ブレイブの紹介:1997年アメリカ映画。グレゴリー・マクドナルドの小説をジョニー・デップが自ら監督・共同脚本・主演を務めて映画化したものです。自らの命と引き換えに金を得る契約を交わした貧しい男が、家族と共に残された時間を過ごすというストーリーです。
監督:ジョニー・デップ 出演者:ジョニー・デップ(ラファエル)、エルピディア・カリーロ(リタ)、ルイス・グズマン(ルイス)、クラレンス・ウィリアムス3世(ストラットン神父)、マーロン・ブランド(マッカーシー)ほか
映画「ブレイブ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブレイブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ブレイブ」解説
この解説記事には映画「ブレイブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブレイブのネタバレあらすじ:起
極貧な暮らしを送るネイティヴ・アメリカンの男ラファエル(ジョニー・デップ)は前科持ちのため仕事にもありつけず、社会から冷遇され、スクラップ置き場の一角で妻リタ(エルピディア・カリーロ)や子供のフランキー(コディ・ライトニング)やマルタ(ニコル・マンセラ)と家族4人で暮らしていました。ある日、行きつけのバーから仕事話を聞きつけたラファエルは指定されたビルに行き、ラリー(マーシャル・ベル)という男の手引きでスナッフ映画(実際に人を殺す様子を撮影する映画)業者のマッカーシー(マーロン・ブランド)と会います。マッカーシーはラファエルに映画への出演を持ちかけ、命と引き換えに5万ドルを受け取る悪魔の契約を提示します。
ブレイブのネタバレあらすじ:承
ラファエルは家族のために命を捨てる覚悟を決め、前金として三分の一の報酬を受け取ります。撮影の日まであと1週間。ラファエルは残された日々を家族のために費やそうとします。前金を使って子供たちのためにささやかな「遊園地」を作ってあげるラファエルの姿に、リタは夫がまた犯罪に手を染めたのかと疑いを持ちます。ラファエルはフランキーに、もし自分に何かあったら家族を守れと言います。一方、ラファエルのかつての犯罪仲間だったルイス(ルイス・グズマン)は、ラファエルの金の出所を怪しんでいました。
ブレイブのネタバレあらすじ:転
祭りの日、仲間たちと共に楽しい一時を過ごしていたラファエルの元にルイスが現れ、金を貸してくれと迫りますがラファエルは追い返し、リタに改めて愛を語ります。その翌日、ルイスは腹いせにリタと家族を襲いレイプしようとしますが、それを知ったラファエルは激怒し、ルイスを襲撃して殺害します。ラファエルはその足で老いた父(フロイド・レッドクロウ・ウェスタマン)の元を訪れると、近くの池で身を清め、ネイティブ・アメリカンに脈々と受け継がれてきたスピリチュアルな瞑想に入ります。
ブレイブの結末
命の期限も翌日に迫るなか、ラファエルは教会に行き、ストラットン神父(クラレンス・ウィリアムス3世)に全てを打ち明けて懴悔します。折しもラファエルの住むモーガンタウン一帯は大企業に買収され、再開発による立ち退きが迫っていたのです。ラファエルは自分の命と引き換えに得た金で家族と村を救ってほしいと神父に頼みます。そして迎えた最期の日。ラファエルはリタと子供たちに最期の口づけをして、神父に見送られて映画撮影場所に向かって行きました。
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