愛の選択の紹介:1991年アメリカ映画。現代は「Dying Young」。マーティ・ラインバックの同名小説の映画化。白血病患者と、恋人と別れたばかりの女。境遇が全く違う2人が、病と闘うなかで心を通い合わせていくストーリー。
監督:ジョエル・シューマカー 出演:ジュリア・ロバーツ、キャンベル・スコット、ヴィンセント・ドノフリオ、コリーン・デューハースト、デヴィッド・セルビー、エレン・バースティン、ディオン・アンダーソン、ジョージ・マーティン、ほか
映画「愛の選択」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「愛の選択」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「愛の選択」解説
この解説記事には映画「愛の選択」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
愛の選択のネタバレあらすじ:起
主人公ヒラリーは彼の浮気現場を目撃、傷心のままサンフランシスコ オークランド州にある実家へ帰る。新聞の求人広告で、病人の看護の仕事を見つける。面接に行くと、周りは老人ばかりで赤いスーツ、ミニスカートという姿は完全に浮きっぱなし。そんな様子をある男がドアの隙間からこっそり見つめている。面接場所は、とあるお金持ちのお屋敷。家主は「紹介状がない人は面接しない。息子が求人広告を勝手に出しただけだから」と面接を断る。立ち去ろうとしたヒラリーに、執事が「地下で非公式の面接がある」と引き止める。
愛の選択のネタバレあらすじ:承
地下室には、先ほどドアの隙間から見ていた男性がいた。彼の名はビクター、28歳。白血病であり、病人の看護とはビクターの世話をすることだったのだ。ビクターから採用され、住み込みで仕事をすることになる。抗がん剤の点滴がはじまる。病院から帰るなり嘔吐、トイレで寝転がる有様。ヒラリーの想像以上に、抗がん剤治療は壮絶なものだった。元気な頃のビクターが写真に収められている写真立てを見て泣き出すヒラリー。帰り支度をはじめ、友人にも「この仕事はもう辞める」と電話する。その電話をこっそり聞くビクター。博士論文を書いている美術史の研究をヒラリーに見せる。「もし君が仕事を辞めるなら…」と話し出すが、ヒラリーはもうひと踏ん張りすることを決意する。図書館で薬草や漢方の本を借り、家のスナック菓子を捨て食生活から変えようとする。
愛の選択のネタバレあらすじ:転
化学療法が終わったので、お祝いに旅行しようとビクターから提案される。車で出かけ、新しい場所で家を借り一時的に住むこととなった。元気になったお礼にと、ヒラリーにモダンアートを教える。病気には見えないほど元気になったため、もう屋敷に帰ろうと薦めるヒラリー。「僕の心をあげるから側にいてほしい」と言うビクターに「ありがとう、離れない」と返す。喜ぶビクターは裸のまま家の外に飛び出し、やったー!と叫ぶ。しかし季節が変わってクリスマスイブ。ビクターの症状は悪化していた。悟られたくないビクターはこっそり注射を打つが、ディナー中に倒れてしまう。病院に行かない、もう治療しないと言うので、怒るヒラリー。ビクターの父に電話し、家の場所を教えて迎えに来て欲しいと頼む。
愛の選択の結末
翌日、パーティー会場でビクターを見つけ、追いかける。電話したことを謝罪。お見舞いには来ないで、と最後にキスして去っていくビクター。家まで追いかけ「逃げるの?生きるのよ」と励ますヒラリー。2人で朝を迎える。そして2人で家を出ていく。クリムトの絵の女性がクローズアップされて終わる。
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