バンガー・シスターズの紹介:2002年アメリカ映画。スーザン・サランドン、ゴールディ・ホーン、ジェフリー・ラッシュという、3大アカデミー賞俳優の豪華共演が話題を呼んだ、大人のためのコメディ。60~70年代、伝説のロック・スター達のグルーピーとして名を馳せた2人組“バンガー・シスターズ”。20年後、1人は今も思い出にしがみつき、もう1人は過去を封印し上流社会に生きていた。ひょんなことから再会を果たした、2人の友情が行き着く先は…。
監督:ボブ・ドルマン 出演者:ゴールディ・ホーン(スゼット)、スーザン・サランドン(ラヴィーン)、ジェフリー・ラッシュ(ハリー)、エリカ・クリステンセン(ハンナ)、ロビン・トーマス(レイモンド)、エヴァ・アミューリ(ジンジャー)ほか
映画「バンガー・シスターズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バンガー・シスターズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バンガー・シスターズ」解説
この解説記事には映画「バンガー・シスターズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バンガー・シスターズのネタバレあらすじ:起
ロック・バンドのグルーピーとして、破天荒な人生を生きてきたスゼット。40代の今も、相変わらず自由気ままに過ごす日々です。しかし、クラブのウェイトレスを首になり、生活は困窮。昔のグルーピー仲間で現在は弁護士の妻というヴィニーを頼って、彼女の住むフェニックスへと車を走らせます。途中で知り合ったのは、ハリーという売れない脚本家の中年男。なんとハリーは、フェニックスの老人ホームにいる父親を殺しに行くと言うのです。ハリーをホテルで降ろし、スゼットはヴィニーの家へ向かいます。しかし、車の中から遠目に見たヴィニーの姿は、裕福でいかにも上品なマダム風。声をかける勇気もなく、スゼットはそのままハリーのホテルに戻ってきてしまいます。
バンガー・シスターズのネタバレあらすじ:承
深夜、ハリーとスゼットの部屋の外で、何やら騒ぎが起きています。高校卒業パーティ中の少女の1人が、クスリでハイになって倒れていたのです。それはスゼットが昼間に見かけた、ヴィニーの長女ハンナでした。ハンナを介抱したスゼットは翌日、自宅に送り届けます。しかし、グルーピーの過去を隠して生きるヴィニーにとって、スゼットとの再会は迷惑でしかありません。ヴィニーの冷たい態度に傷ついたスゼットは、ホテルに戻ってハリーに泣きつきます。ハリーも、父親との確執をスゼットに打ち明け、その夜2人は結ばれます。翌日、ヴィニーは、夫のレイモンドにスゼットを「大学時代の友人」として紹介。家族も一緒に夕食をとります。スゼットが追っかけ時代の思い出話を披露すると、家族はびっくり。スゼットの登場で、昔の自分を思い出してしまったヴィニー。クロゼットからグルーピー時代の洋服を引張り出し、スゼットと一緒に深夜の街へ繰り出すのでした。
バンガー・シスターズのネタバレあらすじ:転
まるで昔のように、クラブで踊り狂って帰宅した2人。その姿を見たレイモンドは呆れ返ります。その時、次女のジンジャーが車で事故を起こしたと電話が入り、みな大急ぎで病院へ。ジンジャーは無事でしたが、両親への不満をぶちまけたことをきっかけに、家族同士の大喧嘩が始まります。それを見たスゼットは、「私も家族がほしかった」と涙します。ヴィニーはスゼットに「あなたが来るまで私は過去を隠していた。あなたは強い人よ」と肩を抱くのでした。その後、2人でホテルに戻るとハリーの姿が消えています。父親の殺害を実行するつもりだと直感したスゼットは、ヴィニーと共にハリーを探しに出ます。ハリーがいたのは、老人ホームではなく墓地でした。すでに亡くなっている父親に、ハリーは怒りを持ち続けていたのです。「父親はまだ頭の中にいるんだ」と言うハリーを、スゼットとヴィニーは慰めます。
バンガー・シスターズの結末
ハンナの卒業式の日。スゼットも、ヴィニーの家族として参加しました。卒業生総代でスピーチを読みあげるハンナ。「何があろうと本音で生きる。他人が望む人生ではなく、自分が望む人生を」。ハンナの言葉に、スゼットとヴィニーは微笑みます。昔と変わらない友情を再確認することができたスゼット。清々しい気持ちで、故郷へと車を走らせます。隣にはハリーの姿がありました。
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