アクシデンタル・スパイの紹介:2001年香港映画。念願のハリウッド進出を成功させたジャッキー・チェンが満を持して香港に凱旋して製作した作品です。カンフーの腕前と特殊な予知能力を持つ男が、謎の探偵や美女らと共に、細菌兵器を巡る国際的な陰謀に巻き込まれていきます。
監督:テディ・チャン 出演者:ジャッキー・チェン(バック・ユエン)、ビビアン・スー(ヨン)、キム・ミン(カルメン)、ウー・シングォ(ゼン)、エリック・ツァン(マニー・リウ)ほか
映画「アクシデンタル・スパイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アクシデンタル・スパイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アクシデンタル・スパイ」解説
この解説記事には映画「アクシデンタル・スパイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アクシデンタル・スパイのネタバレあらすじ:起
トルコのとある村では、村人たちが謎の感染症で次々と命を落としていました。そんな時、村人に偽装していたテロリスト集団が報道関係者や科学者らを殺害して逃走していきました。香港の健康器具販売会社のセールスマンをしている平凡な男バック(ジャッキー・チェン)は、ある日ショッピングモールで食事をしている際に突如予知能力が目覚め、銀行強盗事件が起こることを予知します。その直後に予知通り銀行強盗が発生、バックは得意のカンフーで強盗らから現金を奪還し、一躍ヒーローとしてマスコミに取り上げられるほどになりました。そんなある日、バックのところへリウ(エリック・ツァン)と名乗る自称私立探偵が現れ、パクという韓国人資産家に会ってほしいと告げてその場を去ります。リウはバックが孤児院の出身であることを知っていました。
アクシデンタル・スパイのネタバレあらすじ:承
もしかしてパクこそが生き別れた実の父なのではと疑念を持ったバックは一路韓国へと向かい、病床のパクと対面します。パクは既に瀕死の状態で、「隠れんぼをしよう」と謎めいた言葉を残して息を引き取ります。パックは遺品を受け取り、CIA捜査官カルメン(キム・ミン)の協力を得て、墓に残された文字「WAIT FOR ME」から謎を解き、トルコ・イスタンブールに飛びます。バックはイスタンブール銀行にある貸金庫の中から多額の現金を手に入れますが、その直後バックは謎のグループから襲撃され、辛うじて難を逃れます。その後、バックはヨン(ビビアン・スー)という不思議な魅力の身少女と出会います。
アクシデンタル・スパイのネタバレあらすじ:転
バックはカルメンから、パクの正体は細菌兵器を手に入れたスパイであること、ゼン(ウー・シングォ)率いる闇の犯罪組織が細菌兵器を狙っていることを知ります。ヨンはゼンの奴隷であり、麻薬漬けにされてバックに接近させられていたのです。バックはその事に気付きながらもヨンを助けるためにあえて手に入れた細菌兵器をゼンに渡しますが、ヨンは既に致死量の薬を打ち込まれており、イスタンブールの駅で息を引き取ります。復讐に燃えるバックはカルメンからゼンがイスタンブールの空港にいると聞き、ゼンの乗った小型飛行機にバイクで体当たりして離陸を阻止します。
アクシデンタル・スパイの結末
バックは逃げるゼンを追い、ゼンの乗った車は大型タンクローリーに衝突、ゼンは逮捕されます。バックはタンクローリーから運転手や同乗する家族らを助け出し、引火の危険性があるタンクローリーを陸橋から落とし、間一髪で脱出します。そこにリウが現れ、バックの持っていた細菌兵器を奪い取りました。リウの正体はCIAのエージェントであり、細菌兵器を奪取するためにバックを利用し、韓国やトルコに向かわせていたのです。バックはエージェントにスカウトされ、本格的にスパイとして活動することになりました。
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