ビギニングの紹介:2015年オーストラリア映画。ある夜、隕石の衝突現場に遭遇したデヴィッドは大けがを負っていました。しかし、けがは完治し、死んだ妻に移植した片方の腎臓まで復活していました。そしてデヴィッドは、仲良くなった義足の帰還兵のザックの片足を復活させ、一緒に隕石を守るボックスを作りはじめました。その頃この隕石を戦争兵器にしようとする政府のエージェントたちが迫っていました…という内容のSFサスペンス映画です。
監督:マーク・ファーミー 出演者:ジャイ・コートラエ(デヴィッド)、ケンドラ・アップルトン(アニー)、ブレン・フォスター(スタイプ)、トッド・ラサンス(ザック)ほか
映画「ビギニング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ビギニング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ビギニングの予告編 動画
映画「ビギニング」解説
この解説記事には映画「ビギニング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ビギニングのネタバレあらすじ:起
盲目の目が見えるようになったという老人を訪ねた科学局のスタイプたちは、老人から話を聞き、その妻にある場所に案内されました。大きな穴の開いた場所を見たスタイプは「無くなっている」と言って立ち去りました。
自動車修理工場に勤めるデヴィッドは、社長のネッドから工場の閉鎖を告げられました。怒りをぶつける場所の無いデヴィッドは同僚と車に乗り込みました。そこへ、仕事を探しているというザックがやって来ました。デヴィッドは相手にもせずバーに行きました。すると一人飲んでいたザックがタイソンらに絡まれ、外で喧嘩を始めました。デヴィッドが止めに入りますが、結局喧嘩に巻き込まれ、ザックを車で送り家に帰りました。ザックは帰還兵で、片足を失って義足でした。
家に帰ると、娘のアニーがいました。大学の学費が不渡りになり帰ってきたと言いました。アニーにわびるデヴィッドに、アニーは誕生日ケーキと腕時計をプレゼントしました。やりきれないデヴィッドは酒を飲み、車で走っていました。夜空に隕石が見え、近くに落ち閃光が走りました。はずみで車が横転し、けがをしたデヴィッドは光の中に、死んだ妻を見て、後を追いました。テレビのニュースでは、しきりに戦争が勃発しそうな報道ばかりやっていました。
ビギニングのネタバレあらすじ:承
翌朝、帰ってこない父デヴィッドを心配したアニーは警察に連絡しますが、24時間経過しないと捜索できないと言われ、自分で探し始めました。夕方、横転した父デヴィッドの車を見つけて泣いていると、父が歩いてきました。病院に運ばれたデヴィッドに医師が、奥さんに移植したはずの片方の腎臓がレントゲンに映っていると言いました。デヴィッドはすぐ回復し、あの日、妻に呼ばれて隕石の落ちた場所に行った事を思い出しました。
そしてザックを誘い隕石の回収をしました。隕石に触れたザックは急に失った方の脚の痛みに顔をしかめていました。そして隕石を倉庫に置いて、アニーを呼び、ザックに隕石に触れさせました。するとザックの脚が生えてきて、完全に元通りになりました。
そのころスタイプ達は隕石の落ちた場所で、隕石の破片を発見していました。そばにいた警官が、デヴィッドが隕石の現場にいたことを教えました。デヴィッドは倉庫で絵を描いていました。それは現場で見たもので、タルのようなボックスでした。デヴィッドは隕石を守る箱だと言い、ボックスを作らないと隕石が消滅すると言いました。そしてザックとボックスを作ることになりました。
ビギニングのネタバレあらすじ:転
デヴィッドはトニーという親友を騙し、ミキサー車を盗み、ミキサーの部分でボックスを作りはじめました。スタイプらが家にやって来ました。デヴィッドに腎臓が戻った事や、病気が治ることを全て話しました。するとデヴィッドは倉庫を見せ、溶けて無くなったと言いました。スタイプらは一旦帰りました。アニーは身の危険を感じ、デヴィッドに正直に話して隕石を渡してと言いました。デヴィッドが拒むと、母の死に際にも仕事ばかりして病院に来なかったことを責めました。
スタイプは隕石の破片を研究した科学者らの報告を見て、戦争に使えると言い、部下に「アニーを誘拐してでも隕石を奪え」と命令ました。アニーはザックに「父を止めて」と頼みました。しかしザックも自分が治ったことで、脚を失った帰還兵を助けようとしていました。しかし帰還兵は「どうせ戦争で世界はなくなる」と言ってザックの誘いを断りました。
ボックスを作っていた廃屋の工場にトニーがやって来ました。ミキサーを見て「警察に通報する」と言い出しました。デヴィッドが止めに入ると喧嘩になり、トニーを死なせてしまいました。そのころ、アニーとザックはスタイプの部下に拉致されました。完成したボックスに入ったデヴィッドは、妻のジェーンに会い、アニーとザックが危険になっていることを知らされました。
ビギニングの結末
スタイプらに監禁されたアニーとザックでしたが、隕石のある場所は言いませんでした。するとスタイプが、ザックを暴行し始めました。そこへデヴィッドが乗り込みました。銃を突きつけ、二人を助け、走って逃げ出しました。しかしライフルでアニーが撃たれました。ザックが応戦し、車に乗り込んでボックスへと向かいました。スタイプらも車で追いました。
アニーをボックスへ入れて蘇生を試みました。そこへスタイプらがやって来ました。デヴィッドがボックスから出てきて「アニーは死んだ」と言ってガソリンを撒きはじめました。スタイプらに取り囲まれるとライターに火をつけました。アニーが蘇って出てきました。デヴィッドがライターを消した瞬間、銃弾を受けました。ザックも銃を放ち銃撃戦となりました。
スタイプが隕石を戦争に使うと知った部下が、スタイプを撃ちました。夜の空に閃光が放たれました。核戦争が勃発しました。デヴィッドはザックをボックスに入れ、「アニーを頼む」と言って扉を閉めました。するとボックスの中に液体が溜まりだし、充填されると、アニーとザックは液体の中で眠りました。スタイプがデヴィッドに扉を開けろと言いますが、デヴィッドはもう無理だと言いました。そして何発もの核爆弾が爆発を繰り返しました。
年月が経ち、目覚めたアニーとザックが見たものは、新しい世界でした。
以上、映画「ビギニング」のあらすじと結末でした。
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