手渡す。それを読んだジンはアチェの気持ちを受け入れ、2人はやり直すことを決意するのだった。
以上、映画「その愛を走れ」のあらすじと結末でした。
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