アスファルト・ジャングルの紹介:1950年アメリカ映画。ジョン・ヒューストン監督の傑作で、いわゆるフィルム・ノワールの代表作のひとつとされている。室内での銃の早撃ち場面が鮮烈。まだ脇役だったマリリン・モンローの演技が光っている。
監督:ジョン・ヒューストン 出演:スターリング・ヘイドン(ディックス)、ジーン・ヘイゲン(ドール)、ルイス・カルハーン(エメリッヒ)、サム・ジャッフェ(ドク)、マリリン・モンロー(アンジェラ)
映画「アスファルト・ジャングル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アスファルト・ジャングル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「アスファルト・ジャングル」解説
この解説記事には映画「アスファルト・ジャングル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アスファルト・ジャングルのネタバレあらすじ:起
夜明けを迎えたシンシナティ。走っているパトカーを避けるようにして“ドク”・リーデンシュナイダーが町を歩いています。彼は7年間の刑期を終え、出所したばかり。懲りもせずに犯罪計画を立て、これからノミ屋のコビーに会いにゆくのです。話を聞いたコビーはドクを連れて弁護士・エメリッヒの元へ。ドクは彼に100万ドル相当の宝石強奪の計画を説明。うまくエメリッヒをスポンサーにします。その資金により、ドクは3人の男を雇うことに。金庫破りのルイ、運転手のガス、そしてガスの友人・ディックスです。ディックスにはドールという恋人がいて、大恐慌によって父親が手放した牧場を買い戻すという自分の夢を語ります。
アスファルト・ジャングルのネタバレあらすじ:承
犯罪当日、宝石店に忍び込んだディックスたちはドクの指示の下、金庫を破り、宝石を取り出します。奪った宝石を持って一行はエメリッヒの邸宅へ。彼に処分を任せて、報酬を受け取る予定なのです。しかし、実は借金まみれのエメリッヒは報酬を払うつもりはなく、うまく宝石を横取りし、情婦のアンジェラらと国外へ逃げるつもりでした。エメリッヒの仲間がディックスを撃とうとします。しかし裏切りを薄々さとっていたディックスは抜き撃ちでその仲間を射殺。ディックスも弾が当たり、深手を負います。
アスファルト・ジャングルのネタバレあらすじ:転
3人に脅かされ、エメリッヒは持ち逃げを諦めて、宝石の買い戻しを保険会社に持ちかけることに。仲間の死体も彼が川に捨てに行きましたが、やがてそれが発見され、警察が捜査を始めます。取り調べを受けたエメリッヒは最初アリバイがある事を主張、アンジェラに偽証してもらいます。しかし、逮捕されたノミ屋のコビーが警察に一切を自白したことでエメリッヒも逮捕。アンジェラが真実を告げそうになったことで彼は絶望し、結局自殺を遂げます。
アスファルト・ジャングルの結末
計画がすっかり破綻し、ドクはふらふらとハイウェイ沿いの食堂へ。そこにやってきた警察に逮捕されることに。ディックスはドールと共に牧場へ車へ向かい、何とかたどり着きますが、傷からの出血のために倒れ、死んでしまうのです。
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