クローバーフィールド・パラドックスの紹介:2018年アメリカ映画。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムスが制作を手がける『クローバーフィールド』シリーズの第3作で、Netflixで世界同時公開されたSFスリラーです。シリーズ第1作『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008年公開)の前日譚にあたり、なぜ地球に“怪物”が襲来したのかが明らかになります。
監督:ジュリアス・オナ 出演者:ググ・バサ=ロー(エヴァ・ハミルトン)、デヴィッド・オイェロウォ(キール)、ダニエル・ブリュール(シュミット)、ジョン・オーティス(モンク)、エリザベス・デビッキ(ミーナ・ジェンセン)ほか
映画「クローバーフィールドパラドックス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クローバーフィールドパラドックス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
クローバーフィールドパラドックスの予告編 動画
映画「クローバーフィールドパラドックス」解説
この解説記事には映画「クローバーフィールドパラドックス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クローバーフィールド パラドックスのネタバレあらすじ:起
2028年。将来的に予想されるエネルギー資源の枯渇問題に備えて、宇宙ステーション「クローバーフィールド」では約2年の年月をかけて“シェパード粒子加速器”を使った全く新しいエネルギーを生み出す実験が行われていました。乗組員のひとり、エヴァ・ハミルトン(ググ・バサ=ロー)はこの任務に就く前、夫・マイケル(ロジャー・デイヴィス)に任務を受けるべきか相談すると、マイケルは「君が行けば世界は救われる。行かなければ誰も生き残れない」と背中を押しました。これまで何度も失敗してきたこの実験、司令官キール(デヴィッド・オイェロウォ)率いる乗組員たちは今度こそと装置を起動するとシステムは無事に起動して出力は順調に上がり、乗組員たちは遂に実験に成功したと確信していました。しかしその時、突如システムがトラブルを起こして船内に火災が発生、乗組員らが消火と修理に追われる一方で地球との交信も途絶えてしまいました。やがて乗組員らは、これまで目の前にあった地球がどこにも見当たらないことに気が付きました。
クローバーフィールド パラドックスのネタバレあらすじ:承
船内が大混乱に陥るなか、どこからともなく女性の叫び声らしきものが聞こえてきました。調べてみると、壁の配線スペースの中にはミーナ・ジェンセン(エリザベス・デビッキ)という見知らぬ女性が配線に絡まった状態で閉じ込められていました。なぜかミーナはエヴェのことを知っており、乗組員は誰一人心当たりがないもののひとまずミーナを医務室に運んで治療することにしました。一方その頃、地球ではマイケルは「クローバーフィールド」が消息を絶ったという知らせを受けていました。更に街では爆発が起き、ロシアが爆弾を投下したのではないかという噂が飛び交うなか、謎の巨大な影が映し出されていました。一方、船内では、シュミット(ダニエル・ブリュール)が何か企んでいると感じたヴォルコフ(アクセル・ヘニー)が突然体調に変調をきたし、体の中から虫が飛び出て心肺停止に陥りました。そんな時、目を覚ましたミーナはエヴァに語り掛けました。ミーナはこの「クローバーフィールド」のエンジニアであると主張、エヴァは家族と地球にいるはずだという信じがたい発言をしました。この船のエンジニアはタム(チャン・ツィイー)しかいないのにも関わらず。ミーナからシュミットがスパイだと聞かされたキールは彼の身柄を拘束しましたが、どうやら船内全体で得体の知れない状況が起こっている模様でした。
クローバーフィールド パラドックスのネタバレあらすじ:転
船内の修理をしていたマンディ(クリス・オダウド)は突然右腕が壁に吸い込まれ、右腕は分離された状態で勝手に動き出しました。やがてヴォルコフの体内からジャイロが見つかり、ようやく地球の位置を探り当てた乗組員は更なる驚愕の事実を突きつけられました。何と地球上では「クローバーフィールド」が落下したという報道がされていました。シュミットは、シェパード粒子加速器が生み出した莫大なエネルギーによりオーバーロードが発生し、船はその影響で“パラドックス”を起こし、“別次元の世界”に飛ばされたのだと確信しました。乗組員らはもう一度シェパード粒子加速器を起動して再びパラドックスを起こし、元の世界に戻ろうと試みましたが、その時システムエラーの発生とともに大量の水があふれ出し、タムは閉じ込められて死亡してしまいました。エヴァは一度脱出ポッドで地球に戻そうと考えていたミーナなら加速器を上手く起動できると判断しました。
クローバーフィールド パラドックスの結末
エヴァはこの船に乗る前に火災で我が子を亡くしていましたが、ミーナからこの別次元の世界では我が子が生きていることを聞かされ、自分はミーナと共にこの世界に留まる決意をしました。しかし、修理作業をしていたマンディは突如発生した磁力の異常に巻き込まれて爆死、キールはエヴァに船を託して宇宙の彼方に消えていきました。エヴァとミーナをこの別次元世界に残し、シュミットは船医のモンク(ジョン・オーティス)と共に元の世界に戻ろうとしましたが、エヴァを殴って気絶させたミーナはモンクを射殺、シュミットを負傷させると、気が付いたエヴァを殺そうとしましたが、ミーナの発砲した銃弾が窓を突き破り、ミーナは宇宙空間に吸い込まれていきました。エヴァはシュミットの手当てをすると、この次元の自分に向けてメッセージを残しました。家族を守ること、火災を未然に防ぐこと、そしてシェパード粒子加速器の設計データなども…。ようやく元の世界に戻ったエヴァとシュミットは、限界を迎えた船を捨てて脱出ポッドで地球へと向かいました。その頃、地球の上空では、雲の合間から謎の巨大な“怪物”が姿を現していました。
以上、映画クローバーフィールド パラドックスのあらすじと結末でした。
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