デトネーターの紹介:2006年アメリカ映画。武器密輸組織を追ってルーマニアに来た元CIAで今は国家安全保障局の捜査官が、生物科学兵器「デトネーター」や訳あり女を巡って諜報戦に巻き込まれる姿を描いたアクションサスペンスです。
監督:レオン・ポーチ 出演者:ウェズリー・スナイプス(サニー・グリフィス)、シルヴィア・コロカ(ナディア・コミンスキー)、ティム・ダットン(ジョゼフ・ボスタネスク)、ウィリアム・ホープ(マイケル・シェパード)、マイケル・ブランドン(フリント支局長)ほか
映画「デトネーター」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デトネーター」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デトネーター」解説
この解説記事には映画「デトネーター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デトネーターのネタバレあらすじ:起
元CIAアメリカ国家安全保障局の捜査官サニー・グリフィス(ウェズリー・スナイプス)は、最後の任務として武器密輸組織を壊滅させるためルーマニアのブカレストで潜入捜査を行っていました。グリフィスは地元ギャングのディミトリ(マシュー・リーチ)と接触し、サッカー場で武器の密売人と会合し数百丁の銃を買う契約を持ち掛けたところ、ディミトリの電話にグリフィスの正体を明かす内容の連絡があったことから一転して銃撃戦となり、グリフィスはディミトリ以外の全員を射殺、ディミトリは逮捕されますがグリフィスもまた地元警察に逮捕されてしまいます。その後、グリフィスの元に友人のシェパード捜査官(ウィリアム・ホープ)とCIA支局長のフリント(マイケル・ブランドン)が訪れます。実はグリフィスは過去の任務のいざこざが原因で殺人罪で起訴されており、出廷のため2日後にはアメリカに帰らなければならないのです。
デトネーターのネタバレあらすじ:承
フリントはグリフィスに、ナディア(シルヴィア・コロカ)という夫殺しの容疑をかけられた女性を護衛してアメリカに連れ帰って欲しいと頼みます。依頼を引き受けたグリフィスはナディアの隠れ家に向かいます。一方、ディミトリの叔父でギャングのボスのボスタネスク(ティム・ダットン)はグリフィスを始末することを企んでおり、隠れ家に刺客を送り込みますが間一髪でグリフィスはナディアを連れて脱出します。ナディアの夫はボスタネスクの組織の一員であり、組織の金を横領していたのです。翌日、釈放されたディミトリはグリフィスの跡をつけていましたが、あらかじめ感づいていたグリフィスは爆弾を仕掛けており、ディミトリは手下を失いました。ボスタネスクはディミトリの失敗を許さず、彼を始末しました。
デトネーターのネタバレあらすじ:転
グリフィスの捜査に関する情報が漏洩していたことがわかり、シェパードはCIAのセキュリティ担当者ミッチェル(ウォーレン・デローサ)に命じて原因を調査させます。その結果、フリントとボスタネスクに繋がりがあることが発覚します。ミッチェルは証拠のディスクをシェパードに渡して帰宅しようとしますが、そこにボスタネスクの部下が襲いかかり、ミッチェルは何とか難を逃れます。一方、グリフィスはナディアに惹かれて愛し合い、ナディアから一緒に金を持って逃げようと言われますが、ナディアはグリフィスの居場所をボスタネスクに連絡しており、グリフィスはボスタネスクの部下に捕らえられます。実はナディアの息子アレックスはボスタネスクの組織に拉致されており、金と引き換えに解放すると言われていたのです。
デトネーターの結末
ボスタネスクの狙いとは、ロシア製の生物化学兵器「デトネーター」を密売人から購入するため、ナディアの夫が着服した金が必要だったのです。グリフィスは組織の手下から逃れ、ナディアとボスタネスクが待ち合わせる予定のサッカー場に向かいます。グリフィスはギャング同士の銃撃戦を誘発、混乱に紛れてナディアとアレックスを助け出すとボスタネスクと格闘の末に倒します。ボスタネスクの携帯電話を手にしたグリフィスは、実はシェパードはボスタネスクと繋がっており、フリントに濡れ衣を着せようとしていたことを知ります。シェパードはフリントを殺害しようとしますが、駆け付けたグリフィスにより射殺されます。
事件解決後、アメリカ・アーリントン墓地ではグリフィスの葬儀が行われていましたが、実はグリフィスは「デトネーター」が組織の手に渡ることを阻止したことを認められ、死んだことにされて無罪放免となったのです。グリフィスはナディアとアレックスを連れて新たな人生に向けて旅立っていきました。
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