2010年アメリカ映画 監督: エリック・レーンウービル 出演:ジェニファー・ラブ・ヒューイット、テディ・シアーズ、ソニヤ・ベネット、リンダ・ボイド他
『クライアント・リスト ザ・ムービー』は2004年にテキサス州オデッサで実際に起こった売春スキャンダルを基にしている。その後テレビドラマ、クライアント・リスト シーズン1の原作となった作品。
映画「クライアント・リスト ザ・ムービー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クライアント・リスト ザ・ムービー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クライアント・リスト ザ・ムービー」解説
この解説記事には映画「クライアント・リスト ザ・ムービー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
【栄光からの転落】クライアント・リストのあらすじ
美人コンテストで優勝経験をもつサムは街一番の美人で、自他共に過去にその美貌を武器に何でも手に入れていた。しかし妊娠が発覚しフットボールスターのレックスと結婚。3人の子持ちとなった。その後レックスは膝のケガでフットボールができなくなり、家計もどんどんと苦しくなる。サムも仕事をしていた解雇され、今月のローンも支払えなくなった。子供達がやりたい事もやらせてあげられないどころか、車のガソリンも入れるお金がなく、なんでも良いからと仕事を探した結果、街から1時間の所にあるサロンでのマッサージの仕事を見つけた。
【特別なサービス】 クライアント・リストのあらすじ
意気揚々と初仕事に出かけて行ったサムだったが、そこで驚くべきものを見せられる。それはマッサージとは名ばかりに、客に性的マッサージを提供する違法な店だったのだ。最初は逃げ出したサムだったが、家計を支える為にと意を決し店に舞い戻る。一日に稼ぐお金が予想外に高くこれで子供達にも好きな物を買い与える事ができると思ったサムはそのまま仕事にのめり込んでいく。バーで働く友人にだけその話を打ち明け、危険なことは承知なので時期限定でいつかは必ずやめると約束する。しかし彼女の驚くべき記憶力を利用して客を喜ばせ、どんどんと顧客を増やしていくのだった。
【薬】 クライアント・リストのあらすじ
店で大忙しのサムは、3人の子供の子育てやバザーに出すお菓子作り等が重なり疲れ切っていた。思わず居眠り運転をして事故にもあいかけた彼女は、顧客の1人から違法な薬を分けてもらう。今までに薬に手を出したことがないサムだったが、子供達の為に家事をこなす為ついに薬に手を出してしまうが、それは驚くほどの効き目があった。そこからは薬の虜になり、薬の副作用で躁と鬱を繰り返し子供達にも八つ当たりをし始める。薬が切れるとすぐに顧客に薬の手配を頼む様になる。薬も仕事も危険と分かっていながらも家族の為にと始めた事だったが、やがて自分の裕福な生活や欲しいものを手に入れる為と、自分の利益の為へ変化するサムだった。
【裏切りと逮捕】 クライアント・リストのあらすじ
敬虔なキリスト教の同僚は、ある日牧師様がその店に来た事にかなり動揺した様子だった。そこでサムは彼女に店を去る様に言い、自分と一緒に神に祈ってほしいという彼女をその店のすぐ近くの宗教団体で祈る様にと伝え彼女を行かせた。しかし同僚はその宗教団体に店の性的サービスについてバラしてしまい、結果従業員は現行犯逮捕、更にサムは薬物所持で検挙された。その様子をテレビのニュースでしったレックスや友人はかなりのショックを受けた。弁護士の友人に助けを求めるも、「クライアントリスト(顧客リスト)を出せば2年の懲役から免れるかもしれない」という取引を持ちこまれる。迷ったサムだったが、家族の為とその完璧な記憶力で顧客すべての名前を書き出し、その取引に応じる。結果、彼女たち従業員は1カ月間の投獄と罰金の刑となった。
【結末】 クライアント・リストのあらすじ
刑務所からでたサムは実家の母に預けた子供達とも会えずにいた。しかしそんなある日、近所の婦人方が一斉にサムの家に押し掛ける。今までは家計の事情は隠していた彼女だったが正直に全てを話した。しかし婦人方は来た理由はその事ではなく、どうやったら男性達をそれほどひきつけられるのかと聞きに来たのだと言う。最後には子供の誕生日パーティで夫と再会したサムは、ゆっくりながらも前向きに事を進める事で合意したのだった。
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