映画「テリトリー8」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
テリトリー8の紹介：2013年アメリカ映画。軍事研究所の爆破事故が原因で周辺が枯葉剤に汚染されます。事態収拾の為に植物学者のイーライが送り込まれますが、一緒に働く医師のシンが、空気感染する枯葉剤を研究していたことを暴露。そのころ、感染者を多く出した町の生き残りの男たちが、武装して研究所に乗り込んできて…という内容のSFサスペンス映画です。
監督：ケリー・シュワルツ 出演者：マイケル・タスハウス（イーライ）、ステュー・チェイケン（シン）、ジャスティ・ハチンズ（ベス）、コリン・ウォード（ヴィクター）ほか
この解説記事には映画「テリトリー8」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ネバダ州にあるホーソンウォリス軍事研究所で爆発事故が発生。研究所の所員たちが必死の対策を行いますが、遂に制御不能になり、避難命令が出されます。
山岳地帯の研究所から立ち上る黒煙を一人見つめる近くの町の男、ヴィクター。この研究所には化学兵器の枯葉剤があり、薬品の汚染を防ぐため植物学者のイーライが派遣されます。妊娠中の妻のいるイーライは枯葉剤の解毒剤を作り、周辺の植物が復活している様子を伝えていました。
もう一人、医師のシンが残ってイーライと共にいました。しかしシンは枯葉剤のデータを中国軍に送っていました。中国軍はシンの兄を監禁し、枯葉剤のデータと交換で兄を返すと言っています。
近くの町でショーンが病気になった娘のエリースを車に積んで道路を走っていましたが、軍により道路は封鎖され通れません。ショーンの町では、次々町民が死んでいます。リーダー格のヴィクターは通信網を絶たれた今、研究所に行って連絡するしか方法がないと話します。
通信網にトラブルがあり、イーライはシンを疑っていました。周囲で人が死んでいくのを見て、シンは中国軍に枯葉剤のデータは送らないと話します。すると軍は兄を射殺します。一人悩むシンが外にいると、女性が倒れていました。
シンは女性を抱えて研究所へ連れ込みます。ベッドに寝かせて話を聞きました。名前はベスで、町では100人以上が感染して死に、ホーソンウォリス社が配給していた食料まで打ち切られたと言っていました。
イーライが、112ｋｍも離れた町で感染するわけがないと言うと、シンが空気感染する枯葉剤を開発していたこと暴露します。ベスを診たシンが、第三段階でこのままでは死ぬと言います。そしてイーライに、植物用の解毒剤をベスに使ったらどうかと言いますが、イーライは断ります。
そのころ、デレクが中国との通信記録を見つけたと言いました。イーライはシンに対する疑念が深まります。
シンが銃を持ってイーライに、ベスに解毒剤を使えと話し、もみ合いになります。落とした銃をベスが拾って説明しろと言いました。イーライが植物用の解毒剤の話をすると、ベスは、どうせ死ぬんだから使えと言います。イーライはベスに解毒剤を使います。
そのころ、ヴイクターらが研究所に着き、扉を爆破して乗り込みます。そして別のエリアにいたバリーを射殺。デレクがイーライに、町の生き残りの連中が武装して侵入しているから早く逃げろと連絡します。イーライはシンとベスを連れ、逃げ出しますが、ヴィクターらに捕らわれます。
元気なベスを見たショーンが、娘のエリースを連れてきて治せと命じます。イーライが治療し始めますが、裏ではショーンがコーディに、治療が済んだら二人は殺すと話していました。その話を聞いたベスはイーライに逃げるよう伝えます。
一人暴走するショーンはビクターでも抑えられなくなります。イーライは見張りが居眠りしている隙にエリースを連れて逃げ出します。一方、コーディはシンを殺そうとしていました。ヴィクターがコーディを殴り倒し、シンを逃がします。シンはベスを連れて逃げます。
イーライらと合流し裏口に着くと、シンは一人で戻りました。そしてコーディともみ合いになると、ショーンがやって来てコーディを射殺し、シンに発砲します。そこへヴィクターがやって来て取っ組み合いになりました。ショーンはヴィクターを射殺します。
戻らないシンを探してイーライが研究所へ戻ります。そして銃を拾いシンを殺そうとしていたショーンを射殺します。シンは証拠のメモリースティックをイーライに渡した後、逃げる車の中で死にました。
アメリカ上院ではイーライが証言台に立っていました。政府からはこの通り証言しろと筋書きを渡されていましたが、イーライはホーソンウォリス軍事研究所が空気感染する枯葉剤を事故に見せかけて散布し、人体実験を行った真実を証言するのでした。
以上、映画「テリトリー8」のあらすじと結末でした。
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