マイ・フレンド・フォーエバーの紹介:1995年アメリカ映画。冷めきった親子関係の中に、突如現れた親友。彼の秘密はHIV感染者だったこと。冒険、そして、死。一生の友達に出会えるために必要な映画。
監督:ピーター・ホートン 出演:ブラッド・レンフロー(エリック)、ジョセフ・マッゼロ(デクスター)、アナベラ・シオラ(リンダ/デクスターの母)、ダイアナ・スカーウィッド(ゲイル/エリックの母)、ブルース・デイヴィソン(スティーヴンス医師)、ほか
映画「マイ・フレンド・フォーエバー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マイ・フレンド・フォーエバー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マイ・フレンド・フォーエバー」解説
この解説記事には映画「マイ・フレンド・フォーエバー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マイ・フレンド・フォーエバーのネタバレあらすじ:1
主人公のエリックは、母親と二人暮らし。離婚した父とは、なかなか電話ができずにいた。夕食は大好きなチョコバー。エリックの母は冷たく、食事をしても冷凍食品。そんな毎日が続いていた。ある日、隣に男の子とその母親の二人が引っ越しをしてくる。隣の少年は、HIVに感染しているデクスターだった。最初はエイズを避けるエリックだったが、エイズが空気感染しないことを知ったエリックは、デクスターと遊ぶようになる。エリックは遊び相手が欲しかったのだ。
マイ・フレンド・フォーエバーのネタバレあらすじ:2
母には内緒でエリックはデクスターと毎日遊ぶ。デクスターのエイズは進行していて、疲れやすく、長時間遊ぶことは出来ない。エリックはそれを気にせず、川下りに誘ったりして一緒に遊ぶ。エリックはデクスターをどうにか治療できないかと、大量のキャンディーや、チョコバーを買い、独自の治療法を試していく。いろんな葉っぱを煎じて、デクスターに飲ませて、葉っぱの効果をノートにつけるのが日課になった。そして、アザミ草を飲ませてしまう。
マイ・フレンド・フォーエバーのネタバレあらすじ:3
その夜、デクスターは毒草中毒になってしまったのだ。デクスターの母・リンダが、エリックに、「葉っぱを飲ませたの?」と訊き、エリックは、検証したノートを差し出した。リンダは何も言わずノートを受け取り、急いで戻っていった。エリックの母・ゲイルは、エリックに掴みかかり、「私まで殺そうとするつもりか!」と、ひっぱたきながら言った。結局、デクスターは、命に別状はなかったが、ゲイルは言った「責任で罰せられるのは、親なのよ」。
マイ・フレンド・フォーエバーのネタバレあらすじ:4
エリックは、『沼地の植物からエイズに効く薬を発見!』というルイジアナの研究者の記事を見つけ、デクスターと一緒に、400キロ先のニューオリンズまで旅に出る事を決める。途中、船を見つけるが、船がなかなか進まず、デクスターの薬は後3日分しかなくなってしまった。エリックはお金を盗み、違うルートで進むことを決める。しかし、船の持ち主に見つかってしまう。男が大きなナイフを向けた瞬間、デクスターはエリックのナイフで自分の手を切り、「僕はエイズだ 僕を刺してみろ 一滴で死ぬぞ」と血がついた手を男に向けると、男は血相を変えて逃げていった。
マイ・フレンド・フォーエバーの結末
旅の後、デクスターは、感染症を引き起こし、入院していた。毎日のように遊びに行くエリックだったが、デクスターの症状は徐々に悪化、聴診器を当てている医師がなかなか戻ってこない。そこに、デクスターの母、リンダがやって来て、医師から死を告げられてしまう。僕のせいだ。と嘆くエリック。「あなたは精一杯やってくれた。一人ぼっちでつらい日々を、あなたが変えてくれた。いい友達が出来て幸せだったわ」。お葬式の日。そこには正装したエリックが居た。棺に入っているデクスターとエリックは部屋で二人きりになった。エリックのお腹には、不思議な膨らみがあった。リンダはエリックが片方の靴を履いていないことを気づき、デクスターのところへ行くと、デクスターはエリックの左足のシューズを持ち、デクスターの左足の靴はなくなっていた。エリックは川へ行き、デクスターの靴を川辺に浮かべ、その靴はまるで、ニューオリンズを目指すようにくだっていくのだった。
以上、映画「マイ・フレンド・フォーエバー」のあらすじと結末でした。
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